閑話 メビウスの四季 春~前編~
アリサ「はーいヽ( ・∀・)ノ ユニーク六万突破記念の閑話だよ♪(ノ≧▽≦)ノ」
ユニ「わーい!ヽ(*>∇<)ノ みんないつもありがとぉぉ~♪o(*⌒―⌒*)o」
アリア「んぅ~(’-’*)♪ 感謝の気持ちでいっぱい!(_ _) 本当にありがとうm(_ _)m」
シャフィー「私達からも!(^∇^)」
ネーミャ「ありがとうございま~す♪゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜」
アリサ「あい( ̄0 ̄)/ そんなわけで『メビウスの四季』シリーズ( *´艸`)」
ユニ「今回は『春』にやった楽しい行事の事をお話するよ♪(*´▽`*)」
シャフィー「前編と後編に分けての投稿となりますので、ご確認のうえお楽しみ下さい。だ、そうです♪(´∀`*) ちゃんと言えました~!ヽ( ゜∀゜)ノ」
アリサ「うんうん(^ー^) 偉いよシャフィーちゃん( ´ー`)」
ネーミャ「それではどうぞお楽しみ下さ~い♪ヽ(*≧ω≦)ノ」
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【春は曙】~ミーナも元気~
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春は曙~春眠暁をおぼえず~♪ あふぁ……おふとぅん気持ちいい~もっともーっと微睡んでたーい、んむにゃむにゃzzz。
「にゃあぁ~ん♪」
ドムッ!!
「うぐほぉっ!!?」
ゲッホゲホッ!!? ぐっへぇっ! な、なんぞ!? 何が起きたの今!? うおぉぉ、ま、まともに息が出来んかったわ!
麗らかな春の陽気に包まれてとっても心地好くおねんねしてた私を、突如として強烈な衝撃が襲った。ピンポイントで鳩尾に落ちてきたその衝撃は私を一気に叩き起こし、一瞬の呼吸困難に陥らせる。仰向けで咳き込んだもんだから飛んだ唾が顔に落ちてきてぎゃあー! ってなる!
「うにゃにゃにゃー!」
ペペシッ! ペペシッ!
「あうっ! ミーナぁ~! あんた人にダイブかました上に連続パンチってどーいうわけよ?」
「にゃんにゃ~ん♪」
ぁい、みなさんおはやうございます。『聖女』のアリサです。今日はまた『無限円環』の様子をみんなにお届けしますよ~?
まず、今私を襲った衝撃の正体は愛猫のミーナだってのは直ぐにわかったのだけど、問題は何処から私の鳩尾にダイブしてきたのかってこと。ベッドの近くにはそんなに高さのある家具は置いていないし、一体どうやってあんなに強烈なダイブができたのか?
前世でベッドのすぐ近くにキャットタワーを置いていて、今と同じ経験をしたため、ベッドの近くにはミーナが高さを取れる家具は置かないよう注意してきたんだ。
「にゃあーんっ! にゃんっ!」
ペシンペシンッ!!
うーむ、それなのにどうしてダイブできたの? 私のベッドの周りは化粧台に精々が魔装具作成のための作業台があるくらいで、その高さは私が立った状態で太もも程度だ。化粧台の鏡も壁に埋め込まれているので、足場にはできないはずだし……
「にゃぅ!」
カプッ!
「あ痛っ! ちょっと噛まないでよミーにゃん!」
イデデ! さっきからペシペシといまだベッドに横になっている私の顔にパンチかましてくるミーナを片手でてきとーにあしらっていたら、ちゃんと相手してないのがバレたのか、指に噛み付かれた。ちょっといつもの甘噛みと違い、力が入っていてマジ痛い!
「わかったわかったわよ! 起きるから離して~!」
「うーにゃん!」
はぁ~まったく……なんか春になってから最近ミーナが暴れん坊だわぁ~夜中にこの『引きこもりハウス』の中で大運動会始めるし、部屋に入れて、「さぁ寝るよ~?」って言っても、ドタバタした挙げ句、横になった私の胸に乗って来て安眠妨害してくるし……
「あんた運動不足なの? 庭とか『ミーナ野原』でシャフィーちゃんとネーミャちゃんに遊んでもらってんじゃん?」
「うにゃぁ~ん♪」
はぁ、それなのにこれかぁ……滅茶苦茶元気が有り余ってんじゃん。うむむ、一緒に寝てたユニとアリアもとっくに起きてるみたいだし、こりゃ私が寝坊助さんだって思われちゃうかな?
とりあえず着替えて、軽くお化粧して、サーっとカーテンを開けて……ん? なんかカーテンの手触りがおかしいな。なんだべ? ほつれてる?
