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ヘビ好きが異世界でヘビ使いの勇者になる!  作者: 鳶野
第一章 ヘビ使いの勇者になる?
9/24

07 スキルの付き方っておかしくね?

すでに修行のための迷宮攻略ではなくなっており、ヘビの活躍を暖かい目で見守る立場になっています。そう俺は迷宮の見学者です。

そういえば、召喚のレベルが上がっていましたので、召喚できるヘビが増えたのでしょうか。ペットの体調の確認も兼ねてヘビでも召喚しようかな。

俺の前で1人と2匹が勝手に進んでいってみる以外に、やることがないので、新しくヘビを召喚しようと思います。

頭の中に、2匹のヘビが召喚できることが伝わってくる。品種がわからないのでどの子が来るかわからないけど召喚してみますか?


「こい、シマヘビとコーンスネーク」


そして、さっそく鑑定と


名前:クロウ lv.15

品種:黒色種カラスヘビ

HP  :300

MP  :50

攻撃力:120

守備力:100

スキル:

ヘビ魔法  Lv.3

闇耐性   Lv.10

闇魔法  Lv.5

飛行 Lv10



名前:ウルフ lv.8

品種:アネリ

HP  :250

MP  :30

攻撃力:80

守備力:80

スキル:

ヘビ魔法  Lv.5

身体強化  Lv.5

一匹狼


今までの傾向として、ペットとして一般的なスネークしかでてないから、シマヘビはノーマルが出てくると思っただが、カラスヘビが出てきたようだ。

しかも、名前がカラスからという理由からだろうか、飛行なんて能力がついてるんだけど、意味わからなくね?

カラスヘビって、色が黒いからついてるだけで、シマヘビは飛べるわけじゃないからね。

ヘビで空が飛べる奴なんていない、滑空できるやつはいるんだけどね。


ウルフは、今までのハイピーと比べると、どれも低いな。去年生まれたヘビだから年齢が若いということもあるかもしれない。

あと、ハイピーにあった火耐性がなくなってるな。耐性については体色に大きく影響をつけている可能性があるな。クロウには闇耐性と闇魔法ついてるし。


『とべる、とべる~』


さっそく飛んでやがる。日本に帰ったら、クロウと一緒にヘビを浮かせるマジシャンと売り込めるな。

というか、羽もないのにどういう原理で浮いてんだ。魔法なのか?


「なあ、ライトこれっておかしくない」


俺は、空を飛んでいるクロウを指さした。


「なにが?」

「羽がないのに浮いてんだけど」

「あぁ、羽があるモンスターは飛翔能力が高いよね。でも羽がなくても飛べるモンスターは結構いるよ。ヒロマサの世界では、羽が無いと飛べないのか?」

「普通は飛べないな」


ここは異世界だからそういうこともあるのか、異世界の一般常識って怖いな。異世界では羽がなくても飛ぶことがあるということは覚えておこう。

他にも、物理法則を無視してくる生物はたくさんいるかもしれない。そもそも、1.5mのカマキリも物理法則を完全に無視してるよな。


『がぉー、がおー』


そして、なんでこいつは、召喚してからずっと、がおがお言ってるんだ?可愛いからいいけど、名前に引っ張られすぎてない。

スキルによくわからない一匹狼なんてついてるし、転移特典のスキルの付き方って意味わからなくない?

見た目が、狼の毛の色みたいだから、ウルフってなんとなくつけただけなんだけど……


「ウルフ、ガオガオってなんでいってるの?」

『なんか、いった方が良い気がしたがお』

「そうなのか?」


異世界では名前に、性格が引っ張られることがあるということも覚えておこう。他になんかやばい名前ついてるヘビっていたかな?

その前に、一匹狼ってマイナススキルじゃないよな、「がおがお」いうだけならいいけど、確認しておいて悪いことはない。ヘビ鑑定!


“鑑定できませんでした。一匹狼はヘビとは関係ありません。”


ヘビと関係ないの?ヘビ鑑定ってヘビを鑑定するスキルなのにヘビに関係ないスキルが付くと鑑定できなくなるぐらいのスキルなのかよ。レベルMAXのスキルなのにな。それにヘビ関係なら、人のスキルでも鑑定できるのに。


「すごい頑張ったね。ボルゴローくんと、ボルシローくん。今日の所はいったん終わりにしないかい?」


ライトの言葉に反応するかのように、ボルゴローとボルシローがライトの顔を見ている。ライトってヘビ語理解があるわけじゃないよな。俺のスキルの波状効果とか?


「言葉わかるのか?」

「『『わからないよ』』」

わってる!! 一緒に戦ったら、わかるのか?ずるいぞ、ずるすぎる。日本でヘビとずっと一緒にすごしてきたが、あんなに意思疎通できたことない。

ここは、むかつくから肩パンでもしておくか、いや隊長クラスに肩パンなんかしたら、逆に腕が折れるかもしない。

腕が折れるだけじゃなくて、法律的な意味で首が飛ぶかもしれないからやめておこう。


「じゃ、かえるか、帰りもよろしく頼む」


俺が、ライトにお願いして帰ろうと準備をした時どこからか、女性の叫び声が聞こえてきた。かなり響いているし、結構近くにいるかもしれない。

「キャー」


「よし、にげよう!」

「よし、行こう」

ライトと俺は、同じタイミングで全く逆の言葉を発した。当たり前だ。ヘビに危険が及ぶ可能性がある。わざわざ、危険な場所に乗り込むなんて、勇者みたいなことはできない。


出てきたヘビの解説


シマヘビ;

シマヘビは、日本で見かけることができるヘビで、作中で初めての日本原産のヘビになります。

名前の由来は、4本の暗色の縦縞がある所です。農村部でみかけますが、触ろうとすると噛まれることもあるので注意、無毒ですが感染症にかかる可能性があります。

作中で空を飛んでいますが、もちろんの事ながら、空を飛んだりはすることはありません。

日本原産のヘビとして、アオダイショウを出そうか迷いましたが、シマヘビにしました。


カラスヘビ:

カラスヘビはシマヘビの黒変個体(黒くなった個体)のことです。他のヘビは黒くなってもカラスヘビとは言いません。


品種:アネリとは

アネリスリスティックの略で、アネリは赤色の色素を失った品種です。

コーンスネークは赤色の色素が特徴的なヘビであるため、アネリになると黒色が映える個体となります。

「ウルフ」は個人的につけただけなので、一般的に言われているわけでは全くありません。


パラダイストビヘビ

肋骨を開くことで平べったくなり、滑空することができるヘビです。作中には出ていませんが、滑空できるヘビとして紹介させてもらいました。

カラスヘビを飛べるスキルつけてしまったから、こいつを登場させるとしたら、一体なんのスキルつければいいかなと悩んでいます。後で考えますね。


読んでいただいてありがとうございます。


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