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プロローグ

新作です!

よろしくお願いします!!!


3話同時投稿です。

 


 ???side


「何処で見失ったんだーーー!」

「私の出世がーーー!」

「しかも、案内人も行方不明だぞ!」

「オレには生まれたばかりの娘がいるんだぞー!」


 何か、凄い右往左往しているなぁ。

 間違いなく重要案件が悪い意味で発生した感じで、最悪、責任を取らされて何人かの解雇クビ確定みたいになるやつ。


「見つかったか?」

「まだだ!」

「何処に居るんだよ」

「これ以上時間が掛かると……」

「時間が掛かると、どうなるの?」

「……じょ、上位神様!?」


 ……上位神!?


「何が有ったんだい?」

「……はい。日本からの異世界転生者で、その内1名が行方不明になりました」

「……あ、あ~。あの次元の太陽系と言われる……名前は地球で、日本という国から譲渡される魂は男女問わず8割は当たりだからねぇ」

「はい。今回の魂は特に強い上に本人も希望していたので安心していたのですが……」

「案内人の所為せいで、途中ではぐれて行方不明と?」

「その通りです」

「それなら、あそこに居る『かれ』は違うのかい?」

「「「「「「「「「「「「「「はい!?」」」」」」」」」」」」」」

「か、彼ですーーー!」


 お、俺か!


「此処に居たのなら、何故だー!」

「俺に対して誰も聞かないし、俺の名前が会話の中に出てこない。

 それに、案内人が最後まで仕事をしない以上は、どうすれば良いんだ?」

「……失礼した。案内人には規則を無視して、裏の力を使ってでも限界を超えて罰を与えてやるから許して欲しい」


 ……そこまでするのか?


「それで、ある程度は察してくれているとは思うが確認したい。

 君は死亡していて地球の輪廻に還るか、異世界転生の2択となる。希望は?」

「異世界転生で!」


 当然だよな!


「分かった。それでは三者面談を行う」

「さ、三者面談?」

「ああ。君の転生先は、君の前世の世界で言う所の『剣と魔法の世界』だ」

「良し!」

「ただ……」

「ただ?」

「転生先の世界の創造神は、代替わりをして今回が初めての担当となる為に、三者面談となる」

「分かった」

「それでは、会議室に案内しよう」


 会議室?

 此処は市役所みたいなモンか。


「ほぼ、正解だ」


 へ~。


 今更、思考が読まれる程度じゃあ、ビックリしない。

 異世界転生系ラノベでは、スタンダードだからな。


「此処が会議室だ。担当の創造神様と、担当次元域の上位神様を呼んでくるから、この会議室で待っててくれ」

「分かった」


 待つ事、3分。


「待たせたな。この方が君の転生先の創造神様と上位神様だ」

「よろしくね。私が君の転生先の創造神よ」

「よろしく。彼女の担当する世界を含めて、幾つかの世界を担当する上位神だ。

 分かり易く言うと、彼女は初めて1つの総合会社の経営を任せられ、私は、彼女を含めた複数の会社経営者を指導するチーフマネージャーみたいな感じかな」

「説明、ありがとうございます。

 よろしくお願いします」


 やっぱり、神様達にも縦社会が存在するんだなぁ。


「ほら、アドラディア君」

「は、はい! さて、改めて自己紹介をして欲しいかな?」

「必要?」

「必要だよ」

「分かった。前世の名前は『天門総司あまかど そうじ』だ」

「では、総司さん。貴方の望むユニークスキルがありますか?」

「ユニークスキルですか?」

「ユニークスキルとはいうのは……」

「1人ひとりに与えられる世界に1つしかない特殊能力みたいなモノ……ですか?」

「そうです! やはり聞いていた通り、日本人は理解が早いです! それで、どんなユニークスキルを望みますか? 

 今回、ご迷惑をお掛けしたので、大抵の希望なら叶えたいと思っています」


 外見がJSの創造神様が、あまりに大盤振る舞いな為に上位神様を見る。


「その辺りの采配も含めて、彼女の責任であり自由です」

「分かった。創造神様、俺が欲しいと願うユニークスキルは……」


 俺の希望を伝え、その希望から発生する問題点を話し合い、俺に与えられるユニークスキルが決定した。

 更に、このユニークスキルを付与されるに辺り、受け皿となり得る両親が居ない為に、自然転生が無理である事が分かり、創造神様が器である肉体を改めて創造する事になった。

 その関係で、外見年齢は10歳からとなり、森でのサバイバルスタートになった。

 因みに、森からスタートになる理由は、創造神様が俺の肉体であるうつわを創った為に「役所仕事」的な適応対象となり変更が出来ないらしい。


 ……まあ、前世での経験から家族という存在に良い記憶おもいでも有るが、それ以上に辛い記憶おもいでも有るし、転生先の「家族」というしがらみを背負う事が無いから良いか。


「俺に巻き込まれて死亡……なんて嫌だしな。」


 次に、転生先の世界についての様々な事の説明を受けた。

 それで、俺には使命とかは無いみたいだが、封印中の魔王とかが存在するらしい。

 更には魔王と同格や、それ以上の自我と知性を持つ「神霊や神獣」と、言っても良いモンスターまでもが、かなりの数が存在するみたいだ。

 勿論、その逆の悪魔や魔神みたいな存在とかも居るらしいな。

 因みに、この世界の「魔王」は、勇者じゃなくても討伐出来るらしい。


「三者面談は終了した。アドラディア君、彼の事をきちんと見る様にな」

「はい! では総司さん。転生するにあたり新しい名前は何にします?」

「新しい名前?」

「はい」

「……じゃあ、名前は『ゼン』で」

「分かりました。『ゼン』ですね。

 ではゼン君。貴方に新しい人生を」

「ありがとうございます。上位神様!

 アドラディア様!」



 俺の足下が光り輝いたと思ったら、何処かの森の浅い所に居た。


「これが新しい『俺』か。まだ顔は分からないが、肩より伸びた髪から色は『黒』で、外見年齢10歳らしいが、若干筋肉質みたいだな。身体能力は現段階で……五輪級か」


 さて、異世界転生や異世界召喚の定番を!


「ステータス!」


 そう言うと、半透明のパネルが出た。


 名前=ゼン

 性別=男

 種族=人族

 賞罰=無し

 称号=創造神アドラディアの愛し子

 ユニークスキル=超越者・???

 スキル=体術・全属性魔法・異次元収納(収納無限・リスト付き)・異世界言語(隠蔽)



 ……ちょっと待て!


 ユニークスキルリストに2つ目のユニークスキル「?」が載っている!


 ……まあ、良いか。


 純粋にラッキーだと思うし、責任の所在は創造神様むこうに有るしな。

 それで、ステータスだけだと、本人しか見る事が出来ない。

 他者にも見せる場合は「ステータスオープン」となり……


 名前=ゼン

 性別=男

 種族=人族

 賞罰=無し


 ……これだけになる。


 称号は、他者に見せるモノじゃないらしい。

 後、腕力とか敏捷性とかのゲーム的な数字は、神々しか見れないみたいで、称号等も含め鑑定とかでも確認が出来ないとの事だ。




 創造神アドラディアside


「確かに、使命は有りませんが、宿命は有りますけどね」

「彼……ゼン君には頑張って貰いたいです」

「大丈夫でしょう。彼のユニークスキルの内容を考えれば」

「……そうですね」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


簡単にしたら……

上位神・創造神は、本人も両親も国家公務員

中位神・下位神は、本人か片方の親が一般人の地方公務員


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