「……あっ! そう言うこと!? ミーナ、あんたこのカーテンよじ登って私にダイブしてきたのね!?」
さっきの謎が解けたわ! 私のベッドの側には直ぐに窓があって、当然寝るときはカーテンを閉めておくんだけど……この微妙に無数に空いた小さい穴……これ前世でもあったミーナの爪で空けられたモノだ! ぬあぁ~! そりゃ高さ取れるわ。
「よくもやってくれたなミーにゃん! このこのこのーっ!!」
「うにゃあーん♪ にゃんにゃん♪」
ぐりぐりぐり~さわさわさわーっ! むむっ! コヤツめ、叱られとるのに嬉しそうにしおってからに! ミーナの頭をちょっとだけ強めにぐりぐりと撫で回した後、首周りをさわさわとくすぐるように両手でいじってやると嬉しそうに鳴いて頬擦りしてきよる! それならこうしてくれよう!
「お姫様だっこからの~お腹ぷにぷに~♪」
「うにゃぁっ!! にゃんにゃんっ!!」
ペペシペペシッ!! がぶちょーっ!! ケリケリケリッ!!
痛い痛い! すごい猛攻がくる! 高速猫パンチからの噛み付きホールドしてのキックキック! そうくるのは知っていたのだけど、まだミーナは本気じゃないね? お腹ぷにぷにされてビックリして興奮してるって感じ?
「はいはい、ごめんごめん。でもね、これに懲りたらあんたもあんまりやんちゃしないでよ?」
「うなぁーん!」
ゆっくり床に降ろしてあげると、シュタターバリバリバリって扉近くに置いたキャットタワーの縄巻いた柱で爪研ぎするミーナ。猫の爪研ぎにはリラックス効果もあるそうだから、興奮を冷まそうとしてるんだろう。はぁ、しかしカーテンからくるとは……どうしたもんかしら?
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【春と言えば】~子供の為の祝い事~
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さて、気を取り直していってみよう~! 先にも述べたが『無限円環』での冬も終わり、今は春である。芽吹きの春でもあって、庭にも『ミーナ野原』にも草花が生い茂り、特に『ユニの花園』と『アリスの森』はそれは見事な咲き誇りっぷりだ。
勿論、露天風呂の周囲に創造した桜や梅も満開、素晴らしい景色を臨み、堪能する露天風呂は今や人気沸騰中だ。ともすれば、避けては通れないのが……そう! 春の定番『お花見』である!
「おや、これはこれはアリサ様。おはようございます」
「おはようございますアリサ様、昨晩もだいぶミーナ殿がお戯れの様子でしたね?」
「おはようございます。ガルディング様、セレスティーナ様」
二階の自室から一階のリビングへと降りてみればアイギスのお父様とお母様が、紅茶を片手に談笑を楽しんでいらしたわ。
「おはようございますアリサ様。皆様食事を済まされ、既に訓練に向かわれました」
「アリサ様も何かお食べになられますか?」
そして、私が降りて来たことに気付いたのか、隣接してある食堂からナターシャとファネルリアがやってきて気を利かせてくれる。
「おはよ、ナターシャ、ファネルリア。ご飯はいいわ、元々食べなくても平気だし。それより、子供達は、外で遊んでいるの?」
「はい、今日もミーナ様の野原で楽しそうに♪」
「ここからでもご覧になれますよ、うふふ♪ 花冠をセレス様がお作りになられて、ユニ様とアリア様にプレゼントなさいました」
二人にも挨拶を済ませ、ユニ達はどうしているのかを聞くとそんな答えが反ってくるので、窓の外を見てみると、ユニとアリア、シャフィーちゃんとネーミャちゃんが楽しそうに笑い合いながらお花の冠を作っている姿が『ミーナ野原』にあった。
「可愛い~♪ ふふ、ありがとうございますセレスティーナ様。ガルディング様も子供達を見て下さって感謝します」
「あらあら、お気になさらないで下さいアリサ様。私、娘も欲しかったので楽しいですよ?」
「この『お子様番』はなかなか順番が回って来ずに、待ち遠しかったのですよ。私も妻も楽しみにしておりました」
セレスティーナ様とガルディング様が座る席からは『ミーナ野原』がよく見えて、そこで遊ぶ子供達のこともはっきりわかる。
今ガルディング様がおっしゃった『お子様番』と言うのは、他のみんなが訓練してる間のユニ達の遊び相手だ。これがまた好評で、ユニ達からもみんなからも大変人気が高い。担当になる者によって、今みたいに女の子らしい遊びや、元気いっぱいに駆け回ったり、室内でゲームに興じたり、お料理や、お裁縫なんかもやってたりして、とにかく千差万別に楽しめる。すくすくと健やかに子供達が育ってくれるのは私達にとっても喜ばしく、嬉しいことだ……あっ! そうだ、いいこと思い付いた!
「ねぇねぇ? 『ユーニサリア』ではさ、子供の成長をお祝いするようなイベント……行事ってないのかな?」
「えっ? そうですね……『ゲキテウス』ですと、誕生日に料理を一品加えたり……と言っても、お察しですが。後、十歳になった男の子は大人達に見守られながら弱い魔物をやっつけると言う、ちょっとした儀式みたいなのがあるくらいですね」
「女の子は特にはありませんが……各家庭でお花を飾ったりはしますけど……」
ほむ。やはり魔物が蔓延る世界だけあって、そう言う行事は流行らないのかしらん? ガルディング様達にも聞いてみたけど、『ルヴィアス魔導帝国』でも似たようなものらしい。十六歳で成人の儀みたいなのをやるくらいだとか、なんとか。
「ううむ……そりゃ寂しいね。よし! ならば我等が『聖域』では、子を宝とし、お祝いをする行事を大々的に執り行うものとする!!」
おおぉーっ!!!
