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塩漬け案件だぞ!

不良債権は、何処にでも有る。

 


 その日の夕食後のお風呂で、俺は覚醒する事になった!

 中世や、あの辺りの画家が裸婦像を「芸術」として扱ってきた意味と価値を!


 ……今日もまた、桃源郷が目の前に広がっている。


「……綺麗だ」

「どうしたの、ゼン君」

「メイドの皆さんが凄く綺麗だなぁって」

「ありがとう、ゼン君」


 ……よっしゃあーーー!


 10歳の外見が、きちんと仕事をしているぞ!


「どうしたの、ロザリアさん」

「……いえ。何でも」

「そうなの?」

「はい」


 やっぱり、ロザリアは俺を睨んでいた。

 そして、リンもお姉さんメイドに可愛がって貰っている。


 桃源郷の時間は終わり、就寝時には……


「ロザリア」

「……ふーんだ」


 そう言いながらも、ロザリアは俺のベッドに入って来たから、布団を掛け、ロザリアの顔を俺の胸に当て、優しく頭を撫で続けた。


 そして、10分ぐらいで、ロザリアから寝息が聞こえて来たから大丈夫だろう。


 翌日は、朝食後に冒険者ギルドに行く事にした。

 しかし、俺達が普通の冒険者だったなら、朝の依頼争奪戦に参戦しないといけないが、亜空間収納「倉庫」が有るお陰で、別に依頼を受けなくても、森に行きモンスターを数匹討伐すれば、充分に朝に出る依頼相当の稼ぎを出す事が出来る。

 まあ、それが出来る戦闘力が有るのが、前提とも言えるけどな。


「……やっぱり、流石に朝の依頼争奪戦は、終わっているよな」

「当たり前でしょう!」

「さて……」


 別に良い依頼を取る必要は無いし、冒険者としての経験値が稼げるのなら、ギルドの「塩漬け案件」でも構わないが……無い!?


「塩漬け案件だぞ!」

「……王都の冒険者は凄いわね」

「そうですね」


 ……ん、気配?


「残念ながら、そうでもないのよ」

「……誰だ?」

「受付嬢のマーリよ。それで、塩漬け案件が無いのは、昨日ペナルティを受けた冒険者チームが居て、今日から、その冒険者チームに塩漬け案件をさせているからよ」

「「「……なる程」」」

「そういう訳だから、別に王都の冒険者ギルドだからって理由で塩漬け案件が無い訳じゃないのよ」

「「「……ふ~ん」」」

「それで、君達は何故、こんな時間に冒険者ギルドに来たのかな?

 君達も冒険者でしょう?」

「確かに冒険者だけど、今は宿泊費と食費の心配が無いんだ」

「なる程ね。でも、そうなるとどうするの?」

「貼ってある依頼書を見たけど、納得出来るのが無いから、普通に森に行ってモンスターを討伐しようと思っている」

「大丈夫。君達、見た所はFかEランクよね?」

「違う。Dランクだ」

「本当?」

「ああ」


 俺達はギルドカードを見せる。


「……本当だわ。まだ若いのに凄いわね」


 そう言いながら、受付嬢マーリは立ったままお辞儀の様に腰を折り「俺」の頭を撫でた。

 一瞬、頭に血が上りそうになったが、目の前の壮大な谷間有りの双丘に、俺は目を奪われた。


 ……素晴らしい絶景だった!


「分かったわ。実力は有るみたいだけど、無理をしたらダメよ」


 そう言って受付嬢マーリと別れた。

 この後、不機嫌になったロザリアに足を踏まれたが、俺がロザリアを「ロザリアは可愛い」と褒めながら頭を撫でる事で、何とか機嫌が直り、王都の南門から出て森に入った。


「……オーク3匹も狩れば充分だろう」

「そうね」

「リンは、周りの警戒を頼む」

「畏まりました、ゼン様」

「ロザリアは、俺と稽古な」

「分かったわ」


 稽古は、ロザリアが「……もう無理」と言うまでやって、小1時間ほど休憩すると、王都に戻る事にした。


 南門から王都に入り冒険者ギルドに到着した俺達は、思っていたよりは混雑している中を進み、直接に解体場に行った。

 そして、オーク3匹をお願いして酒場で呼び出しを待っていると、テンプレさんが笑顔でお嬢様走りしながら、手を振り近付いてきた。


「ガキ、見ていたぜ。良いマジックバッグを持っているな」

「ガキには、過ぎた物だから寄越しな」

「オレ達が有効利用してやるよ」

「断る」

「それなら、オレ達のチームに入れよ」

「断る」

「……ガキ。オレ達が優しく言っている間に『お願いします』の、返事をしたらどうだ?」

「……はぁ。断る」

「……潰す!」

「覚悟するんだな」

「もう、優しく出来ねぇぜ」

「お前らには出来ないかもしれない」


 ……服と靴と冒険者カード以外を剥ぎ取り、酒場の隅に蹴飛ばして退かした。


 呼ばれて行くとカウンターに居たのは、今朝の受付嬢のマーリだった。


「お待たせしました。オーク3匹を討伐と素材の売買で大銀貨3枚と銀貨9枚よ。

 それでは冒険者カードを……はい、返すわ。

 ……君達、本当に強いのね。はい、お金よ」

「どうも」


 俺達は冒険者ギルドを後にしてアルードさんの屋敷に戻り、夕食までマリーベル嬢の相手こもりをして夕食を頂き、1人を除き誰も反対意見が無い為に、俺は桃源郷に行く事が出来た。

 まあ、その「1人」も奴隷で、俺が反対意見を言わない様に「命令」してあるけどな。


 流石に3回目ともなると、落ち着いたみたいでロザリアも、メイドさん達と交流していた。


 ……眼福でしたっ!



厳しくも温かいメッセージを待っています!

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