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かみがみ〜最も弱き反逆者〜  作者: 真上犬太
かみがみ~格闘編~
178/256

9、「その想いこそ、恋情」

 その杣小屋は、山の中腹に建っていた。

 切り出した木を仮置きし、製材する前の下処理をしてふもとに送り出すために、ある程度の開けた場所が整地されている。

 だが、魔将の侵攻と同時に近隣の村は焼かれ、この小屋を利用する者もなくなった。

 辻隆健がここを寝起きの場所に選んだのは、ほんの偶然からだ。


「近隣の村、と言っても山二つは越えた西方だがな。そこで話を聞いた。"不死魔将"の城がほど近い場所であると」


 水鏡を通じて、"闘神"はサリアに語って聞かせる。

 勇者を呼び寄せた後の経緯と、吸血鬼の魔将を倒すまでの顛末を。

 現地は早暁の頃、まだ夜陰も去り切らない靄の立ち込める山間に、彼は歩み出した。

 身の丈は低くはない。

 衣服の上からでも鍛えられた体躯の締まりが分かるほどで、四十半ば過ぎという事実を感じさせるものは見当たらなかった。


「見回りですか?」

「そんなところだ。一応、獣用の罠なども仕掛けているから、それの確認もな」


 言われた通りの日課が展開される姿を、サリアは注意深く見つめる。森の中を行く姿には慣れたものがあり、こうした活動に通じていることがうかがえた。


「自分の神規に習熟しつつ、ほうぼうの迷宮を潰し、能う限りの魔物と戦った。後は、知っての通りだ」

「まさか、吸血鬼を無手で倒してしまうとは」

「そう珍しいことでもない。俺の配下にも、十指に余る程度には『出来る』のがいるぞ」


 神にも得手不得手があり、勇者に神器や神規を与えたがるものは、戦に権能を持たない者が大半と聞く。

 逆に、数多の戦を知っているからこそ、"闘神"は自分の勇者に、経験を積んだ格闘技者を募っているわけだ。

 やがて、朝日が小屋の前の空き地を照らすころ、勇者は呆然と立ち尽くし始めた。

 目の前の空間を丸く抱くように、わずかに腰を下ろすような姿勢で。


「あれは、何を?」

「站椿功。簡単に言えば『調整』だ。心身の調子を探り、働きを統一するためのな」


 口元をうっすらと開け、表情はほとんど消え、驚くほどに深く、ゆっくりとした呼吸を繰り返す。動きらしい動きの消えた姿は、森の中の立ち木にも似た静寂を漂わせる。

 瞑想に近い物を感じさせる行為、映像で見せられた荒々しさはどこにもない。


「武術の修業、というには趣が違いますね」

「あれは養生の一種でもあってな。"神去"では、武術を使わぬ者でも、健康長寿のためにやっていると聞く」


 静止を解くと、納めの礼らしいものをはさんで、彼は動き始めた。

 両足を開き、手を伸ばして、新たな形をとる。呼吸は緩やかだったが、内側から押し出すような息吹に変わっている。

 それは緩慢ではあったが、いかにも武術らしい動作だ。


「あれは何かの技でしょうか?」

「その辺りは、中々に説明が難しいな。あれもただの体の曲げ伸ばし。結局は『調整』に過ぎん」


 なにかを思案すると"闘神"は、サリアに全身を示すように立ち上がった。

 

「おおよそ、『ヒト』に類する生き物は胴体を中心に、二本の脚、二本の腕、一つの頭、というのが基本の形だ。竜の血を引く者は、そこに尻尾と翼が加わるが」

「"闘神"殿にも、見事な尾がございますね」

「これのおかげで、俺の武も一段違う物になってな……と、それはいいとして」


 彼は右腕を縦に回した。

 肩を軸に一回転、それだけで風が鳴り、圧がこちらにも届いてくる。何の神威がこもっておらずとも、人や獣を打ち砕くほどの力を感じた。


「言ってしまえば、武術の極意とは、これに尽きる」

「腕を縦に回すことが、ですか?」

「この動きには、三つの力が顕れている。体から腕までの『距離』、腕自体の『重さ』、回すのに使った『筋肉』。これらを総和とし、敵に叩きつける。それだけのことよ」


 今度は、右足を前に出す動き。大きな肉の塊が滑らかに一歩踏み出す、その勢いだけでも十分な威力を感じさせた。


「これは腰から足への『距離』、体全体の『重さ』、両足の『筋肉』の総和だ。この動きだけで相手にぶつかっても、それなりに打撃となろう」

「では"闘神"殿、腕と足の和を更に足し合わせることも、可能なのでしょうね?」

「そういう――ことだ!」


 言い切ると同時に、"闘神"は腕を振り足を一歩、進めた。

 ずん、という地響きと共に巨碗が空を切り、凄絶な振り下ろしの一撃が、サリアの眼前を横切る。

 手刀の生み出した威力が、見えざる刃となって、地にくさびの傷を刻んだ。


「ヒトの腕や足は、基本取り外しが効かぬ。必ず突き蹴りは間接部を起点とし、威力も胴体の振る舞いに従う。となれば、武術者ぶじゅつものと相対する場合、腕や足よりも、肩や腰に着目すると良かろう」