ありがとうありがとう。オーケーオーケー♪ 皆静まりたまへ。
バァァーンッ! って大袈裟な擬音つけて宣言した私にガルディング様、セレスティーナ様、ナターシャにファネルリアが歓声をもって応えてくれました。
「まぁ、大袈裟だったけどね。私の前世じゃ子の成長をお祝いするってのは結構あってさ」
そう言って私も窓の外を見る。そこには『ミーナ野原』ではしゃぐ、可愛い四人の女の子達の花やぐ笑顔があって、いつの間にかミーナも交じって遊んでいる。
「何て言うのかな……あの子達の喜ぶ顔をもっと見たいな~って思うんだよね。あ、勿論、大人のみんなも楽しめるような行事にするつもりだよ!」
にゅふふ♪ さっき考えた『お花見』も兼ねて、『ひな祭り』をしようと思う! 女の子のための行事だけど、『子供』と呼べる男の子はブレイドくんとパルモーだけだし、ちょいとそこは目を瞑ってもらおう。パルモーは見た目子供だけど、実は結構な年齢だしね。
「素晴らしいお考えです! アリサ様の子を思うそのお心。このガルディング、学ばせて頂きます!」
「子の為ならば喜んでご協力致しますわアリサ様!」
「私達の子はなんて幸運なのかしら……アリサ様、本当にありがとうございます!」
「感謝の念に堪えません……それでアリサ様、今回お祝いするその行事とは?」
よしよし! 四人共に乗り気だね! うんうん、ガルディング様とセレスティーナ様は子供好きだし、ファネルリアとナターシャも可愛い娘の母親だもんね、子をお祝いしてあげたいって言われて、嫌がりはしないだろう。
「とりあえず『ひな祭り』だね。さぁ~色々準備始めるわよ~♪ みんなも手伝ってね!」
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【ひな祭り】~菱餅とかのうんたら~
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「はぁ~それでこれ作ったってわけ? すんげぇ再現度ね、しかも一番豪華な七段飾りだし……」
「すごーい! アリサおねぇちゃんこれなーに!」
「はわぁ~……あるじ様、可愛い人形が……お行儀よく並んで座ってるです」
「ほほう、これは興味深いですね……この人形の豪華な服装を見るに、最上段の二人が最も身分の高いのでしょう?」
「女の子の成長を祝う行事ですか……ふむ、僕達には馴染みのないものですが……お子様を思う心をこうして形とするのは良いですね! この文化が広まって行けば、新たな商売にも繋がりそうですし……」
あい、こう言うときとっても役に立つのが、アルティレーネからの加護『不朽』である。なんせ、前世でチラ見した程度の情報すらも細部まで、記憶から引っ張り出してくることが可能なのだ。勿論嫌な記憶は鍵かけてしまっておくこともできるので、振り回される心配もない。
そうして『イメージ魔法』にて細部までしっかり再現された雛人形達をルンルン気分で飾り付けているところに、みんながお昼を食べに戻って来た。その時真っ先に反応したのがティリアで、「どうしたのこの雛人形?」って聞いてきたので、『ひな祭り』をやるって事を話した。
ユニとアリアはその豪華な七段飾りのお雛様達を見上げてほわぁーってびっくりしてる。ふふ、新鮮な反応で見てて楽しいわ♪ で、やたらと興味深そうに眼鏡光らせるのがシェリー。この子はとにかく知識欲が旺盛で、案の定この雛人形にも惹かれたわけだ。そして、また別の観点から興味を示したのがラグナース。彼は雛人形の精巧さは勿論、「子を祝う催し」と言う点に着目して、それを商売に繋げられないか思案しているようだね。
「各ご家庭内でのささやかなお祝いだからね~子の誕生日をお祝いするのと同じ感じって思ってくれればいいかな? 飾りも七段、五段、三段、二人だけの親玉飾りってあってね? お金持ちの人とか身分の高い人なんかは豪華にできるし、そんなに予算ないとか、飾るスペースないとかなら三段とか、親玉飾りにしたりできるよ?」
「……いけんじゃねラグナース?」
「ああ、良い文化だと思うぞ。「憎まれ口より寿ぎを」と、俺達の間で言うだろう? 金もそうあるべきだろうしな」
「全くだぜ、いやぁしかし嬢ちゃんがいたっつー世界はだいぶ平和なんだな?」
私の説明にゼルワとバルドくんが何かと納得したみたいで、こういう文化、ってより風習かもね。それさえ広まれば、商売としても成り立つだろうって話してる。ちなみにバルドくんが言ったのは、「憎み、憎まれるような事より、祝い、祝われる事が増えるといいな」って言う願掛けみたいなものらしい。そりゃそうだよね、お金使うにもいいなって思える事に使いたいもんだし。んで、ゼオン……確かに前世には魔法も魔物も存在してなくて平和そうに見えるけどね、いいことばかりじゃなかったんだぞ?
