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TS魔女さんはだらけたい  作者: 相原涼示
209/211

168話

────────────────────────────

【ルヴィアスも】~変態?~《レウィリリーネview》

────────────────────────────


「あ、あのさレウィリ……」

「ん? どうしたのルヴィアス?」


 あのティターニア達の合同結婚式から……ん? 何年経ったかな?

 あたし達創世の女神はそれぞれが祝福を与えた『三神国』復興に色々と力を貸して、それぞれに復興を果たした。

 復興には本当に世界中から多くの人達が大勢集まってくれてあたし達は勿論、新たな王になるフォーネとリール、そしてゼオンもすごく驚いて……だけど、とても嬉しくて……ああ、あの時、ディードバウアーとの決戦の時、アリサお姉さんが仕掛けてたサプライズ映像。どうやらあの激しい戦いの様子も見せていたようで、集う人達が揃って多くの感動と感謝を伝えてくれたのだ。そして、是非復興に参加したいのだとも。


「大したことじゃないんだけど……なんだかんだで俺達も長い付き合いになるよな?」

「……ん。そうだね、神界の魔法探求のグループ組んで、今まで……ルヴィアスがあたしと一番一緒にいたね?」


 そして、今は『聖域』のあたし達のお屋敷でまったり♪ お客さんのルヴィアスも来てるんだけど、彼は自分で言ってるように、あたし達とはもうかなり長い付き合いで、既に家族のようなものなので、お構い無くの気にせず~の姿勢……ん、まぁ。自然体で接している。

 だけどどうしたんだろう? 今日のルヴィアスはちょっと緊張? してるみたいで、少し言動がぎこちない。


「だよなぁ~? ふふ、なんか懐かしいわ。いや、実はさ……この世界の問題片付いて、平和になって……色々あったなぁ~って少し思い出にふけっていたんですよ。この俺は?」

「ん、そう? ルヴィアスの思い出なら相当な長さになりそうだね?」


 なんせ彼は『魔神戦争』からあたし達が顕現できなくなっていた間も、この世界に留まり、帝国を築き上げて~ってやってきたんだ。きっと相当な数の思い出があるだろう。


「うん、そうなんだよレウィリ。 んで、今ようやく現在にまで振り返って来たんだけどさ~?

 ……相当、カップル増えたよね?」

「あの合同結婚式がきっかけだった……『四神』達もそうだけど、『黒狼』のみんなも、まあ。平和になったっていう証だと思う」

「……だなぁ。オホン! それでですねレウィリリーネさん? 俺も、いい加減彼女なんてほしいな~って思う訳ですけども!」


 平和になったことで、爽矢と朱美は結婚を考えてるらしい。だけど、アリサお姉さんとアイギスが先だなって、今は待ってる状態。他にも『黒狼』のバルドとセラは晴れて恋人同士になったし、ミュンルーカは何でか、パルモーとくっついた。


「……ふぅん。いいんじゃない? 神でもなんでか、リドグリフとイクシオンがくっついたし。アルティ姉さんもRYO兄さんとくっついたし……」


 チクリ……少し、ルヴィアスの話を聞いて胸が痛む。なんでだろう? 兄のように親しくしてきた家族が遠いところに行ってしまうような? 何か一抹の淋しさを感じてしまう。


「そう! 俺もゼオンに負けてらんないし……って! 違うだろ俺ぇぇ~そうやって誤魔化すなよ……」


 ん? なんかルヴィアスがひとりで頭かかえてるけど、なに?


「……よし! レウィリ。よく聞いてくれ? 俺は君がずっと好きだった! スパイとして魔神側に潜り込んだのも全部、君を守りたいって思ったからだ……だから! そのぉ~ぼ、ぼぼ。僕とお付き合いしてくれましぇんか!?」


 ……噛んだ。勢いよかったのは最初だけ、最後は一人称が僕になってるし。

 でも……そうだったんだ? 以前にアリサお姉さんがルヴィアスがスパイになった理由を見破っていたけど……そうだったんだ……ふぅん……


「あ、あのぅ~レウィリさん? やっぱり……ダメですかね?」


 あたしが特に反応を示さなかったから不安になったんだろう。今にも泣きそうな情けない顔をあたしに向けて是非を問うてくる……ふふ、あはは……なんだか可笑しい。


「えっ!? あ、あのレウィリ! 俺マズイこと言った!?

 謝る! 謝るから、その……泣かないでくれぇぇーっ!」


 え? ん? あたし……泣いて……る? あ……ホントだ……涙が、落ちた。

 なんで? 泣きそうな顔してたのはルヴィアスの方だったのに……どうしてだろう?


「……ごめん、変なこと言って気分悪くさせちゃったな? 今の言葉は忘れてくれていいからさ……」


 ……嫌だったから? ううん。違う……全然嫌だなんて思ってない……むしろ、心があったかくなって……

 ああ、そっか……あたし……嬉しいんだ?

