いつかの夜空。
丸く拡がる けたたましく鳴る
どーーーん
激しく揺さぶられたトキメキ 鼓動
ぱらぱらと舞い散る火の粉 煌めき
負けじと色鮮やかな色彩の浴衣
透き通るほど 艶やかな 潤うのはうなじ
「たーまやーーー」
って呆気ない 夜空の花火を尊ぶキミの横顔から
ぎこちないほどの 答えを待たずに 染め上がる頬
誤魔化されたのかな せっかくのデートに 諦めて
安っぽいお皿の上の串に刺さった 焼き鳥に
あり得ないよなあって 打つ 舌鼓 ハグハグ
もぐもぐ ごくん
「ねぇ、それって美味しいの?」
あーーーん
してきた その仕草にはもう 敵わない