「そうだね。『機械仕掛けの神』の世界はね、あえて神が一切の関与を断った世界としてのテストケースでもあるんだぜ?」
「アホぽん。喋りすぎよ? それ一応機密扱いなんですけど?」
おっと、なんか今ルヴィアスがめっちゃ気になる事言ったけど、ティリアの注意する声のトーンがマジな感じなので、ちょいと突っ込んで訊くわけにもいかなくなった。まぁ、脱線しちゃうだろうしいいだろう。前世の世界なんぞどーでもいいわい。
他のみんなもそんなティリアの「今の話は忘れろ」っていう無言の重圧を敏感に感じ取りそそくさと離れて行く。
「アリサ様~この桃色と白いのと緑のなんですか?」
「カラフルだにゃ~♪」「もしかして、食べ物ですか?」
「おー正解よノア♪ それはこないだの餅から作ったひし餅。「菱」って植物は水面に拡がって繁るから、繁栄とか成長の象徴として縁起がいいってことで、女の子の成長とかいい人生歩めますよーにってあやかってるらしいわ」
平行して作ってた菱餅を見て珍しそうに、不思議そうにしているのは冒険者候補達だ。ルルリルとニュイ、ノアがじーっと菱餅を見て、「おー」って感じで口を開けてる姿がなんか面白い。
「ふむ。ではこの色にもなにかしら意味が込められているのですか?」
「よく気付いたねザウル。一番上の桃色は桃で、赤っぽくも見えるじゃん? 赤って太陽の色って意味もあってさ、魔除けとされてるんだよね。
んで、真ん中の白は雪の白。純白で、清浄であるってのを意味してるの。同時に菱の実。菱って繁殖力が強いらしくてさ、それにあやかって、子孫が繁栄しますように願いが込められてるわ。
最後の緑はね、蓬。蓬は邪気を払う薬草って言われてて、健康で元気でいてねって願いが込められてるよ」
聡いザウルが菱餅が色分けされてる事にも意味があるんだろうと、私に訊いてきたので、昔になんかで読んだ知識を教えてあげた。「雪の中から新緑が芽吹き、桃の花が咲く」なんてのを表現してるとかも書いてあったっけ。
「そーんな意味があるんだ~すごいな~アリサ様ってなんでも知ってるんだぞー!」
ちゃうねんアッシュ。なんでもなんて知らんよ? たまたまなのだよ? ほら、ふとした拍子に「そういえばあれってどうしてああなんだろう?」って思うことあるじゃん? この菱餅も何でひし形で三色なんだべ? ってふと疑問に思ったことがあって、たまたま調べた事があったってだけだからね?
「んじゃこの同じような色した粒々はなんですかアリサ様? これも食い物?」
「そうだよウェズ。それは「ひなあられ」って言って、この菱餅を細かくして焼いたものね。外でも手軽に食べられるよ」
ひなあられもひな祭りには欠かせないよね♪ この小さくてカラフルな見た目も可愛くて好きなんだよね~。
「ナターシャ! それはなんだワン!? 美味しそうな匂いがするワン!」
「あらら、ププルちゃんったら早速嗅ぎ付けたわね。これはちらし寿司って言うそうよ」
「ふっへぇーっ! なんか見た目ごーかじゃーん? 映える~♪」
「うむ。紅白で彩りも良いな! 見るだけで晴れの日に食す馳走とわかる」
おっと、ちらし寿司の方も出来上がったみたいだね。ちらし寿司を運んできたナターシャに、尻尾をフリフリさせてププルが寄っていくと、レイとドランドも一緒になって覗きこんで、その綺麗な出来映えにため息をついている。
「はい、それでは解説頂けますかアリサ様♪」
「なんか私がうんちく語る会になってきてる……まぁ、今ドランドが言ったように、こういうおめでたい日に食べるちょっと特別な料理だよね。レイも今「映える」って言ったけど、見た目も豪華にしてあるよ」
今回作ったちらし寿司は酢飯にきざみ海苔、錦糸卵にレンコン、エビ、お豆にいくらを乗せた定番の物だ。「遠くまで見通すことのできる人になりますように」と、レンコンを、「腰が曲がるまで長生きできますように」ってエビを、「健康でマメに働きますように」とお豆。そんな風に具材にはお祝いする女の子の将来を願って決められてるとか、なんとかって事を、ルーナのご希望に応えて解説しておいたよ。
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【甘酒】~米麹と酒粕で~
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「ははは! 腰が曲がるまでか! 確かに里のジジイ共は腰曲がってて杖突いてるな!」
「ふふ、ついでに性根も曲がってますけどね♪」
「ほっほっほ! なるほどなるほど、じゃからサーサは性悪なのじゃな~♪ 納得納得! して、アリサ様や、祝い事ならば当然酒もあるんじゃろう?」
ムキィーッ!! なんですってこのチビヒゲドワーフ!!
ちらし寿司の説明を聞いて、エビを見てわははと笑うゼルワに、上手く合いの手返したサーサだけど、そこにドガの無遠慮な奇襲ともとれる一言にプンスカしちゃってる。ドガはそんな騒ぐサーサなぞ知らんとばかりに……いや、これは「そんな事より酒だ酒!」って言いたいのね?