「吸血魔将の技は、そういう理の外を攻めるものだったのですね」

「いかにも。もう少し、ヒトの理合いを嫌らしく突くなら危なかったが、他種族を侮る吸血鬼の高慢に救われたようだ」


 そんな話を聞いた後では、水鏡に映る勇者の動きもまた違って見える。

 彼の運動には、腕を置き去りにするような一瞬があり、手足の働く領域も、確かに胴体を中心とした円の軌道を感じた。


「ちなみに、武器を扱う場合でも原則は変わらん。身体の理合いを、武器という『手足の延長』へ乗せるのが極意だからな」

「あの……"闘神"殿?」

「なんだ?」

「これはその……いささか、まずいのでは、ありませぬか?」


 サリアは自分の背後に視線を送る。そこには、一言も発さずに水鏡を凝視する青と白の竜がいる。

 何より、こうして己の目で、彼の勇者の修練を観察していた。

 彼自身の教導で、注目するべき点まで伝えられて。


「貴殿の勇者殿は、相手の奇跡を封じ、徒手にて敵を屠る技なのでしょう。であれば」

「己の技を秘させて、貴様のコボルトを一打ちにする機会をみすみす失うのか、と言うわけだな」

「……はい」


 笑いながら頷くと、"闘神"は目を細めながら感嘆した。


「貴様のその、真っ正直なところが、俺は好きだ」

「う……」

「黙っておればいいものを、わざわざ口にするところが、実に愛い」

「そ、そこまで初心なつもりはありませぬ。このような見え透いた罠など、迂遠に過ぎると申し上げたかったのです」


 開示できる秘密とは、知られてもいいか、知られることで罠になる情報のことだ。

 そんなやり取りは"黄金の蔵守"の一件で、さんざん経験している。"闘神"の言葉もそういう腹芸の布石だ。


「千日の修業を鍛と言い、万日の修業を錬と言う、そんな言葉が"神去"にはあるとか。先ほど示された理を、気の遠くなる歳月で積み上げたものが、彼の武術なのでしょう?」

「確かに、その通りだ」

「その重みに自信があるからこそ、『こんなものは簡単な道理である』と、絵解きをしてみせた。要点を知って攻め落とせるような城塞ではないゆえに、違いますか?」


 こちらの詰問に、"闘神"は爆笑した。

 それは雷鳴のように響き、大気に溶けていく。嘲りではないが、あまりにもこちらの言葉が、かわいらしい反抗であると感じている姿だった。


「俺とて貴様の勇者と争うなら、尋常な勝負を望みたい。ただそれだけだ」

「であれば、敵に懇切丁寧な指導をするなど、こちらを侮っているも同義かと」

「貴様の勇者はすでに四たび、その戦を見せているではないか」


 指摘というよりは、憤慨さえ感じる声。

 確かに、手の内を晒すという話なら、すでにこちらは引く札さえ公開して戦っているようなものだろう。

 そして、彼からもたらされた情報がなければ、シェート達は何もできないまま、打ち倒されていたかもしれない。

 それでも、これも何かの罠には違いないのだ。

 だって、この男は――。


「恋心など、何も裏書はしない。己が利のためなら、たやすく反故にできる浮つきを、なんで信じられようか……というところか」

「…………」

「では、今日はここまでとしよう」


 驚きに、サリアはうつむけかけていた顔を上げた。

 彼は笑い、ゆっくりと首を振る。


「七日の区切りだが、不興を買って共にする一日に意味はない。気が向いたなら、明日また、庭に出てくれ」

「……はい、それでは」


 去っていく背中を眺めながら、彼の神座でなかったことに安堵する。

 逢瀬の場は神々の庭のみとすると、メーレから言い添えてもらったことには、感謝しかない。

 のしかかる苦しみから逃れるように、サリアは顔を覆った。

 兄の時は、これほどまで悩まなかったはずだ。

 いくら薄情な心根とはいえ、相手は身内。裏切ることにためらいも感じた。それでもシェートのためにと、なけなしの媚態さえ繰り出せたのに。

 やるべきことは変わらない。勝つための策を、そのために必要なことを、成すべきことを成すだけでいい。

 これは私の戦場だ。シェート達の苦労を減らせるのなら――。


「サリア―シェ様」

「……なんでしょう」

「作戦変更を進言。ミッション継続、不可能と判断」

「お気遣いは無用。私は」

「正常機能しない存在ユニット。自陣の不利益」


 痛烈な助言に、女神は肩を震わせた。

 彼女のいうことは正しい。今の自分は、能動的に行動を起こせるような心情ではない。

