表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/16

慟哭

これからも更新がんばるぞいっ!


ってかお話のあらすじしっかり書いた方がいいですよね……頑張ります

━朝


俺は6時30分に起きてリビングに降りて母親の作った朝食をいつもより急ぎ目で食う。


「ごちそうさまっ」


いまの時刻は6時50分。俺はパパッと着替えを済ませてニュースもざっと見るだけで済ませて7時10分。ちょっと今日は早くない?と聞く母親を半ば乱雑にあしらって、俺は家を出た。


━━━


(やべ、早すぎた……?)

ここはいつもの交差点。もしかしたら今日はここで待ち合わせできなかったのかもしれないと思うといつもの交差点とは思えなくなる。

昨日の夜伊織にメールをしようとしたら、先に伊織の方から連絡が来ていた。要約すると「ごめんなさい、明日いつもの時間に待ち合わせようね?」という感じだ。

俺自身に原因があることなので伊織から謝ることは無いのに……と思ったが、彼女はそういう人だった。


まあ何はともあれ今日も伊織に会えると思うといい気分だ。


━━━


「はぁはぁはぁ……隼人っ……待った?」

いまの時刻は7時35分いつもの待ち合わせ時間が7時40分なのを考えると彼女も彼女なりに急いできたんだろう。


「いーや今来たところだよ。んじゃ行くか?」


俺と伊織はぎこちない感じで学校へと向かっていった。俺としても早く伊織に謝りたいのだがなんだか踏ん切りがつかない。

そんな中で先に口を開いたのは伊織だった。


「き、っ昨日はごめんっ!あんな厳しいこと言っちゃって……自分もや、約束してたのにって思ったらきつく当たっちゃって……だからっだ……」


「あ、あのさ?昨日は俺が悪かったと思ってる。お前と約束してたのにそれ破っちゃったし、だからお前が謝んなよ?な?」


俺は手を差し出す。伊織はキョトンとするので俺は強引に彼女の手を握ってやる。伊織は一気に影が晴れたような顔をして笑顔でいる。

俺達は仲直りをして学校の門をくぐった。


「今日のこの調子だとクラスに一番乗りだねっ」

「おっそうだな、俺も朝練無かったし」


そう言って俺らは下駄箱から上履きを出して階段を一段ずつ登り俺らのクラスへ向かっていく。


あの教室に。そうあの教室に……




俺らのクラスに向かっていくとなんだか変な臭いがしてくる。

「ぁ、隼人~。なんか変な臭いしない?」

「どちらかというとお前が鼻つまんで喋ってる方が変だけどな」


━━━


はぁ、ホントに速水隼人はダメだ。自覚を持て。昨日何をしたか、もう忘れたのか?自分では堕ちたと思ってるんだろうけど甘いよ。守るべき存在も守れず、いや守らず、キミは何がしたい?そんな軽口を叩けるのはあと10数秒だよ?

『彼』はクラスの近くの物陰に身を潜め、隼人達にこれから起こるであろう事の『見学』をしていた。


「あー、実に不愉快。なんて危機管理能力がなってないんだか」


そんな『彼』の呟きは隼人達の笑い声に紛れて誰かに聞こえることは無かった。


━━━


「っま、いいか。教室入るか~」


ガラガラガラっとドアを開けて教室に入る。

そこにあったのは


黒板のさんに立っているウサギの開き。


「あ……」

忘れていた。昨日あんな事をしたっていうのに!!

どうしてだ!


「あ……っああっ……」

振り返ると伊織が足を震えさせて立ち尽くしている。


すると突然━


伊織の体がグラリと揺れ床に向かって落ちていく。


「伊織っっっっ!」


俺は伊織の方に駆け寄っていった。



ここまで読んでいただいてありがとうございますっ。

次の話も頑張りますので応援よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