「はいはい。ファネルリア、ガルディング様~あれをお願い」
「はーいアリサ様♪」「うむ。畏まりました、しばしお待ちを」
「ほう、やはりあるのか。アリサ様は我等の期待を裏切らぬな♪」
楽しみですのぅ爽矢殿! って、爽矢と一緒にホクホク顔のドガじいちゃんである。くふふ♪ そのだらしない顔がどう変わるか見物だねぇ~なんて内心うししってほくそ笑む私。
「お待たせしました~『甘酒』です!」「ささ、どうぞ召し上がってくだされ」
「おお、これはまた濃そうだな!」
「甘酒と言うからにはやはり甘いんじゃろうか? どれ」
そう、こういった晴れの日に出される定番中の定番。『甘酒』である。前世では「飲む点滴」とまで言われた、美味しくて栄養も豊富な飲み物だ。私もあの甘くまろやかな味が大好き♪
「こ、これは……美味い、美味いのだが……」
「おぉぉん!! 酒精が入っとらんぞぃアリサ様ぁーっ!?」
わははは♪ いやいやそのショボーンって顔ぉ! 二人して面白いぞ!
「あはは、残念でした! 子供達のお祝いにお酒が飲めると思ったかね?」
「あ~そうよね。主役は子供達なのにお酒なんて出さないわよね?」
「はっは! 残念だったな爽矢!」「ドガもそう落ち込むな」
爽矢とドガの変顔を笑う私に、朱美が「そりゃそうだ」と納得して、大地とアイギスが爽矢とドガに慰めの言葉をかけている。よほど残念だったんだろう、納得できてもやるせなさそうだわ。
「もー、そんなに落ち込まないでよ爽矢?」
「ドガも……だぞ? シャフィーや、ネーミャ達の為の祝い事……」
流石に見かねたんだろう、水菜とデュアードくんも慰め隊に加わって元気付けようとしてるじゃん? 私もまさかこんなに落ち込むとは思わなかったわ……仕方ないわねぇ……
「セレスティーナ様。少し予定より早いのですけど、あちらをお持ち下さいますか?」
「うふふ♪ こうなってしまっては仕方ありませんわね。今お持ちしますから、少々お待ち下さいね?」
うんうん。ホントはもっと後。しっかりユニ達をお祝いして、じゃあお花見しましょう! って時にお披露目するつもりでいたんだけど、もう振る舞っちゃおう!
「甘くて美味しいぃ~♪」「優しい……甘さ……」
「こんなに美味しくて更に健康にもいいなんてすごいねブレイド?」
「ああ、こりゃ美味ぇや! ぐびぐび飲めちまうし、なんかクセんなりそうな味だし」
セレスティーナ様があれを持って来て下さる間に、ユニとアリア、ミストちゃんにブレイドくん、ナターシャちゃんとシャフィーちゃんに一杯づつ甘酒を試飲してもらう、私は好きだけど、ちょっとクセがあるからね。好みが別れるかもしれないし、確認が必要だ。
名に「酒」とつく『甘酒』だけど、今ちびっ子達が飲んでいるのは米麹から作ったノンアルコールなので、安心して飲んでもらいたい。
「美味しいね~シャフィー?」「うん♪ ブレイドくんが言ったけど、本当にクセになりそう」
うんうん。概ね好評のようで何より♪ どうやら嫌いな味とか、感覚的に飲めない~とか、そういう事もないみたいなので安心して振る舞えるね。
「お待たせ致しましたわ。はい、爽矢様、ドガさん。こちらをどうぞ」
「おお、今度はしっかり酒精を感じられる!」「うむ! こりゃ美味いわい!」
「わぁ~こっちは大人の甘酒だね。ちゃんとお酒だ!」
「こんなに甘くて美味しいお酒だったらいくらでも飲んじゃいそう♪」
セレスティーナ様が持って来て下さった、また別の『甘酒』。こちらは酒粕から作られたもので、しっかりアルコールが入っている。そんなに強い度数ではないのでドガや爽矢みたいなお酒好きには物足りないかな? リールとフォーネは大人と呼べる年齢だが、お酒はほとんど飲まない子達の代表みたいな感じ。そのふたりもこの甘酒なら美味しくて気持ちよく酔えそうだねって言うけど……調子にのって飲みすぎないか心配ね。
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【やっぱ着物よね?】~お着替えお着替え♪~
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「あかりをつけましょ、ぼんぼりにぃ~お花をあげましょ、桃の花ぁ~♪
五人ばやしの笛太鼓~今日はたのしいひな祭りぃ~♪」
「いやいや待ってアリサ姉さん! 抑揚の付け方上手すぎて別物になってない!?」