 それでも、だめだ。


「では、私からも進言しよう。まずはお互い、頭を冷やすべきかな」


 自分たちから等間隔の場所に降り立ち、白い小竜は穏やかに提案する。


「メーレ、しばらくサリア―シェ様の経過観察を頼むよ。欠席の伝令は私が立つ。残りの日数を引き伸ばすだけでも、地上の味方のためになるからね」

「取り決めを反故にするような真似は、承服いたしかねます」

「かの御仁は、貴方との逢瀬そのものに興味がおありだ。であれば、繰り延べにした日々を追加すればよろしいでしょう」


 その顔に竜神を思わせる笑いを浮かべて、ヴィトは言葉を重ねた。


「あらゆる関係は互いを知ることから始まる。最初の一歩として、主神と伴神が語らう。ごく当たり前の話だが、いかがかな?」

「……はい。お世話をおかけします」

「助言に感謝。バックアップを一任する」 


 白い竜の姿が掻き消えて、場には二人だけが残される。感情の失せた目でこちらを見つめるメーレは、やがて軽く頭を下げた。


「先の進言を謝罪。貴方の精神を優先。今作戦の成否、重要度、低い」

「こちらの心魂より、意志を尊重していただきたい。シェートを勝たせるためなら、私はどうなろうと」

「安易な自己犠牲、戦略の最悪手。存在の損失、コミュニティの影響、甚大」


 青い竜の目には、静かな怒りがあった。

 視線を外さず、こちらを堅く縛り付けるように、ひたと視線を合わせていた。


「今の私に、省みるほどの意義はありませぬ」

「貴方の犠牲。シェート、深く傷つく」


 そうだろうか。

 私はシェートを失いたくない。それに耐えられないと分かっているから、手を尽くすと決めた。

 だが、恋情になぶられ、廃れて見捨てられた女神に価値などない。

 あるとすれば外付けの神威と、大神の身分へおもねる心だけだろう。


「いいえ。女神サリア―シェ。貴方の犠牲、シェートの心、確実に傷つける」

「……こんな私でも、ですか?」

「否定。貴方だからこそ」


 それは癒し手の竜だから言えたのだろうか。あるいは、そんなことは関係なく、はたから見れば瞭然のことだったのか。

 青い竜の娘は、こちらの体を抱き寄せた。

 世界から匿うように。


「親しき者、思いやる心。皆、等しく持つ。どうか、今一度、受け入れて」

「……受け入れる?」

「貴方が愛するように、誰かが貴方を愛すると」


 分からない。

 彼女の言うことは、何もわからなかった。

 私が愛し、私を愛した者は、皆死んだ。時の流れに消えたはずだ。

 私の星の民、慈しみ育て、こぼれ落ちた者たち。その血を継ぐ者は、もう誰もいない。

 なにより、私は。


「私は、シェートの信愛を、受ける資格がない」

「何故?」

「死にゆく彼を憐憫した。でもそれは、私の恨みを重ねたからだ。そんな気持ちで、すくい上げた私が、彼に慕われていいはずがない」


 サリアはゆっくりと、彼女を押しのける。

 抵抗もせずに、水の竜は体を遠ざけて、悲し気にこちらを見た。


「なにより私は……私は、なにも守れなかった者だ。本当は分かっていた、私が零落したのは、全部己のせいで。私さえ、愚かでなかったら!」

「同時に世界、憎悪の対象。世界と貴方自身。等しく仇」

「そんな私に……今更、愛などと!」


 他者の恋情を憎んだ。

 勝手な思慕で私の全てを奪った者たちを。

 自らの愚昧を憎んだ。

 軽はずみな憐憫で大切なものを砕いた己を。


「だから、"知見者"の交渉、ためらわなかった。"八瀬の踊鹿"による中傷、掛け代積み増した。あれは自棄の顕れ。そして」

「"闘神"殿を恋情でかき乱すのも、厭わない。そうするのが、相応だからです」


 もう愛せないから。誰も受け入れられないから。

 せめて、自分が助けたものぐらいには、無私のような顔をしていたかった。

 気づきたくなかった、口にしたくなかった。

 こうして形にするまで、自分でも気づかなかった、ほんとうの、にくしみ。


「憎しみとは、汲めども尽きぬものですね。全てを吐き出したと思いましたのに」

「サリア―シェ様」

「……なんでしょうか」

「その想いこそ、恋情」


 女神は顔を上げた。

 それから、ゆっくりとかぶりを振り、堅くこぶしを握り締めて、うつむく。

 そして、呻いた。


「嫌だ」



 水の竜、メーレは癒しを司る者だ。