 まるで『聖域』が無事に再生されたときのような、だけど、やっぱりどこか違う嬉しさ……


「えっと……つまんないことで時間取らせて悪かった……それじゃあ俺、帰るから……」


ぎゅっ。


 待って……行かないでルヴィアス。あたし、ちゃんと答えてないよ?


「レウィリ……?」

「……ルヴィアスって、変態?」

「ちょぉっ!? 何いきなり!? 違います! 俺は至って普通です!」


 あ、ごめん……言葉足りなかったかも。


「だって……あたしは、色々……小さい、よ?」


 そう、自分で言うのもなんだけど……正直あたしは女性というより、女の子っていう見た目。背丈もスリーサイズも妹のフォレアより小さい。ユニやユイにならぶちんちくりんだよ?


「ん。神界で……『幼女神』にも間違えられたくらいなんだけど?」

「関係ないだろそんなの? 俺はなレウィリ? 神界時代からずぅっとお前を気にしてたよ?

 一緒に魔法の研究したりしてたときも、魔装具いじりしてるときも……勿論、魔神がやらかしたときもだ。こう言っちゃなんだけど……アルティより、フォレアより……レウィリだけはなにがなんでも助けたいって……そう、思ってた」


 ……あ。駄目だ、涙出る。

 どうしてあたし……知らなかったんだろ? こんなにも想ってくれる人が直ぐ近くにいたのに……

 全然気づけなかった……ありがとうルヴィアス……


「……これからも、ずっとそう……想ってくれる?」

「誓おう。『神々神(デウス・イクシード)』のアリサ様に。

 いや、でも……あれだな? きっと今まで以上に想う事になっちゃうぜ♪ ほら、アリサ様とアイギスくんなんて今すごいラブラブじゃん? ははは! あの二人と同じくらい、いいや! それ以上!

 なんつったって今までずぅぅっと片想いしてたんだからさ!」


 最初すごく真面目に……でも、直ぐにおちゃらけたように笑って、ニカッって笑顔を向けてくる。うん。アリサお姉さん達のように、ってまではいい……あたしはあたしなりのペースで……


「ん。じゃあ……その、こんなあたしだけど……こ、恋人として……よろしく、お願いします」

「…………」


 ルヴィアス? なんで泣きながらあたしを拝むの?


「いや……マジにありがとうって気持ちでいっぱいで……よかった……夢じゃないよなコレ?」

「……夢じゃ、ないよ?」


 そっと、ルヴィアスの拝む両手をあたしの両手で包み、あたしも嬉しいって気持ちを籠めて、そう伝える。知らず涙が溢れてくるけど、いいの。嬉し涙だから……


「あーっ! こらぁぁーっ! このアホぽん! なにレウィリ姉を泣かせてんだぁぁーっ!?」


ドゴォォォーッッ!!!


「うぎゃらぁぁーっ!!?」

「んうぅっ!?」


 ビックリした! なんだかいきなりフォレアがルヴィアスに飛び蹴りを放って、横っ腹に直撃したルヴィアスが派手にすっ飛んでガラガラガッシャーンッッ!! 椅子とかテーブルを薙ぎ倒しバターンッ!


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【ここ数年】~忙しかった……~《アイギスview》

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「何事なのよコレは?」

「レウィリ姉! 大丈夫!? アホぽんになにされたの!?」


 階下からフォレアルーネ様の叫び声と、物凄い音が聞こえ、私とアリサの二人は急ぎ部屋を飛び出し、様子を伺う事にした。確か今日はルヴィアス陛下がレウィリリーネ様にご用事とのことで来訪されているはずなのだが?


「これは、酷い……家具が滅茶苦茶ではありませんか? ルヴィアス陛下、大丈夫ですか? 一体何があったのです?」

「あ~ヘヘヘ~♪ アイギスくん……俺は、俺はやったぜぇ~チョー幸せぇ~♪」


 えぇ……状況から察するに、レウィリリーネ様に何かして、それをフォレアルーネ様に見付かり、仕置きを受けたと、見受けられるのだが……それにしては、陛下はどうしてこんなにも幸せそうな顔で倒れているのだろうか?


「……フォレア。少し落ち着きなさい?」

「だってアリサ姉! レウィリ姉が泣いてたんだよ!? このアホぽんの目の前で!!」

「うっさいわねぇ~? 一体何の騒ぎよ?」「はぁ、騒々しいですよフォレア?」


 ぞろぞろと、騒ぎを聞きつけたティリア様もアルティレーネ様もお部屋からお出になり、この一階に集合した。先ほどからフォレアルーネ様が興奮状態で、倒れ伏す陛下に対し、構えをとっているが……本当に何があったのだ?


