『小説家になろう』で求められているものは、「適度な文章量の中に喜怒哀楽が詰め込まれているもの」
どうも初めまして!シサマという者です。
……え?初めましてじゃないだろって?
ひょっとして、私の作品を読んだ事がある方ですかっ?
ありがとうございます。評価とブクマを……。
等と言うやりとりが無意味な程のド底辺作家でございます。
今回は、私が『小説家になろう』に来て、初めて小説を投稿してから50日を記念して、色々と学ばせて貰った事を書かせていただきたいと思います。
私がこのサイトに来たのはあくまで興味本位で、単純に文章を書くのが好きだった為、「老後や失業中の趣味と拠り所に備えて、何か書いてみようかな……?」と思った事がきっかけでした。
ここ数年、何となく自分の頭の中にあったアイディアを最小限のプロットに変換し、細かいディティールはその都度書籍やネットで調べたりしながら、初めて小説を投稿したのです。
しかし、私は小学生・中学生時代に『クラッシャージョウ』や『ダーティペア』を読んで以来、所謂ラノベには縁の無い生活を送ってきた事もあり、WEB小説という物がどんなものかも知らずに、いきなり第1話から2万字超えの文章を叩きつけてしまいます。
数日後、「これはスマホで仕事や学校の合間に読む人の事を考えない暴挙だ!」と気付きましたが、幸運にも初回の2万字を読破して6ポイントをくれた読者様がおられた為、私は開き直り、2万字レベルの1話完結型で週イチ投稿にしようと、現在の10話までその型で連載しております。
しかし、当然それ以上のポイントを得る事は出来ず、私自身は相変わらず楽しんで書いてはいるものの、サイトを正しく利用しているとは言えませんでした。
更に私は、気に入った他の作者様の作品で誤解を招く感想を書いてしまい、その作者様からブロックされてしまうという失態を犯してしまうのです。
後に謝罪を含めてその作品をおすすめするレビューを書こうとしたのですが、当然ブロックされていて書く事は出来ず、一度他人を不快にさせてしまうと謝罪する事も出来ない現実に愕然とし、それ以降感想を書く事には慎重になりました。
不快にさせてしまった作者様には、この場をお借りして謝罪させていただきます。
「ポイントやブクマはそこそこあるのに、感想が来ないなあ……」と残念がっている作者様がいるとしたら、私の様な経験をした読者様があなたの作品を支持しておられるのかも知れませんよ。
とは言え同時に、このサイトの面白さも理解し始めた私は立ち止まらず、もう少し読者様の事を考えた作品を投稿してみようと考え、第2作を書き上げます。
仕事や学校の合間にスマホで読める程度の文章量で、かつ『小説家になろう』では馴染みのある異世界転生の要素等を盛り込み、私がどうしても譲れない地道さや泥臭さはやっぱり入れてしまった(笑)第2作は、全8回、2万字足らずで完結した為、第1作とは比較にならない数のPVを獲得します。
勿論、第1作よりはかなり多いというだけで、鼻で笑われそうなPV数ではありますが、私は多くのものを学ふ事が出来ました。
更に、この第2作には初めて読者様から感想をいただけました。
私を暖かく見守ってくれていた様な感想で、ひょっとしたら第1作も読んでくれていた方だったのかも知れませんが、現時点で私の作品に寄せられた感想はこれだけなので、私は感想で傷ついた経験はありません。
これは幸せな立場ですよね。
『小説家になろう』での活動がすっかり日常の一部となった私は、第1作は相変わらず長文連載を続けつつ、次く第3作は自分の好きな音楽をテーマにしたエッセイを書く事になりました。
このエッセイ執筆のきっかけは、子どもの頃から集めて膨大な数になったCDをある程度売って処分しようと思ったものの、とあるジャンルのCDだけは想い出が多すぎて処分出来なかった事なんですが、昔の想い出が蘇った今、この音楽ジャンルで『小説家になろう』の皆様と音楽交流をしたい!という気持ちが膨らんできた為に、殆ど見切り発車でエッセイ連載を開始する事となったのです。
私の本意としては、感想欄に寄せられる賛否両論から音楽談義を深める事が目標で、正直ポイントやブクマには関心がありませんでした。
このジャンル、内容からして、万が一高ポイントを獲得しても書籍化や有料公開とは無縁ですしね。
ところが、私の予想に反してポイントやブクマの伸びが前2作よりも良いのです。
私がこのサイトに慣れてきた事もありますし、伸びが良いといってもあくまでド底辺作家の価値観なんですけどね(笑)。
初めてポイントが二桁になったんですよ(笑)!
そして改めて自分の投稿を読み返してみると、好きな音楽と想い出を適度な文章量に詰め込んでいる為、格好つけている暇がなく、喜怒哀楽が素直に表現されているんですよね。
これは丸裸の私です。
思えば、『なろうテンプレ』と呼ばれている異世界転生・チート能力・ハーレム・スローライフ・ざまあ復讐等は、皆丸裸の欲望や願望であり、それを変にクールぶったり悪びれたりしないキャラクター達が、喜怒哀楽豊かに(時には大袈裟なまでに)表現する繰り返しを適度な文章量に詰め込んでいる『なろう人気作』は、読者様にとって日々の連続する瞬間におけるエナジードリンク(レッドブ〇?)や清涼剤(ミンティ〇?)的な存在なのかも知れません。
こんな事を考えていると、自分も身体に悪いと思ってもエナジードリンクや清涼剤を買ったりしますし、『なろう人気作』をチラ見して情勢学習してみるかな……と思っても、エロ度を期待して海や水着が出てきそうな回からつまみ食いしたりもしている現実があり、人気作やシステムに苛立ったりする理由は無くなってしまいました(笑)。
小説を書く者としては、一度は商業作家に憧れますが、今の自分に売れる為にこういうキャラを出せとか、この街は潰した方が盛り上がるとか言われても従う自信はありませんし、寧ろどんなに人気が無い作品でも打ち切られる心配の無いこのサイトの存在は、自分にとってはとてもありがたいと感じます。
勿論、どんなにド底辺作家でも公募のチャンスは狙いますけどね!
読んでいただいて、誠にありがとうございました!