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異端審問

12月一発目です。何かわからない点ありましたら私にお教えください。改善いたしますので……元々の文章力のない人間を見守るような気持ちでよろしくお願いします。

「んじゃ、教室そろそろ戻るけど、伊織は平気?」

俺は一応伊織に確認をとってみたけれど多分大丈夫だろう。いつも通りの伊織に見えたし。━ただ伊織はすぐに返事をせずにこちらを向くと「あのさ、隼人……」と言ってきた。


「ん?どうした?」

あくまで平静を保ちながら俺は伊織に問いかける。彼女の方から何か言いたそうで言えないような感じが漂ってくる。

「んだよ、どうした?早くしねーとホームルーム遅れるぞ?」

すると彼女は意を決したように口を開いた。

「あのさ、は、隼人……今日のウサギの、コトで、な、何か知ってるけど、私に隠してるコトな、な、ない?」

「っっ!?」

彼女の声は震えていたが、俺にとっては鋭利な刃物のようなもので心を突き刺されたような感じだ。


「何が言いたい?」

俺は出来るだけ平静を保ち『いつもの俺』でいようとする。伊織の方もなにか確信があったわけではなさそうで俺が問いかけるとしゅんと黙り込んでしまった。


俺がいつも通りに戻るには十分な時間。案外演じられている自分に喜びを憶えながら俺はいつも通りで言う。


「心配すんなよ。俺がお前に隠してることなんてない。断言してやる。だから信じろ。な?」


「……ぅん」

伊織は少し涙目になりながら俺の方を見つめて手を握ってくる。


「じゃあ行くか、教室に。結構変な雰囲気になってるかもしれないけど、今度は耐えろよ?」

俺は冗談交じりに伊織にこう言うが、半分くらいは本気の部分があるのではないだろうか。もう忘れない。彼女を守るために彼女を騙して、彼女のために俺が手を汚す。そのことにもう躊躇いはなかった。


そして2人で朝の教室へ。そこに広がっていた光景は、いや雰囲気は異様なものであった。


━━━


「……はいじゃあホームルーム始めるぞ。」

担任が出席を取ってそれに生徒達は答えていく。いつもだったら当たり前のことだが今日の場合はそれさえ異質なものに見えてくる。

きっと生徒達の頭の中にはウサギの開きしかないのだろう。それはきっと直接みた人たちも見ていない人たちにも同じだろう。

直接見た人間はその異質な光景が頭から離れないだろうし、そうでない人間も他の人から聞いたり、あるいはクラスの雰囲気で異様な物を感じているはずだ。そして何よりこの異質な雰囲気を作っているのは黒板に書かれていた言葉だろう。裏切り者がこの中にいる。それが虚言かもしれないという可能性をいつの間にか破棄してその言葉を皆が信じている。


出席が終わると担任がさらに険しい顔になって、ウサギのことについて話し始めた。今日ウサギが殺されてこの教室にいたこと。これからは見張りをつけるということ。最後に担任が、「落書きについては信用しないでほしい。」と一言言うと。朝のホームルームは終わった。


ホームルームから一時限目までの間の少しの時間皆は黙っていた。すると突然着信音がなった。俺のかな?なんて思ってケータイを開くと一通メールが届いていた。


誰からかな、と思いメールの画面を開くとクラスの女王様的存在森本からメールが届いていた。クラスの中を探して森本を見つけるが森本もケータイをいじっている。他の人を見てみるけれど全員ケータイ、スマホをいじっている!?


慌ててメールの中身を見てみると


『犯人誰?知ってる人いたら教えて。あと疑わしい人とか。このメールグループで犯人を探そう。』


単純に驚いた。まさかこんな急展開とは。慌てて『彼』の方を見ると『彼』はいかにも笑いを抑えられないという表情でこっちを見ている。『彼』は何かを思いついたようにスマホを取り出すとぱぱっとした手つきで何かをした。


10秒後、『彼』からメールが届いた。


『ステイだ。待ってみよう。きっと面白いものが見れるよ?』


やっぱり文章力って大事ですね……こうやって書いてくうちに少しは成長してればいいなーと思う今日このごろです……

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