「……ふぅん。そう言うこと? レウィリ、ルヴィアス? 話してもいいかしら?」

「ん。ちょっと照れくさいけど……大事だし……」「おっけぇです……俺、今めっちゃ幸せなんで!」


 いち早くこの状況を理解したのはやはりというか、当然というか……アリサである。

 アリサはレウィリリーネ様とルヴィアス陛下にお声掛けした後、フォレアルーネ様を「どうどう~どどどーん♪」とか言って宥めてるのかからかっているのかよくわからないやり取りをして、集まった私達に説明を始めたのだった。


「説明っていうか……あれよね? 二人はくっついたんでしょ?」

「はぁぁぁぁーっ!? なにそれ! うち全然知らないんだけどぉーっ!?」

「まぁーっ! そうだったのですね! おめでとう二人とも!」

「あー、ルヴィアスのお目当ての子って、レウィリだったのね?」


 ああ、そう言うことか。陛下は遂に想い人であるレウィリリーネ様に打ち明けられたのだな? それでレウィリリーネ様もお応えになられ、嬉し涙を流したのだろう。そこをフォレアルーネ様が勘違いなされ、今に至るのだな?


「……は? え、マジ? 驚いてんのうちだけ? アイギっちはなんでどひゃーってなってないのさ!?」

「私はアーグラスより聞き及んでおりましたから……」


 うむ。そうなのだ。以前夢の中での彼との邂逅で色々と話は聞いていたのだ。


「ぎゃあぁーっ!? マジか、ごめーんルヴィアス! レウィリ姉もーっ!」

「イテテ……大丈夫大丈夫! いや、ホント……俺今マジに幸せ絶頂だからさ!!」

「ん……あたしも。凄く嬉しい」


 豪快に謝罪するフォレアルーネ様に打ち付けられた全身を擦りながら、なんともしまりのない、だらしない表情でルヴィアス陛下は笑い出す。そんな陛下を見ているレウィリリーネ様もまた、とても幸せそうだ。


「なんちゅうデレデレ顔してんのあんた? 言っておくけどねぇ、少しでも大切な妹を悲しませたりしたら……」

「ひぇ……」


 そのあまりにもだらしない陛下の表情にアリサが少し怒っている。陛下もそれを察したのだろう、浮かれていた顔が一気に青ざめ冷や汗を浮かべ始めた。


「あんたの今までがぜーんぶ消える事になるから気を付けるのよ?」

「は、はいっ!! 俺の全霊をかけてレウィリを幸せにします!」


 ビシッと姿勢を正し、にっこり怖い微笑みを浮かべるアリサに大声で宣誓するルヴィアス陛下である。家族思いのアリサのことだから、もし陛下がレウィリリーネ様を悲しませたら……うん。本当にやりかねないため、この誓いが破られることは決してないだろうな。


「もう、アリサお姉さまったら心配性なのですから……私達を思っての事とはいえ、少し脅かしすぎです。

 RYO兄様のときもそうやって脅かすから、アリサお姉さまはすっかり怖がられてしまっているじゃないですか」

「私が怖がられるくらいであんたらが泣かずに済むなら、全然いいわよ?

 いーい、あんた達? 困ったことあったら隠さずに相談すんのよ? 私が殴ってやるからね!」

「んーん……アリサお姉さん、それじゃ余計に相談しづらい」


 あははと笑う女神達に、身が引き締まる思いの私と陛下……互いに顔を見合せ「気を付けよう」と声を掛け合う。


「……それはそうと、どうだいアイギスくん? 式の段取りなんかはちゃんと進んでるかい?」

「ええ、アリサと二人で話し合い、大きな流れが決まったところです。後は詳細をこれから詰めていくところですね」


 私とアリサが晴れて恋人同士となってから数年。思い描いていた、甘い生活は残念ながら叶わず、多忙な日々が続いたのだ……『三神国』復興のため、各国のギルドが発行する様々なクエストを請け負ったり、ゼオンを始めとする各国の王との会合等が多々あり、あっという間に日々が過ぎ去っていった。


「私達もようやく落ち着けるようになってきたからね~教える側になる教員達もしっかり育ってきたし、学校も軌道に乗るでしょう」

「すみませんお姉さま。私が外交でもう少し厳しい態度を取っていれば、ここまで苦労をかけることもなかったのでしょうが……」


 『セリアベール』で開校する『セリアロッド学園』。私の師である、デールが学園長となり、副学園長にはゲンが就くこととなったのだが、アリサ曰く、肝心の教員達の学力のバラツキが大きいとのことで、急遽学習プログラムが別個に組まれたりした。

 また、先程の王達との会合で、学園が『セリアベール』だけでは足りないと声が挙がり、アルティレーネ様が度重なる交渉を経て、『ゲキテウス』と『エルハダージャ』にも開設する運びとなった。


「ん。まぁ……そこは仕方ないと思う……一ヶ所に集中しちゃうのもよくない」

「まーそうだよね~? でもまさかうち等も教員教育に駆り出されるはめになるとは思わなかったけどさ……」

「いや、本当に忙しかったわね……教えるのは結構面白かったけどさ」


 レウィリリーネ様にフォレアルーネ様、更にはティリア様までもが教鞭を取り、各国の学園の基盤を整える事になり、皆様とてもお忙しくされておられた。そのため、私とアリサの結婚式が延期に延期され数年。

