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『二人』のキョリ

今回は短いですよー


あと、主人公隼人くんの名字募集します!

コメント欄とかで言ってくれると嬉しいです。

これは活動報告とかにも書くと思うのでよろしくお願いします。

━放課後


俺は『彼』との待ち合わせのために校舎裏に行こうとしたのだが……

「隼人~一緒に帰ろ~。ねぇねぇ約束したじゃーん」


深山伊織に捕まった……彼女はきっと離さないんじゃないかなあなんて思って仕方ないなあと思った。

きっとこんな理由があれば『彼』も許してくれるんじゃないかなあと甘い気持ちを持っていた。そう持っていた。


その時『彼』が教室から出てきた。『彼』は俺のことを目ざとく見つけ笑みをたたえて俺に手招きしてくる。


《来い》


そう言われている気がした。俺は伊織の方を向いて首を横に振る。━仕方ないね

そう言いたかった。


すると今度は『彼』が首を横に振ってそのまま俺に背を向けて歩いていった。


━その顔は笑っているのでも怒っているのでもなくただ無表情だった……気がする

ただ感情なわからない顔だけにやけに怖かった。


━行かねば……

俺はそう思って今日二回目の伊織をフる決意をする。


「っごめん!伊織。ちょっと放課後用事が入っちゃって……そのっなんていうんだ……いっ一緒に帰れないと思うんだ。な?」


「……つ」

「え?」

伊織がなにかを言ったが聞こえなかったからもう1度聞き返す。

「なら……なら待つ!」

彼女はそう言った。


困った……きっと『彼』の事だ。今回もなにか厄介なことをするんだろう。だから彼女には帰ってもらわないといけない。多少強引でも構わない。


「だから用事があんの!わかる?」

ひっと彼女が怯んだのが見えた。ちょっと言いすぎたかな……

すると彼女はキッとこっちを向いて、


「わかったよっ!帰るよ!私との約束より大切な約束なんでしょ!?い、っ、て、ら、っ、し、ゃ、い」


そう言うと彼女は走り去っていった。


「あ〜あ、嫌われちゃったね~。もうちょい心読んでみたら?」

突然『彼』の声が後ろから聞こえた。

「っなんで!?」

って当然だ、うちの学校には2つ階段があるから回り込もうと思えば回り込めるのだ。


「んまぁそんなことはどうでもいいや。んじゃ行こっか?ふふっ、面白くなりそうだなぁ……」


俺は『彼』と一緒に校舎裏に向かう。

どうなるんでしょう……

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