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人妻を情婦にしようとした

叫びそうになる受付嬢。

 


 タニアから説明を聞いた俺達の結論は、次に奴等がアクションが有れば、それを理由にして無理矢理に強制突入する事にした。


「美味い!」


 ルーネ達が、コクコクと強く頷いていた。


「そうだろう! アニータの料理は絶品だ!」

「もう、旦那様ったら」


 食材調達に行っていたタニアのお父さん「ガルダ」さんは、豪快に笑っていた。

 因みに、ガルダさんの外見は、身長200cmのドワーフだ。


 思わず、俺とサラが「お巡りさん、こっちです!」と、言いそうになった。


 夕食後は、タニア達が持ってきたお湯で身体を拭き、就寝した。

 部屋割りは、俺とルーネで、サラ・リン・ラン・エグゼとなる。


 翌日、朝食を頂いているとバカぼんがチンピラ10人を連れて来た。


「出て来い! ボクに逆らった事を後悔させてやる!」

「リン、ラン」

「畏まりました、ゼン様」

「ゼン殿、分かったであります!」


 ……ルーネが、然りげ無く風魔法を使って、俺達の方に埃とかが来ない様にしていた。


「全く。俺達の大切な食事を邪魔するなど、お前ら万死に値する」


 一応は、顔は分からない様に適当な布袋を頭から被せてある。

 全員の両手を拘束して、ロープで連結して領主館に向かった。


 ……まあ、バカ坊の服で身バレするかもしれないが、そこまでは知らん。


 領主館に到着した。


「どの様なご用件でしょうか? 予約は取られておられますか?」


 偶然、門の近くに居た執事が俺達……正確には、バカ坊の服に気付いたみたいで、話し掛けていた。


「予約はしていないが、用件を察しているから自ら対応をしているのだろう?」

「……しばらくお待ちください。

 旦那様に許可を頂いてきますので」

「分かった」


 待つ事、約15分後に、先程の執事が来て「ご案内します」と言われて、チンピラ共は此処でサヨナラだ。

 最後の慈悲で、領主館に入ってからは、頭の布袋は取り外したが、猿轡さるぐつわはそのままだ。


 応接室で待っていると、約20分後ぐらいに、領主の「リジェーダル=ダラマ=ザングエルブ」侯爵が執事と一緒に入ってきた。


「領主のリジェーダル=ダラマ=ザングエルブだ」

「冒険者ゼンで、後ろの5人は仲間だ」

「……それで用件は?」

「最悪なら爵位剥奪と、四男の貴族籍剥奪の上で追放なら、どっちを取る?」

「……どういう事だ?」

「そのままの意味だ」

「冒険者風情が何を言っ……」


 俺は「王家の短剣」と「証明書」を見せる。


「理由は?」

「権力の不正使用」

「他にも有るな」

「ああ。人妻を情婦にしようとした」

「……人妻!?」


 横の地べたでは、バカ坊が「ウー! ウゥー!」と、うめいている。


「周りには姉と思われているが、実際は4人の子持ちの人妻だ」

「……はぁ~。 アレの母は聡明だったのに」

「心中察するよ」


 俺は短剣と証明書を「倉庫」に仕舞う。


「後、他の貴族に悪用されない様に、それと本人が悪用しない様に、アレを切れ」

「……そうだな」


 ……結局、泊まる事になった。


 執事に宿屋「陽だまり亭」に言付けを頼み、俺達は1泊したのだが、残念ながら料理の味はアニータさんに軍配が上がった。


 翌日、領主リジェーダルに挨拶をすると、領主館を後にした。

 因みに、嫡男は視察に出ていて不在で、次男は王城で文官をしていて、三男は王城で騎士団に所属していて、五男は王立学園に在籍中だ。

 長女(5歳)は、人見知りで部屋から出て来なかった。

 本人曰く「娘が欲しかった」らしい。

 それと、側室は2人居る。


 彼女が「ざまぁ」される、隠れ悪役令嬢にならない事を祈ろう。


 領主館を後にした俺達は、冒険者ギルドに行ってみたが、待っていたテンプレさんに笑顔で握手され、冒険者から鉱山労働者にジョブチェンジした野郎が5人誕生した。


「一家に一台みたいね」

「そうだな、サラ」


 当然だが、こんな時間に行っても依頼掲示板には美味しい依頼は無かった……が!


「ゼン君、これ」


 その依頼書は大分黄ばんていて、塩漬けである事が伺えた。

 その依頼書が塩漬けの理由は、依頼料は良いが、その依頼料に合う危険度ではなかった。

 その内容は、東南の森にケルベロスをボスにしたオルトロスの群れの討伐だった。

 受付嬢に聞くと、今の所は被害は無いらしいが、居着いているのは事実みたいだ。


 俺達は、その依頼を受ける事にして手続きに冒険者カードの処理をして貰ったのだが、担当した受付嬢が、カードの情報を大声で暴露しそうになったから、俺の手のひらで防止した。

 依頼の手続きが終わり、カードを返して貰うと、冒険者の情報を露呈しようとした罰として、受付嬢の口を塞ぐ時に、手のひらが受付嬢の唇に触れていた。

 だから、受付嬢に見える様に、その手のひらにキスをしたら、受付嬢は顔を真っ赤にして沸騰していた。


「やるわね、ゼン君」

「一度はやってみたいリストの1つだった」

「……なる程ね」


 この後も、俺はルーネ達と会話しながら東南の森に行き、探索を続けた。


「……見つかったであります!」

「どっちだ?」

「……こっちであります!」


 オルトロスの群れwithケルベロスを見付けたが、向こうも気付いていて「Gurrr……」とうなって警戒していた。




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


異世界の犬系モンスターは「ウルフ系」や「フェンリル」だけじゃなく「ドッグ系」や「ケルベロス」だっていますよ。

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