 ようやく挙式するまでに漕ぎ着けたのだ。


「今回の式は凄いわよ~♪ なんせ私達のアリサ姉さんの挙式だもんね!」

「ええ。今や『神々神(デウス・イクシード)』であるアリサお姉さまの名を知らない者はいないくらいですし……」

「ん。全国から早くもお祝い品とか、延期が続いてしまった事へのお詫びとか沢山届いてる」

「祝日も増えるね! 『神々神(デウス・イクシード)』結婚記念日ってさ! ぷふふ♪」


 そんな風に笑い合う女神姉妹達を見て、私とアリサ、そしてルヴィアス陛下はつられて笑い合うのだった。


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【盛大に祝わんとな!】~集う『誉』~《ゼオンview》

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「やっと嬢ちゃんとアイギスも結婚か、いや~長かったなぁ?」

「ゼオンさん、いいえ、ゼオン陛下? お二人の挙式が遅れたのは僕達にも責任があるってこと、お忘れなく!」

「まったくだ……コレではいずれ産まれてくるココノエに顔向けできんぞゼオン?」

「ははは、私達に宛てた彼女の手紙に「おばあちゃんにあんまり迷惑かけちゃ駄目だよ?」という内容が書かれていたけど……」

「ワッハッハ! まぁーっ! しょうがねぇってことでいいじゃねぇか! エミルは相変わらず気にしすぎだぜ!」


 いやぁ~久し振りにやって来たぜ『聖域』! なんと今日はめでてぇ、アリサ嬢ちゃんとアイギスの結婚式だ! あぁ~長かった。魔王問題片付けた後、俺達はそれぞれ散り戦後の処理だの、国の復興だの、学校の設立だのなんだのでそりゃぁ、目も回る忙しさだったんだわ。

 集った『誉』の面子達も、俺は『セリアルティ王国』復興の旗頭になり、祖先達が夢見てきた王国を無事に復興させて、一国の主よ!

 ガッシュの野郎は王族のお目付け役ってことで、公爵だ。あのエリクシルみてぇな奴を二度と生み出さねぇように、俺の次代が馬鹿やらかさねぇように……ま、そこはお互い様だがな? 俺が復興した『セリアルティ』の王になるんで、代わりにこいつに『セリアベール』を任せることにしたぜ。

 エミルはまあ、変わらず俺の補佐だ。宰相としてこれからもバリバリ働いてもらうぜ!

 デールは当初の予定通り、『セリアベール』の学校。『セリアロッド学園』の学園長。副学園長にゲンが就いて、既に入学希望者に向けた簡単な試験問題を作り始めてるとこだな。

 んで、ゲッキーは『ゲキテウス王国』と『ルーネ・フォレスト王国』とで色々連携を取り合って、交流なんかも計画してるらしいぜ?


「しっかし、あのココノエがまさか未来からきたなんてなぁ? しかも嬢ちゃんの孫とか、未だに信じらんねぇ気持ちだぜ……」

「ちょっとゼオンさん! その事は内密にとアリサ様も仰っていたでしょう? 大きな祝い事で各国の重鎮達も来られているんですから、気を付けて下さい!」


 おっとやべぇやべぇ! そうだったぜ、「別に私達を頼ってもいいけど、ココノエの事は迂闊に口にしちゃ駄目よ」って嬢ちゃんにも釘刺されてんだったぜ……いけねぇな、俺としたことがちと浮かれちまってるようだぜ。


「賑やかね陛下? うふふ。式が始まる前からそんなにはしゃいではいけませんよ?」

「今日は、とっても喜ばしい日ですからね~? 気持ちはわかりますけど♪ あ、お久し振りですね~ゲッキー?」

「ご自分のことを後回しにしてまで、私達の式を優先してくださったアリサ様方……今日はそんなアリサ様に国を挙げてお祝いをしなくてはなりませんものね?」


 お~どうやら俺の嫁達が化粧直して戻ってきたみてぇだな?


「おう! モモは王妃になっても相変わらずだな? レジーナみてぇに女らしくなるかと思ってたけどよ? ノーヴェは久し振りだな、前の会合以来か?」

「だぁって、正室がレジーナにとられちゃったんですもーん! まあ、側室は結構気楽なんでいいんですけどね~? でもでも、最近は粉☆砕できてないのがちょっと~不満かも!」

「ふふ、もう女だからと見下される時代じゃないし、しっかりした立場も旦那様もゲットさ! ただ、どうしても時々こう、クセが出てしまうね?」

「大国の『ゲキテウス王国』の獅子王に覚えていただき光栄ですわ。今後ともゼオン陛下を影に日向に支えていきますので、どうぞよしなに♪」


 まあ、結局この三人が俺の嫁になった。実際『セリアルティ』を復興するのに、この三人にはすげぇ助けられた。そして、復興を見届けたビット殿にユグライア王が満足そうに天に還っていって……俺も王として国を背負う覚悟が改めて固まった。