 だから目の前の女神の憤りも、ただの症例として観察する。その目は、竜の貪婪で満ちていく。癒したいという、賤しい感情で。


「嫌だ……嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ!」


 無理だ。

 どれだけ拒絶しても無理だ。

 恋情とは、対象に対する一方的な拘り・・・・・・を意味する言葉だ。

 他者に思いを向けるという、行為そのもの。

 シェートに愛されたくないという気持ちも、恋情を抱いた相手を憎む心も、死んでいった者たちを悔やみ、罪を犯した自分を罰したいと呪う気持ちも。

 何かに拘り、乞い求める心、それが恋だ。


「嫌だ! こんなもの、私は嫌だ! 恋情など、自分勝手な思い込みで、誰かより奪い、誰かを傷つけるだけで! 憎悪の温床で!」


 その言葉全てが、女神の恋情と愛の発露だった。

 誰かへ焦がれがるゆえに、神も人も歪み果てる。その形がたまたま、美しく凝った時だけ、尊んでいるに過ぎない。

 心は決して、理で制せるものではない。

 だからこそ、愛という美辞麗句が生まれたのだ。

 恋という感情のおぞましさを隠し、皆の心を護るための虚飾として。


「癒し手の竜よ――教えて欲しい」

「何を?」

「恋情という病を、癒す術を。どうか」


 祈るように、女神が告げる。

 闘いの神に返した答えは、偽りだ。

 癒す方法はある、たった一つだけ。


「――死」

「死?」

「心ある限り、恋情もある。存在消去による忘我。それこそ、究極の処方」


 死ねば思いは消える。

 継がれるのは、生者が死者に掛ける思慕だけだ。個人の想いは死を超えず、確実に恋情の苦しみはえるだろう。

 だからこそ、ドラゴンは自らの死を謳えるのだ。永劫と刹那の価値を知る故に。


「貴方は、それを私に与えてくれるのですか?」

「貴方は、それを私に望む?」


 やり取りはそこで途切れた。

 女神は視線を逸らし、自らの神座に帰っていく。青い竜の娘は、虚空に呼び掛けた。


「不干渉、感謝」

『あと一歩、君が踏み込んでいたら、そうもいかなかったろうけどね』


 言葉と共に、神の庭すべてに白竜が満ちた・・・

 それから、小さな竜となって姿を現す。穏やかに、皮肉気に笑いながら。


「普段はそうでもない癖に、いざとなると貪欲だね。やはり彼女を『癒し』たかった?」

「肯定。あらゆる処方、尽くす」

「主様がいなくなった途端、羽目を外すんだからなあ。君たちは実に、ドラゴンだよ」


 メーレは、わずかにはにかみ、頷いた。

 それから女神の去っていった方向を見つめた。装っていた無関心を取り去り、傷つき乱れた姿を思い返して、瞳を潤ませる。


「彼女、私の患者。そう定めた」

「許さないよ。身勝手な行為は」

「サリア―シェ様、主様の構想外」

「だが、遊戯に関しては指示があったはずだ。可能であれば、彼らに勝利をと」


 分かっている。

 主の指示は絶対だ、そこを無視するつもりはない。それでもなお、あの患者をどうするかと構想する気持ちは止まらない。


「問題ない。先の会話、あくまで治療の相談カンファレンス。患者の意志、尊重」

「安楽死は遊戯を終えてからだ。約束するなら、先の一件、私の胸に収めよう」

「了解」


 とはいえ、同僚が心配するようなことは何もない。

 心の治療に必要なのは、本人に問題を自覚させることにある。

 荒療治ではあったが、感触は悪くない。次の対面でどういう反応を示すかを見て、治療方針を固めよう。

 第一、彼女には私から『答え』を示した。

 心が定まれば、あの処方を求めてくるだろうし、そうする心づもりもある。

 隣の同僚が、表情を消して、こちら睨んだ。


「メーレ?」

「ヴィトに想起要請。私の命題テーゼは?」

「――万物の癒しと長生か。ならば、それを信用しよう」

 

 同僚は追及を止めて、今度こそ、どこかへと去った。

 メーレも庭を離れる。

 残るのは、無神の草原が醸す、しじまばかりだった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] サリアも何だかんだ絆さされていない? [一言] シェートからしたら復讐する機会を与えられた上、命も救われ、擬似的な家族さえ得られた巡り合わせだものな。 そりゃ相棒で恩人でもあるサリアが…
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