悩める少年
粗いなー
うん粗い。
これは読んでほしいかなぁ……
「上出来上出来~、んじゃ明日クラスの驚愕具合でも見るか~っ。じゃーねーー」
そう言って『彼』は帰っていった。教室には俺とウサギだけ。これが明日どうなっていてクラスがどうなるかを想像するとなんだかゾワゾワしてくる。
こんな殺風景な部屋にいるのもなんなので俺は家へ帰ることにした。
家に帰る途中色々なことを考えた。ウサギを殺してしまった、バレたらどうする?謝る?泣く?否定する?誰かに擦り付ける?……『彼』だったらどうするだろう?きっとクラスを揺さぶって犯人探しでもさせるのだ。そうすればきっとクラスの雰囲気は最悪になる。
ただこの後壊すにはどうする?
もっと酷いことを『彼』は平然とやっていくのだろう。そう考えるとなんとも言えない恐怖に体を苛まれる。
━お前だってもう共犯者だろう?
そう俺の頭の中で囁いてくる悪魔がいる。
違う!違うそうじゃない!俺は思いっきり悪魔に反論したいけれど反論ができない……
もしかして俺は……
なんてことを考えてると家がすぐそこに見えた。ここからは『日常』
でも今日は疲れちゃったな……自分の部屋で休んで気持ちの整理でもするか……
━━━
家の中の俺の部屋。俺はベッドに横になりまた帰る時と同じ想像をしていた。何か大事なものを見落としている気がしたけれどそれを無視して俺はウサギと『彼』とクラスのことを考え続けていた。
ブーッブーッと携帯が振動している。耳障りだ。
俺はそれを無視して考え続ける。
でも考えれば考えるほど自分は冷静になっていき冷静になっていけばいくほど自分がどれだけ堕ちているのかがわかってしまう。
━ほら?堕ちているだろう?それがキミなんだよ
違う違うっ!違う!
そう否定したいけどやっぱり否定出来ない。どうすればいい。頭を抱えてベッドの上でうずくまる俺を助けてくれる人は現れなかった。
伊織……。
伊織……?
伊織!
そうだっ伊織はどうしたんだっけ……確かあの時伊織をフッて『彼』のとこに行っただ……。伊織は怒っていた。あぁあんなに守りたい人も遠ざかっていくのか、儚いものだ。
━それでいいのか?速水隼人
ダメに決まっているだろう!伊織は守んなきゃいけないし何より俺の大切な人だ。守る理由がある。
━ならなぜ行動しない?
━━━
自問自答を繰り返して出た結果は「伊織にしっかり謝ろう」という平凡な結果だった。時刻は夜の10時。メールでも打とうか……
そうやってメールを打とうと携帯を開いた。
《新着メール1件》
誰からだ?俺はその携帯を開いた。
ちょっとわかりにくいですかね……?まあ文法とかもハチャメチャですしわかりにくかったりしたら感想欄になにか書いていただければ改善いたします。