「よし、それでは行こうか皆。アリサ様とアイギス殿……そして女神の皆様方にご挨拶せねばな?」

「ああ、そうだね。私も教員達の教育係りをしてくださった皆々様には感謝申し上げねば」

「ふぅ、そうですね。既にゲンさんがお礼をしているとは言え、トップも直々に頭を下げるのが礼節というものです」

「だよな、俺様も無理言って『ゲキテウス』に学校開設したからなぁ~何度だろうと感謝はしねぇとならんぜ!」


 ああ、んじゃ行くか! 俺達はガッシュの声に揃い動き出す。まずは世話になった女神の皆様に礼を言って、嬢ちゃんとアイギスに「おめっとさん」って声掛けるとするぜ。


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【はぢめての】~『聖域』~《アーヴィルview》

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「すげぇ……ここが……『聖域』なんだな……」

「魔素が濃いのに、とても神聖な空気……」


 皆、お久し振りだ。俺達を覚えてくれているだろうか? 『セリアベール』の冒険者パーティー、『七つの光(セブンズレイ)』のリーダー。アーヴィルだ。

 以前『セリア洞窟』でお世話になったあのアリサ様と、元『白銀』のリーダーを務めたアイギスさんがこの『聖域』の女神の神殿で結婚式を挙げると聞き、俺達『七つの光(セブンズレイ)』は死に物狂いでやって来た。

 『セリア洞窟』だけじゃない。かつての『氾濫(スタンピート)』でも大変助けられたのだ、それに『セリアベール』と『セリアルティ王国』に多くの美味しい料理を広めてくれたり、学園の開設にも尽力してくれたアリサ様の結婚式だ。絶対にお祝いに駆け付けなくてはいかん! そう、パーティーメンバー全員が意気投合し、俺達はAランクから遂にSランクへ昇格! そして度重なるチャレンジを繰り返し、今日のよき日に『聖域』入りを果たせたのだ。

 初めて足を踏み入れる『聖域』。その濃いながらもどこか神聖な魔素を全身で感じ取り、俺とディーネは感嘆のため息をつく。


「デケェェーっ! 間近で見ると『世界樹(ユグドラシル)』スゲェ……」

「ここまでの道中……長かったですな!」


 目の前に聳える巨木、『世界樹(ユグドラシル)』を見上げ、驚きと感動を表すゴードとエリック。


「ああ、確かに凄いが……あの神殿もまた見事だぜ」

「素敵~♪ あそこでアリサ様とアイギスさんが結婚式を挙げるんだぁ~? あぁん、憧れちゃうわね!」

「ふひ! それよりアリス様はどこかなぁ~? 僕はアリス様に踏まれたい一心でここまで来たんだからね~♪ ほらぁ~早く行こうぜ~みんなぁ!」


 その『世界樹(ユグドラシル)』を護るように包み込む建造物。女神の神殿を見てビリーとシンシアがそれぞれに感想を漏らす中、ブレないのがファビルだ。俺達はそんなファビルに肩をすくめて苦笑いで『聖域』を進む。


「うおぉぉ!? なにこれぇーっ!? ちょっとした町になってんじゃん!」

「おい! 見ろ、あの看板……冒険者ギルドじゃないか!」

「っていうtか……人多いわね? しかも、うえぇっ!? あの人『ゲキテウス王国』の重鎮じゃない!?」

「そ、それだけじゃねぇぞ? 『ルヴィアス魔導帝国』の王族とか、『ジドランド王国』の賢者とか……とんでもねぇ面子が普通に歩いてる!」


 絶句。『世界樹(ユグドラシル)』に近付くにつれ、賑やかな喧騒が聞こえてきて、なにかと思い来てみれば……そこには多様な建築用式の家々がしっかりと区画整理されて、規則正しく並んでおり、小さな町になっていた。

 驚くのはその町を歩く人々で、右を見ても左を見ても世界各国の重要人物の姿が見てとれる。ファビルとシンシア、ゴードが叫ぶのは、そんな俺達がまず会うことのない重鎮達と思わぬ遭遇をしたからだ。

 そして俺とビリーはそんな町に随分見慣れた看板があることに驚いている。


「驚きですぞ……『聖域』にまで冒険者ギルドがあったとは! ささ、皆の衆。早速入って見ましょう! 某、興味が尽きませぬ!」

「あ、ちょっとエリック! もう、しょうがないわね。みんな行きましょう?」


 ははは、どうやらそれはエリックも同じだったようで、もう我慢できんとでも言わんばかりに駆けて行ってしまう。慌てたディーネの声に俺達もエリックの後を追いかけて冒険者ギルドとおぼしき建物に入った。


「あっれぇ~? お前ら『七つの光(セブンズレイ)』じゃねぇーか!」

「おお、よく来たな? 遂にお前達もSランクか」

「あ、『黒狼』のセラさんにバルドさん!」


 扉を開けたその先には何度か『セリアベール』で見かけた『黒狼』のバルドさんとセラさんの姿があり、ディーネが思わず声をあげた、それに……


「新たなSランクの誕生とは、喜ばしいわね」

「と、言っても。この『聖域』じゃ最底辺だしなぁ……ま、とりあえずマスターに会っておけよ?」

「うわ、『エルハダージャ』の『閃光』!? もしかしなくてもリーダーのウィーリミア女史とサブリーダーのレグス氏!?」


 なんと東の大国『エルハダージャ』の誇るSランク冒険者パーティー『閃光』までもが顔を揃えているではないか!? これにはシンシアだけでなく、俺達みんなして驚きを隠せない。


