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そのご主人様は雪に焦がれる  作者: さあやそ
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最終話「私達の冒険はまだまだ続く」

いつもの様にお嬢様は朝早くに起き、ニュースを確認…しているはずだった。

リビングに向かうと、お嬢様の姿は無かった。

「珍しく寝坊だろうか…」

「誰かさんじゃあるまいしご主人様に限ってそれはないだろ」


お嬢様の部屋へ行くとそこにもおらず、キャンディだけがぽつんと眠っていた。


「おい、ワン公。ご主人様をどこへ隠した~?」

キャンディが大きなあくびをすると扉の方へゆっくりと歩いて行った

少し開いた扉を鼻先で押し、廊下へ出ていき、こちらを凝視していた。


「ついて来いって意味だろうか…」


キャンディに付いていくとバルコニーへと案内された。

バルコニーには村を見渡している、後ろ姿のお嬢様がいた。

キャンディがお嬢様の元へと向かい、お嬢様はキャンディをそっと抱きかかえた。



「なぁんだこんな所にいたのか。夜逃げでもしたのかと思ったぜ!」



それはお前だろっと言いかけたが、それは流石に止めておいた。



「ここ…とっても見晴らしが良くて、村の景色がよく見えますわよね…。お気に入りの場所なんです。」

「わたくし、この村が大好きですの。お父様とお母様と同じくらい…大事なんです…」



そういってお嬢様はこちらを振り返った。



「わたくし、決めましたわ」


「お二人にお話がありますの。」


続けてお嬢様が話す。


「みんなでこの村を守りましょう…ネージュフール村に向かいましょう。」

水田も私も驚いて上手く言葉が出なかった。


「先日の夜、お二人がお話しているのを…聞いてしまいましたの。ごめんなさい…」



「心のどこかで、お父様とお母様はもう何処にもいないんじゃないかって思っていましたの…」

「それでもお二人の言葉を信じて…ここで雪が降るのを待つのが心の拠り所になっていたんです…」

「毎日辛かった…」


お嬢様は涙まじりに語った。



「でも水田さんのお話を聞いてしまって…二人はネージュフール村にいるかもしれない…」

「そう思ったらやっと決心が付きましたの」



キャンディがお嬢様の涙を、頬を舐める。

お嬢様は少しくすぐったそうにしていたが、話を続けた。



「わたくしもお父様とお母様を探しにいく旅に出ます。」

「雪が降らないならわたくしが降らせてみせますわ。」



私は驚いて上手く言葉が出ないままだったが、水田は嬉しそうに口を開いた。



「そうこなくっちゃな!!アキラ、お前はどうするんだ?」


「…私はお嬢様に従うのみだ。お嬢様が望むなら地獄の果てでもついていく。」



キャンディが自分も忘れるなと言わんばかりに炎を噴いた。



「みんなで行きましょう。雪の降る村、ネージュフールに!」

「そして、もう一度見ましょう…あの美しい雪を!」




そうして私達はウォー村を離れ、ネージュフールへと向かったのであった。




おしまい。

これって打ち切りエンドやんけーー!!!!ってな感じの終わり方になっちゃいました。

時間が許すならもっと書きたかったけどおしまいです><

初めて小説書きましたが楽しかったですー!!

文章書くの好きなので楽しかったです!

けど小説書くのってムズカシイネ!!!

小説書ける人みんな凄い!!!


企画に参加出来て良かったです!!

いい勉強になりました!!

ありがとうございました♪

絵も本当は全部の話に描きたかったんですが何しろ時間が無くて…;。;

一枚描くのに一ヶ月かかってるやんけー;。;


ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたらありがとうございました♪

それでは失礼します~m(--)m

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