いいじゃん別に~♪ 遊んでわざとらしいくらいに抑揚付けて歌うひなまつりの歌に、ティリアが即座に反応した。まったく遊び心をもっと理解したまへ妹よ。もっと短調でしょー? とか言ってんじゃないよ? ひなまつりが実は暗い歌だとか知らんでもええんや。
「お吸い物美味しいわね!」「ちらし寿司も最高だな♪」
「アリサ様の歌にも出てたぼんぼりって、丸くて可愛いくない?」
「いやいやそれよりも、やっぱり子供達だろう!」
やんややんやと賑やかなひな祭り兼お花見会場は『ユニの花園』で行われている。訓練から戻ってきたみんなにも協力してもらい、雛壇やお雛様人形達、ぼんぼりとか諸々を運び入れ、セッティングしてもらったのだ。
桜を始め、梅や桃など春の花が咲き乱れ、麗らかな日差しに、ほどよい陽気と絶好のお花見日和。中央に設置した雛壇に、子供達の席。それを囲むように下扇に設けた各席についたみんなが、料理にお酒、綺麗なお花を肴に楽しんでくれている。
しかし、やはり注目するのは今回の主役の子供達の晴れ姿だろう。
「おー! ブレイド格好いいじゃねぇか!」「似合ってるぞブレイド!」
「あらら~♪ まるで別人みたいに凛々しく見えますね~!」
「……変わった服だが、いい、な!」「立派だわ……成長を感じるわね♪」
まずは『黒狼』からブレイドくん。彼には袴を着てもらっている。みんなの前に普段と違う格好でのお披露目だからか、少し緊張しているのかな? ちょっとぎこちない動きだけど、いい笑顔を見せてくれているよ♪
「へへ、なんか恥ずかしい気もするぜ! でもこの袴ってなんかいいな、普段着にしてぇくらいだ! ありがとなアリサ姉ちゃん!」
「ふふ、どういたしまして。私の前世の世界で男子が正装として着たりもした服だよ。気に入ってもらえたら嬉しいな」
「ああ、めっちゃ気に入ったぜ! それとさ、この剣? これがなんか……しっくりくるんだけど、『聖域』戻ったらドワーフのおっちゃん達に打ってもらえっかな?」
パーティーメンバーから称賛の声を受けて照れてたんだね。でも袴を気に入ってもらえたようでアリサ姉ちゃんも嬉しいぞい♪ そんなブレイドくんだけど、腰に差したおもちゃの刀に興味があるみたい。……流石は『剣聖』メルドレードの転生体ってとこかな? 以前私が気付いた『剣聖剣技』の違和感の正体に薄々気付き始めてるみたい。
「うん。いいんじゃないかな? 今のブレイドくんなら『聖域』の魔物も問題なくやっつけること出来るだろうし、素材集めてお願いしてごらんよ?」
「応! へへ! 俺もオーダーメイドの武器を手にするぜ!」
おうおう~このやんちゃ坊主めが! 喜ぶのはいいけど、それは後にとって置きなさいよ? ほらほら、今は可愛い彼女を褒めなきゃいかんでしょーに?
「わー♪ ブレイドくんカッコいいねぇ~!」「見違えちゃったよ♪」
「アリサおねぇちゃーんお着替えしたよぉ~♪ でもこの「晴れ着」? 動きづらぁい!」
「あるじ様……アリアも「晴れ着」です! 似合い、ますか?」
うおおぉぉーっ!! 来たぞ来たぞ! うひょぉぉーっ! みんな可愛いのぅ可愛いのぅ~♪ あまりに可愛い女の子達を見て、思わずテンションがおかしな事になってしまう。
シャフィーちゃんとネーミャちゃんを先頭に、色とりどりの晴れやかな着物を着たユニとアリア、そして控え目におずおずといった感じでミストちゃんが会場入りしてきたのだ。
「おお、アリサ姉ちゃんこれどんな魔法だよ? ミストがすげぇ……その、キレイで、大人っぽく見えるんだけど!?」
「ぶ、ブレイドぉ~! い、いきなり何言うの!? は、恥ずかしいよぉ~♪」
ワショーイ♪ うへへ~ええのぅええのぅ! 見てて頬がにやけてしまうぞい! 子供達の嬉し恥ずかしキャッキャラブ! たまらんわい!
「うぷぷ♪ 魔法なんて使ってないよ? ミストちゃんの新しい魅力に気付いちゃったってことさね、ブレイドくんや」
「ブレイドも! その……か、カッコいい……よ? きゃっ! ヤダ~恥ずかしいぃ~!」
わーいわーい! ヒューヒュー♪
「あはは♪ 大人気なようで何よりね、私も着付けさせた甲斐があるってもんだわ!」
「うん。ありがとね朱美♪ でもあんたが着物の着付けできるなんて思わなかったわ」
子供達の晴れ姿を見て盛り上がるお花見会場。中心にいる子供達もみんな笑顔で楽しそうだ。そして、意外っちゃ意外なんだけど、着物を着付けてくれたのは朱美だったりするのだ!