「いくら外でSランクになったっつってもよ、この『聖域』じゃようやくスタート地点に立てたってだけだからな? 油断すんじゃねぇぞアーヴィル?」

「え、ゼルワさん! 『ルーネ・フォレスト』から『聖域』に来てたんですか!?」

「当然です。散々お世話になったアリサ様と、元リーダーのアイギスの結婚式ですもの」

「サーサさんも! じゃあ久し振りに『白銀』のみんなが集合ですか!?」

「儂等だけではないぞい? 『黒狼』もそうじゃし、『閃光』も『猫兎(キャットラビット)』も、ほっほっ♪ アリサ様に世話になった連中は皆きておるんじゃないかのぅ?」


 解散した『白銀』のゼルワさんにサーサさん、そしてドガさんまで! これは凄いな! 思わず俺とディーネは嬉しさのあまり、大声をあげて喜んでしまう。憧れの英雄達が勢揃いする。その場面に立ち会えるなんて、なんと言う光栄だろう!


「まあまあ、みんな! 折角頑張ってSランクになった彼等なんだから、まずはおめでとうってお祝いしてあげなきゃでしょう?」

「ふふ、そうですねレイリーア。『七つの光(セブンズレイ)』のみんな、おめでとう」

「ふっ……ようこそ……『聖域』へ……だな」


 おぉ! ありがとうございます! レイリーアさん、シェリーさんもデュアードさんも!


「ははは! 実は小生達もこの『聖域』入りを果たしたのはつい最近のことでしてな」

「いやぁ~あっはっはっは! 魔物が強いのなんの!」

「簡単そうに見える採取クエストも命懸けだ、まさに初心に帰った気分だよ!


 そう言って笑うのは『閃光』のドムさん、キャルルさん、レグスさんの三人。彼等は世界じゃ名の知れたSランクパーティーだが、その彼等をしてこの『聖域』の冒険者ギルドが斡旋するクエストは入り口にすぎないとは……少し臆してしまうな。


「マジかよ……ちょっと興味あるな。おい、クエストカウンター行って見ようぜ?」

「あ~そうだねぇ……ここのギルドマスターにもご挨拶ご挨拶ってね♪」

「あぁ、因みに~ここのギルドマスターさんはアイギスさんのお父さんですよ~?」

「うふふ♪ 受付嬢は私の旧くからの同朋ですからね? くれぐれも粗相のないように♪」


 え、そうなんだミュンルーカさん? へぇ~アイギスさんのお父さんか、どんな人だろうな? んで、受付嬢がウィーリミアさんの友達? あれ? ウィーリミアさんって確か森のニンフ……アルセイデスだったよな? その同朋ってことは妖精さんか。


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【オホホ♪】~楽しゅうございます~《リリカview》

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「いらっしゃいませ。『聖域』の冒険者ギルドへようこそ」

「「「あっ! は、はい! どうもこんにちは、はじめまして!!」」」


 うふふ♪ 可笑しい人達ですね。先程まで他の皆さんと談笑されていた新人さん達が私を見て少し焦っています。外ではSランクとして名を馳せたでしょうに。何をそんなに焦っているのかしら?


「本日はどのようなご用向きでしょうか? と、本来ならお相手するのですが……」

「するのですが……?」


 あら? この子はエルフですね? それも随分お若い……いえ、むしろ長命のエルフから見ても赤子に等しいくらい? それなのにもうSランクとなって、この『聖域』にまで来るとは……将来有望ですね!


「済まないな。本日から数日はこのギルドも少しばかり休業させてもらうのだ」

「えぇ!? なんでーっ! 私達必死の思いで来たってのに! ちょっとお姉さん、説明してちょうだい!」


 奥からギルドマスターを務める旦那様が顔を出しました。賑やかな彼等の声を聞き付けたのでしょう。ですが、ギルドが数日お休みになると聞いたシンシアと呼ばれた女性が納得いかないと、その理由を問いただしてきます。


