序章1/2
注意
この小説には、一部、残酷な描写、表現などが含まれています。
それが無理な方は読むのをご遠慮ください。
相模湾沖合にぽつんと浮かぶ真っ平な島、真名板島。
そこはそれほど豊かで無い自然と、申し訳程度に盛り上がった地形からなる、文字通り真名板のように真っ平な地形の島。
その島に残された気候記録を記録した書籍にこう書いてあった。
「豪雪来たり、恐ろしく寒く、一間の大男が埋まるほどの積雪であった、凍死者多数。」
こんな記録は信じない。信じるわけがない。
何故なら、夏場なんて想像もしたくないくらいの暑さだというのに、冬になっても20度超え、雪など降るわけがない、
そう思っていたからだ。
だというのに、この記録は想像もしたくないくらいの寒さで、一間の男が埋まり、凍死者が多数出たというのだ。
そんな極寒か猛暑かよくわからない島に城を構えた男が一人、その名も紅衣 蛇馬(34)
彼は、未来を見据え、天下統一という野望を胸に秘め、豪雪を信じるおかしな奴だった。
そんな彼が、天下統一を目指し、突き進んでいく物語。
はじめまして、紅衣家です。
戦国時代に興味があるだけの無知な私が、気まぐれで作る「仮想戦国小説」。
戦国時代に新たな大名、武将を登場させ、次々と名を連ねる大名達に立ち向かっていく、そんなお話です。
今回は序章の1/2ですので、内容はあらすじを読むだけで本文を読まなくても良いくらいの薄っぺらい内容でしたが、序章2/2まで待っていただけると幸いです。
また序章2/2でお会いしましょう。