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……聞こえるなあ

たまには、成熟した大人の女性を。

 


 朝帰りでエグゼの所に戻って、翌日の夜明け前に、また変装して王都の外壁を跳び越えると適当な場所で時間を潰し、朝8時頃にメインストリートに行き、愚王の待遇を確かめた。


 王城公認のストレス発散場所になっているみたいで、生卵とかの腐敗臭が凄かった。


 ……ざまぁ!


 偶然だが、巡回中の衛兵が居たから聞いてみた。


「あれ、何?」

「詳しい事は知らないのだが、上からは放置する様に言われている」

「ありがとう」


 一応は、俺の言った事は守っているみたいだな。


 この日は、適当な宿屋に泊まり、夜になると王宮に忍び込み、変装を解いて王太子の「アレ」を再生復元した。


 あれから3日程、エグゼのご機嫌を取りながら王都で過ごし、俺達への指名手配的な事をしていないと判断した俺は、再び夜に王宮に忍び込み、先ずは王女に完全治癒パーフェクトヒールを掛けて失った「臓器」を再生復元させてから「茨姫ソーンコフィン」を解除する。

 次に、王妃の所に行き、王妃の1セットを完全治癒パーフェクトヒールを掛けて再生復元した。


 それで、魅力的な女性の部屋に、男が夜に来た以上は何もしないのは失礼かと思い、ついでに完全治癒パーフェクトヒールで再生復元された王妃の「物理障壁」を撤去した。


「……痛っ! え!?」

「女性の身体に完全治癒パーフェクトヒールを掛けると、アレも再生復元される。

 いや~、光栄だなぁ。畏れ多くも、この国の女性第1位の『唯一』を頂けるなんて」

「あ……あん! あぁ! あはぁ……」

完全治癒パーフェクトヒールで再生復元された『ソレ』も感度も大丈夫みたいだし、そろそろ……」

「あ、だ、ダメよ! 出さないで!」

「……う!」

「あ……あぁあああーーー!」


 こうして成熟した高貴な女性と挟んで貰ったりして、たっぷり楽しんだ俺は王妃の部屋を後にした。

 勿論、王妃と部屋には洗浄クリーンは掛けている。

 後、王妃に後避妊魔法アフターアニマを掛けた。


 ……マナーだろ。


「……聞こえるなあ」


 再び変装して天井裏とかを移動していると、泣き声が聞こえるんだよなぁ。


「……行くか」


 ……泣き声の場所に到着すると、愚王の書斎室だった。


「……隙間が有るな」


 愚王が死んで閉鎖されているみたいだが、部屋の中の奥の書棚に隙間が有る。

 そして、その「隙間」から泣き声が聞こえる。


「行くか」


 書棚は横スライドで動かすと、隠し通路が続いていた。

 行き止まりまで行くと、扉が有ったが半開きだった。

 俺は注意しながら扉を開け入ると、そこにはグロの方の秘密部屋だった。


「……これ、あの王妃は知っているのか?

 逆に宰相は知ってそうだな……ん?」


 そして、再び泣き声が聞こえたから、奥の部屋の扉を開けると、耳と尻尾を無惨にされた獣人族の美少女達だった。


洗浄クリーン完全治癒パーフェクトヒール全状態異常回復フルキュア

「「「「「「……え!?」」」」」」


 反射的に、俺は魔法を放っていた。

 更に……


施錠解除アンチロック


 ガシャン!


 獣人族の美少女達を囚えていた首輪が、地に落ちた音が6つ響いた。


「これで自由だよ」

「あ、ありが……」


 ギュ~ルルル……


 腹の虫が、六重奏を奏でた。


 ……俺は、この部屋にも洗浄クリーンを掛けると、重くない食料を「倉庫」から出した。


「あの……」

「遠慮は要らない。腹一杯に食べな」

「「「「「「……はい!」」」」」」


 ……久し振りに満腹になったからか、6人の獣人族の美少女達は、ウトウトし始めた。


「……リンなら、昼帰りも許してくれるよな」


 6人の獣人族の美少女達は寝た!


 俺としては寝ているあいだに、裏口を探したかったのだが、6人の内1人が俺のズボンの裾を握って離さないんだよな。


「……無理!」


 俺は諦めて、その場に座り魔力制御や魔力操作の鍛錬を始めた。


 ……体感で、4、5時間ぐらい経過したと思ったら、6人が目を覚ました。


「おはよう」

「「「「「「おはよう」」」」」」

「目が覚めたな?」

「「「「「「はい!」」」」」」


 そして、また食料を「倉庫」から出す。


「腹8割まで」

「「「「「「……はい」」」」」」

「此処に残りたいのなら、腹一杯食べても良いぞ」

「「「「「「イヤだ!」」」」」」

「それなら、俺の言った事は守る様に」

「「「「「「はい!」」」」」」


 6人の食事が終わり、俺は裏口を探す事にしたが、あっさり見つかって、長い通路を俺と6人が歩く。


「……やっと出れた!」


 裏口の出入り口は、何かの倉庫だった。

 倉庫である建物から出ると人気は無く、周りにも倉庫らしき建物が建ち並び、俺達が出た倉庫の看板には「王家所有−第8番倉庫」と書かれていた。

 勿論、王家の紋章付きだ。


「……書類上は、正式な建物なんだろうなぁ」


 そう言った後、服を軽く引っ張られた。


「私達は?」


 あまり彼女に迷惑になる様な事はしたくないが、背に腹は代えられない。


「確か、王都にも有ったよな?」


 途中で、古着屋が有ったから、そこで6人の服や靴を買い、俺達は「ホワイトテイル商会」に到着した。


 俺達はホワイトテイル商会に入ると、スタッフにオーキナから貰ったコインを見せる。


「畏まりました。ご案内しますので、付いて来てください」

「分かった」


 付いて行くと、3階のスタッフルームの応接室に案内された。


しばらくお待ちください」


 6人も座っているが、緊張しているのか、背中が真っ直ぐだ。


 扉をノックする音が響いた。


「どうぞ」

「失礼するよ」

「初めまして。冒険者のゼンだ」

「初めまして。この商会を任せられている商会長のオーカ・シラーだ」

「この6人は、俺が保護した」

「……保護?」

「ああ。とある場所で監禁されていたから、俺が救けた」

「それで?」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


「挟む」という「台詞」だけなら、少年誌でも当時は大丈夫でした。

今も大丈夫……ですよね?

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