「落ち着かれよ。其方等も今日、この『聖域』で何が行われるかは聞き及んでいるであろう?」

「私達は皆、アリサ様に返しきれないほどの恩がございますの」


 そうです。本日はアリサ様とアイギス様の結婚式。長々と延期が続いてしまっていた式がようやく執り行われる、素晴らしい日なのです。


「申し遅れた。私はガルディング……この『聖域』の冒険者ギルドを預かる者だ。新しく参られた其方達『七つの光(セブンズレイ)』を歓迎しよう」

「私は『雪女(スノウリリィ)』のリリカと申します。主に受付を担当しておりますので、よろしくお願いしますね」


 おぉ……それなら納得だ! よろしくお願いします! と、『七つの光(セブンズレイ)』の皆さんも納得してくれたご様子。うんうん。リリカさんも安心ですね。


「よし! それじゃあ今夜の宿を探そう。ガルディングさん、リリカさん、宿屋はないだろうか? よかったら紹介してもらえると嬉しいんだけど?」

「そうね。折角『聖域』に来たのだし、暫く滞在したいわ」

「歴戦のSランクパーティーが難儀だって言うクエストも見てみたいしな!」


 『聖域』全体。いいえ、世界中を挙げてのこの祝祭に『七つの光(セブンズレイ)』の皆さんも納得いただけた様子。アーヴィルさん、シンシアさん、ビリーさんからお話を伺うに、どうやら皆様は結婚式に参加されるついで、暫く滞在したいとのことです。ふむふむ、畏まりました。幸い、このギルド……ふふふ、元は『ランバード公爵家』の屋敷は広く、お部屋も空いておりますからね。

 使用人達もセルフィーヌ様と、シーベルさんのご指導により、宿屋としての対応も身に付けておりますのでなんの問題もなくご宿泊いただけますよ?


「へぇ~ありがたいねぇ~♪ んでも、お偉いさん方も一緒だったりしないの?」

「ご安心を。各国の代表達は神殿の方に宿泊されますから」

「わーぉ! こりゃまたえらい美人さん……は? ウッソだろ? アイギスさんの母親!? で、マスターが父親ぁ~? いやいや、若すぎでしょ!?」


 オホホ♪ 奥様のセレスティーナ様が奥の執務室からお出でになられ、ファビルさんの質問にお応えなさるとゴードさんがとてもだらしなく……失礼。喜ばれましたが、奥様と旦那様の素性をお話すると、面白いように驚かれて、プッフ! ああ、いけません。楽しくて仕方ありませんね。


「あはは♪ だよねぇ~わたしも未だに信じられないよ!」

「俺達も君達と同じような反応したよ。ウィーリミアくらいか? 平然としてたの?」

「キャルルさんやレグスさんはそれはもう大変素晴らしい反応で、このリリカめも大満足でしたが、やはりウィーリミアは駄目ですね? 「ふーん」で終わってしまってつまらないったらありゃしません。故に『閃光』の皆様は減点でございます

「リリカ~ホントそれ止めなさいよ! ギルドの受付嬢が顧客を依怙贔屓しないの!」


 はほーん。ウィーリミアが騒いでおりますが知りませーん。外のギルドならともかく、ここは『聖域』の冒険者ギルドでーす。


「なんでも激務をこなすリリカさんを楽しませると、『リリィポイント』が貯まるんだそうだ」

「ったく! 好き勝手やりやがってよぉ~? ま。アタイとしても面白ぇからいいんだけどな♪」


 その通り! バルドさんとセラさんの仰る通り、『リリィポイント』はなんと! 「面白そうだしいいわよ♪」と、アリサ様にもお認め頂いている制度でございます!


「ははは……色んな意味で他のギルドとは違うんだな?」

「カードもございますよ? 『七つの光(セブンズレイ)』の皆様は大変個性豊かで面白いのでオマケして、二つスタンプを押して差し上げましょう♪ このスタンプが十個貯まると……いいことがあるかもしれません♪」


 うふふ♪ 実はこのスタンプ制度もアリサ様のご提案。いつもご贔屓に~と感謝をこめて新設した制度なのです! 十個貯まった特典は些細なものですけれど、『黒狼』の皆様も『閃光』の皆様も喜んで集めているのですよ?


「はぁ……例えばどんなのがあるんですか?」

「うふふ。『リリィポイント』で人気なのはお食事券でしょうか?」

「うむ。この『聖域』にはいくつか食事処があるのだが、それらの店で一品無料になる券だな」


 そうなのです。特に人気なのが今奥様と旦那様が仰ったお食事券。この『聖域』の食事処はいずれもアリサ様から直々の教えを受けた料理人が作る、とても味わい深い料理が食べられます。


「最近はアリサ様直々の手料理って食べてないのよねぇ~?」

「ここの食事処のご飯も美味しいですけどね。やっぱりアリサ様が作るのとはどこか違いますよねぇ~?」

「……ああ、だが。他より……美味い……お前達も、一度食っていけ」


 シェリーさんとミュンルーカさんがちょっと残念そうですね? ええ、私も最近はアリサ様の手料理を頂けていません……今度お願いしてみましょうか?

 デュアードさんが『七つの光(セブンズレイ)』の皆さんに食事処の料理のことを話せば、アーヴィルさん達は感心したように頷き、ウィーリミア達はアリサ様の手料理を食べたことのある私達を羨ましがり、それを煽るようにゼルワさん達が自慢話を話し出したり……ふふふ、賑やかですね♪


ピンポンパンポーン♪


《コチラヒャッハー! コチラヒャッハー! 『聖域』二通達~『ミストレイク』カラ姫ト騎士ガ到着ダゼ~? 朱雀塔二着陸スルカラ退避シテテクレヨー?》

「おっと。やっと来たぞ? これで久し振りに『黒狼』も全員揃うな」

「は? なにこれ? どっから聞こえてくんの!?」


 おやおや、ヒャッハーさんの流す放送にバルドさんが立ち上がり、ファビルさんが慌て出します。

 さて、それでは私達も出迎えに参りましょうか?


