表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

114/133

サラ達にも回るお金なんだから!

異世界に於いては、オークションは出会いの場。

 


 オークション開催日当日


「こんなに意欲的にモンスターを狩りまくった事は無いな」

「それはそうでしょうね。冒険者ギルドに行く度に討伐報酬と素材売買で、合計が白金貨2桁出していたのだから」

「ルーネも、そのくらいにしてあげて」

「そうね。受付の順番が迫っているわね」


 サラに小声でお礼を言い、俺達はオークション会場の受付を済ます。

 俺達は、受付で渡された仮面を各々が付けると、スタッフに案内されてテーブルに打ち付けられている番号「Aー11」のテーブルに着く。


「この仮面は、表向きの身バレ防止用よね?」

「それはそうでしょうね、サラ」

「高額商品を競売せりで勝つのは貴族だろうからな」


 さて、時間が来た様で、司会らしき男性がスポットライトを浴びて言った。


「レディース&ジェントルメン!

 お待たせしました! 王都オークションを開催します!」

「「「「「「「「「「「「「「「おお!!!」」」」」」」」」」」」」」」」


 因みに、オークションの商品を出す順番だが、最初に絵画等の骨董品や宝飾品で、次が冒険者達から出品された貴重な薬草やモンスターに、高名な冒険者が引退する際に要らなくなった武具等だ。

 此処までが、午前中の出品内容だ。

 2時間の休憩を挟み、午後からはオークション最大の目玉である「奴隷」の出品となる。


 さて、オークションでの礼儀マナーだが、誰が、どんな出品を、どんな金額で買おうが、参加者全員が、購買者に拍手を贈るとなっている。


 次に単価が「金貨」となる。

 つまり「白金貨1枚」ではなく、参加する場合は「金貨100枚」となる。


 次に、出品が落札されなかった場合に限り、オークション終了後に買う事が出来る。

 ただし、その場合は初期落札額の20倍の金額を払わなければならない。

 つまり、初期落札額が「では、金貨1枚から」なら「金貨20枚」になる。


 オークションのチュートリアルを思い出しているが、オークション自体は進行している。

 絵画等の骨董品は俺達はスルーしたが、宝飾品はルーネとサラに相談して人数分を購入した。

 内容は、耳飾りに首飾りと指輪で、合計で白金貨5枚と大金貨8枚に金貨4枚となった。


「ゼン、ありがとう」

「ゼン君、ありがとう」


 一目惚れした宝飾品を落札出来て、ルーネやサラも笑顔でありがとうって言ってくれた。


 ……それと、オークションで全員分がきちんと揃うとは思わなかったな。


 次は、冒険者からの出品だ。

 因みに、俺達が出品した「魔法陣入り宝石」は、此処で出品された。

 しかも、トリで!


「それでは、この『攻撃力9%上昇』の魔法陣入り宝石は、金貨1000枚でKー3の方が落札されました!」


 パチパチパチパチパチパチ……


 思っていた以上の高額で落札された!

 原価は1個辺りが銀貨3枚なのに……


「前世も合わせて、最悪なボッタクリね」


 サラに、小声で言われた。

 オークションに出品した「物」が、購入された場合は、オークション側に1割を引かれて出品者に渡される。

 それで、俺達が出品した「魔法陣入りの宝石」を20個出品して、オークション側に1割引かれても、合計で白金貨300枚に大金貨9枚に金貨7枚となった。

 勿論、使った「魔法陣」に書かれた効果は違う内容にしてある。

 例えば、「攻撃力8%上昇」とか「防御力6%上昇」とか「敏捷性7%上昇」とか「切断力5%上昇」とかな。

 この程度の上昇率でも、驚愕な付与みたいでボッタクリ額になった。


 サラの俺への冷たい視線に耐えながら午前中の出品は終了した。


 ……別に良いじゃん!

 サラ達にも回るお金なんだから!


 昼休憩になり、先ずは売上の回収だ。


「お待ちしておりました」


 俺達の前のテーブルには、白金貨や大金貨や金貨が山の様に置かれていた。


「では、お買い上げされました宝飾品の分で、合計で白金貨5枚と大金貨8枚に金貨4枚と、お客様が出品された物品から我々の手数料を引いて、白金貨295枚に大金貨1枚に金貨3枚になります。

 お確かめください」


 ルーネとサラにも協力して貰い枚数を数えた。


「確かに」


 全てを「倉庫」に仕舞うと、俺達が買った宝飾品をテーブルの上に置かれた。


「此方が、お客様が購入された出品物です」


 これも、ルーネとサラにも確認して貰った。


「確かに確認した」


 また、俺の「倉庫」に仕舞う。


「午後からのオークションでも、奮って参加して頂けたなら幸いです」


 この後の俺達は軽く食事をして、会場周りの露店を廻る事にした。


「玉石混交だな」

「ゼン、どういう意味?」

「宝石も石ころも、一緒に混ざっている事だ」

「……なる程ね。オークションに出しても恥ずかしくない物から、その辺りの町でも買えそうな物が混じっているわね」


 実家が実家だから、ルーネは「物」の見る目が有るお陰で、感想が厳しいな。


「ゼン君」

「サラ、どうした?」

「あれ……」

「……奴隷市か」


 サラが差した方向には、柵に囲まれて立っている奴隷達が居た。

 まあ、柵は見物人が、不用意に商品である奴隷に触れない様にする為だろう。


 奴隷を買う気は無いが、社会勉強的な意味で見て廻る事にした。


「ゼン君、あの!?」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