「あら? 私が普段から着てるのと似たような物じゃない? まぁ、細部は違うけど、アリサが見せてくれたイメージですぐわかったわよ?」
「てっきり、部下さんの誰かに着せてもらってるもんだと思ってたわよ? あんた結構おちょこちょーい♪ でしょーに?」
言ったわねぇ! って、私の言葉にじゃれてくる朱美と談笑して、甘酒で乾杯♪
「ふふふ、でもユニは窮屈そうだわ。着付けてる時も「動きづらーい!」って騒いでたし」
「あっはっは! ユニはもう少しお淑やかになってもいいかもね♪ なんかいっつも元気に走り回ってる感じだし」
朱美と二人で子供達の方を見れば、ユニが手を大きく振ったりして楽しそうにはしゃいでる姿が目に入ってくるし。
「それだけ毎日が楽しいのでしょうね♪ ところでアリサ様は着替えないのですか?」
「水菜? そうね、楽しいって思ってもらえてるなら私も嬉しいよ……って、着替え?」
「へっへっへ♪ 主役がユニ達ってのはわかるけどよ、姐御も晴れ着に着替えて……」
「アイギスにサービスしてやってはどうだろうか? と、言いたいのだアリサ様」
ぞろぞろと『四神』の連中が側にやってきた! あんた達酔っぱらってんの!? うわぁ~めんどくさそうな絡み酒じゃんか!
「この程度で酔いはせぬ」「姐御は奥手だろ? こーいう時にさりげなーく、だな」
「アピール。しちゃいましょうよ♪」
ちょちょ、なな、何言ってんのよコイツらはぁ~!?
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【アピール作戦】~二人を巻き込んで~
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「ん……面白そう♪」「そー言うことならうちらもまぜてよ♪」
「れ、レウィリ! フォレアまで!?」
たじたじと、『四神』達の「アピールしちゃおうぜ!」ってな誘いに後退りする私の背後から二人の妹がニュッと顔を出してきた。この子達もなんかやたらと、私が晴れ着を着ることをすすめてくるけど……どーいう風の吹き回しだってばよ? ちょいと前まで「イチャイチャ禁止!」とか言ってなかったかね? チミ達は!?
「あー、いいよいいよ~もうアリサ姉がアイギっちのこと、ウッヒャホーイ! なのも~」
「ん、アイギスがアリサお姉さんに、ほにゃららはらほれほ~なのもわかったから」
待て。待ちたまへ。何だね今の意味不明な言葉は?
「言っていいのかしら? 私達多分全員、今のセリフ翻訳できるけど?」
「だ、駄目! そんなの駄目だってばよ!」
「そうですよね~♪ ちゃんと彼から言ってもらいたいですものね!」
うわああぁぁーんっ!! やだぁ~もぅ~! フォレアルーネとレウィリリーネの核心をついた言葉に突っ込もうとしたら、朱美がはっきり言いましょうか? とか抜かしよる! そんなの駄目っていえば、今度は水菜である! 全部わかってますよって、もーっ! 見透かされてるじゃんよ!
「……? 別に着物を着るだけ。あたし達最近、武器ばっかり創ってるから……」
「ぶっちゃけ飽きたんだよぉ~! 毎日毎日、物騒でいかつい無骨なんばーっかでさぁ~!」
お、おう……? あ、そ、そーなんだあはは……別に冷やかしとか、からかい目的で来た訳じゃなかったのね? なんかこの二人のため息ついてる姿を見たら冷静になってきたわ。
ふむ、アイギスの事を抜きにしたとしても、着物を着る機会なんてそうそうないし、何より興味があるのも事実。
しかしながら、今回の主役は大地が言ったように子供達なのだ。可愛い子の成長を祝い、将来を願う大事な行事であって、決して個人の好奇心を満たすためのものではないのだよ?
「え? あのアリサ様。ちょっと難しく考えすぎではないでしょうか?」
「然り。もっと単純で良いのではありませんか?」
通りがかりのムラーヴェとガウスが、今言った説明を聞いて意見を出してきた。あんた達白酒のビン持ち歩いてなにしてんの? あ、お酌して回ってる? そうなのね、えらいじゃん?
「僕も~そう、思いまっく! ユニちゃんや~アリアちゃんは~ふぃっく!」
「ええい! カイン飲みすぎだ! 大人しくしてろ? ああ、アリサ様、カインは、「アリサ様が着物を着れば、子供達もお揃いって思って喜ぶ」と、言いたいらしいですよ?」
ふらふら~と千鳥足でこっち来たカインは変なしゃっくりしながらも、私になんぞ伝えたかったようだ。でもだいぶお酒が回ってるみたいで、一緒に来たゆかりに支えられ寝ちゃう始末。しかし、ゆかりが彼の言いたかった事を教えてくれると、他のみんなも「そうそう!」って力強く頷くじゃないの。
「あ~お揃いかぁ……うん。確かにそれはいいかも!」
大好きなユニやアリア達とお揃いの着物姿できゃっきゃして、記念撮影とかしちゃったり? おぉ~いいじゃない! もわんもわんと想像を膨らませ考えてみると、とっても素敵だと思える。
「よし! じゃあ折角だし!」
ガシッガシッ!!
「「あ、アリサ様!?」」
直ぐ近くにいた水菜とゆかりを捕まえて朱美に目配せをする。ふふふ、どうせならこの二人も巻き込んでくれる!