「は? え? なになに? どっかの偉い人? あれ? でも『黒狼』が全員揃うって……」


 ふふふ、シンシアさん。そんなに慌てなくても行けばすぐわかりますよ♪

アーヴィル「俺とビリー、ゴードとファビルとエリック、シンシアとディーネでそれぞれ部屋あるって!ヽ(゜∀゜)ノ」

ビリー「おいおい、三部屋も借りられたのか?(・о・) 値段高そうだが大丈夫か?(;´д`)」

ファビル「あ~僕も一緒に見たけど結構普通の宿と変わらないお値段だったさぁ~♪( ´ー`)」

ゼルワ「アリサ様の方針で「いつものお値段でちょっと豪華に!ヾ(o≧∀≦o)ノ゛」って言う経営してるんだと(*´▽`*)」

エリック「それはなんだか得した気分で嬉しいですな!ヽ(*´∀`)ノ」

シンシア「ちょっと!Σ(*゜Д゜*) めちゃくちゃ豪華なお部屋じゃない!?(о^∇^о)」

ガルディング「うむ(^ー^) 元は貴族の屋敷故な、部屋も余っているし、広いのだ(°▽°)」

ビリー「すっげぇ~これで他と変わらん値段で泊まれるのか……っていうか広いし男女二部屋でよかったんじゃないか?(;゜0゜)」

ゴード「こりゃそうだな……俺っち達はアリサ様へのお祝いの品と……( ゜Å゜;)」

ディーネ「この『聖域』に渡るための準備で結構なお金が飛んだから……( 。゜Д゜。)」

セレスティーナ「あら、それでは変更されますか?(^-^)」

アーヴィル「お願いしますm(_ _)m 後、食事処の話が出てましたけど……(_ _)」

エリック「某、天ぷらが美味な店がいいですぞ~♪( ・∀・)」

リリカ「うふふ♪(*`艸´) それでしたら~……」


店員A「さあさあ~よってらっしゃいよってらっしゃい!(ノ≧▽≦)ノ 今日はめでたい日だから全品半額だーっ!(ノ゜∀゜)ノ」

店員B「安い! 美味い! 速い!(≧□≦) そこな道行く高貴なお方!(^∇^) 是非ともうちのメシを食ってみてくれ!(*^▽^*)」

ゼオン「ははは!(´▽`*) いやぁ~たまんねぇなぁこのお祭り騒ぎ!(*´∇`)」

ガッシュ「ああ、『セリアルティ』にも負けず劣らずだ(´・∀・`)」

デール「お、見ろよゲッキー!(*゜Д゜) 噂のウナギの蒲焼きだぞ!(*゜∀゜)」

ゲッキー「マジだ!?Σ(゜ω゜) よっしゃ! ちっと食って来る!ヽ(*´∀`*)ノ」

エミル「ちょっとデールさん、ゲッキー!?Σ(´Д`;) 先にアリサ様達に挨拶をって……もう行っちゃった( ´Д`)」

レジーナ「ふふふ、昔から変わらないわね♪(*´艸`*)」

モモ「まーったく┐(´~`;)┌ いつまでもゲッキーはお子ちゃまなんですから(*≧∀≦)」

ノヴェダリュス「獅子王様は本当にお魚が好きでいらっしゃいますのね(・о・) ふふ、今度北の海の幸を手土産に『ゲキテウス』に遊びに行きましょうか?(*´∇`)」

ガッシュ「遊びって……(´Д`;) せめて外交と言えノヴェダリュス(*゜∀゜)=3」

ゼオン「ワハハ!(´▽`) そいつはいいな、今度みんなで行こうぜ!( ̄▽ ̄)b」


ルヴィアス「あ、ほらレウィリ( ´ー`) あれなんて美味そうじゃないか?(´∀`*)」

レウィリリーネ「ん♪(*´∇`*) あれはわたあめ(_ _) とても美味しい(゜ー゜*) はんぶんこして食べようルヴィアス?(*´ェ`*)」

ルヴィアス「ああ、メビウスの夏祭りで見たやつだよな?(*´▽`*) よし、じゃあ一緒に食べようか♪(*>ω<*)」

ティリア「なかなか健全なお祭りデートじゃない♪(*´∇`)」

フォレアルーネ「ぐぬぬぅ(≧口≦) RYO兄にアルティ姉、アイギっちにアリサ姉、更にアホっぺにレウィリ姉までとられた~!(。>д<)」

ティリア「あんたも彼氏つくったらいいんじゃないの~?(゜~゜) あ、私も旦那と廻るからまったね~♪( ゜∀゜)ノシ」

フォレアルーネ「ちょっとティリア姉まで!Σ(Д゜;/)/ わーん!。゜ヽ(゜`Д´゜)ノ゜。 リア充共めぇーっ!ヽ( `皿´ )ノ」


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