「オッケー♪ アリサと水菜とゆかりの三人ね。任せなさい!」
「とりあえずアリサ姉の『イメージ魔法』で着物出してよ♪」
「ん。あたし達は新しいインスピレーションがほしい」
「あはは……なんか私も着ることになっちゃった」
「私もアリサ様とお揃いは嬉しいです!」
よしよし! ちゃんと察してくれた朱美に感謝だ。フォレアルーネとレウィリリーネのいい息抜きにもなるなら尚良しだし、なんだかんだ言っても水菜だって大地に着物姿を見てもらいたいんだろう、そのちょっと照れた笑顔を見ればわかるよ♪ ゆかりも私に懐いているだけあって、私とお揃いと聞き、もうノリノリだ。
「わぁー♪ アリサおねぇちゃんもきものだぁ~!」「あるじ様……お揃い!」
「おぉ~ゆかり姉ちゃんも水菜姉ちゃんも着たんだな!」
「わー嬉しいなぁ♪」「あれ? でも水菜様なんか顔色が悪いような?」
そうと決まれば私達の行動は速かった。ぽぽーんとイメージを具現化し、私達三人に似合いそうな柄の着物を用意、朱美に手早く着付けをしてもらい、あまりユニ達を待たせないよう配慮!
「く、苦しいです……アリサ様、こんなに胸潰さないといけないなんて聞いてませんよぉ~?」
「我慢なさい水菜、私だって苦しいわよ!」
そうして子供達と合流して、お揃いって事に喜んでもらって、やったぜ! って思うけど、うん。シャフィーちゃんが気付いたように水菜も私も、実はめっちゃ苦しい。それもそのはずで、着物に合わせて、サラシで胸を潰したり、タオルを腰に巻いてくびれを埋めたりと、めちゃんこ苦労しているのだよ!
「なあに、『ユーニサリア』でも貴族階級の女はコルセットを使うだろう? それと似たようなもんじゃないか?」
「私コルセットなんて使ったことないですよぉ~ゆかりさーん!」
「胸潰すぶんこっちの方がキツイわぁ……」
アイギス「子供達の遊び相手か(^ー^) 皆、何がいいと思う(´・ω・`)?」
ゼルワ「そりゃお前やっぱ鬼ごっことか、かけっことか体動かす遊びだろ?(^∇^)」
レイリーア「色々あるわよね♪( ゜∀゜) アタシは簡単な弓矢作って射的ゲームとかやってみようかな?(°▽°)」
サーサ「ふふ(*´∇`) 私も簡単な魔法でちょっとした芸を披露しようかな?( *´艸`)」
ドガ「儂はそうじゃなぁ~( ´~`) 酒にすると美味い果物なんぞを教えてみようかの?(゜∀゜ )」
バルド「やっぱり酒絡み……剣舞とかでいいんじゃないか?(^_^;)」
セラ「アタイは今までの冒険の話とかすっかな?σ(´・ε・`*)」
シェリー「私はサーサと一緒に魔法使って色々と♪(*`▽´*)」
ミュンルーカ「うっふっふぅ(*`艸´) これを期に僧侶に勧誘を!( ・∇・)」
デュアード「俺は……ミミと一緒に、ダンス……でも、教える、か?(゜ー゜*)」
ミミ「オッケー♪ヽ(*´∀`*)ノ ダンスは楽しいからね!(*´∇`*)」
モモ「ももちーは如何に相手を効率よく『粉☆砕』できるかをですね……( ・`ω・´)」
ニャモ「ちょっとモモ!Σ(;゜∀゜)ノ なに危ないこと教えようとしてるの!?(`Д´)ノ 投げナイフ訓練でいいわよ!(。・`з・)ノ」
ネネ「どっちも危ないです(-_-;) お絵かきとか可愛らしい遊びにしましょうよ?(*T^T)」
レジーナ「あっはっは!。゜(゜^Д^゜)゜。 何かアイギスくんと遊んでた頃を思い出すね♪(*´∇`)」
バルガス「相手は幼子ぞ?(´・ω・`; ) 我等のように肩車やお馬さんごっこでよかろう?(o・ω・o)」
ネヴュラ「あなたは子供扱いし過ぎです( ̄▽ ̄;) 十歳越えた女の子にお馬さんごっこって(;´д`) まぁ、喜ばれていましたし、いいのですけど( ´ー`)」
フェリア「押し花作りは意外と難しかったです……(o;д;)o 私よりあの子達の方が上手で(>_<)」
パルモー「どうやってもユニちゃんにリバーシで勝てないやo(T◇T o) 他の子にも負けちゃうし、ひょっとして僕弱いのか!?Σ(゜Д゜)」
ゼーロ《我等は子等を背に乗せて飛んだが(^ー^)》
レイヴン《大変喜ばれましたねぇ~♪( *´艸`)》
レイミーア《あそこまで喜んでもらえると、こちらも嬉しくなりましたが……(・`ω´・ )》
エスペル(ワターシが一番人気でぇぇす!゜.+:。∩(・ω・)∩゜.+:。)
ユナイト「く、悔しい!Σ(>Д<)」
アリサ「みんなしてワーワーと(^∀^;) ホント人気だねぇ子供番(*´▽`*)」