表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヘビ好きが異世界でヘビ使いの勇者になる!  作者: 鳶野
第一章 ヘビ使いの勇者になる?
5/24

03 俺のスキル

ハイピーの声が聞こえるようになった。


『僕、しゃべれるよ』

「あの、ネルさんにも聞こえてますか?」

「なにがですが?」

ハイピーがしゃべっているしかも俺にしか聞こえていない。もしかしてこれが先に説明された転生特典なのか?

異世界にきて全く良いことがなかったが、はじめて感動した。ハイピーとお話ができるなんて……


「ヘビの話ができるみたい何です。これって転生特典ですか?」

アナライズ(鑑定)したらわかると思うので、アナライズしても?」

「はい、お願いします」

「アナライズ、送信」


自分のステータスが直接脳内に流れ込んできた。


名前:赤野大将 lv.3

ジョブ:ヘビ使い

HP  :20

MP  :3

攻撃力:15

守備力:10

スキル:

言語理解

ヘビの主  Lv.5

ヘビ語理解 Lv.MAX

ヘビ鑑定 Lv.MAX

ヘビ収納 Lv.MAX

ヘビ召喚 Lv.5

ヘビ無効

ヘビ魔法 Lv.1


すげー、かなりヘビに特化したスキルが集まっている。レベルがMAXの物もあるし、結構いい感じなんじゃないか。

ただ、スキルに関してよくわからない物もあるな


「ネルさんから見て、俺のステータスはどうですか?」

「はっきりいって弱いです」

「スキル結構ありますよ」

「スキル量はいいですけど、特化しすぎで攻撃系統がヘビ魔法しかないうえに、レベルが弱いです。

しかも、あなたのステータスが5歳時なみで、特にMPは赤ちゃんぐらい低いです」

「あっ、なんかすいません」


スキル数が多いので、なんとなく強いのかなんて思ったのだが、全くではっきり言って弱いらしい。

赤ちゃん並みの、MPって一体どんな魔法が使えるんだと俺でも思うけど、そもそも魔法なんて概念がない世界から転移してきて、魔法がバカみたいに使えるというのが、おかしい話なので納得だ。

俺のステータスを見て、ネルさん自身が落ち込んでいる。1年もかけて召喚したのにステータスが低いから落ち込んでも仕方ないか。でも俺のせいじゃなくてね?


「落ち込んでいる所、悪いんですがわからないスキルがあるので教えてもらえますか?」

「そうですよね。どのスキルですか?」

「ヘビ鑑定、ヘビ収納、ヘビ召喚、ヘビ無効の四つが全くわかりません」

「スキル鑑定、送信」


ヘビ鑑定:ヘビのステータスや弱点、習性の鑑定できる、ヘビ系のスキルも鑑定できる。


ヘビ収納:ペットのヘビを無限に収納できるが、引き出す力はヘビ召喚のレベルに依存する。

中は快適で冬眠状態に近く、ヘビにエネルギーも供給されるため飢えることはない。


ヘビ召喚:ヘビ収納に入れられたヘビを出せる。


ヘビ無効:ヘビの攻撃が一切きかない。


「これってスキルすぐに使えますか?」

「はい、頭に思い浮かべるだけで使用できます」

「呪文はないですか?」

「相手に使う際に、礼儀として何を使うか言うだけなので、自分に使う際はいいませんよ」


この世界ではスキルは思うだけで自由に使えるらしい。他者に使用する時だけ言うのが一般常識のようだ。覚えておこう

ってことで、スキル鑑定(ヘビ鑑定)でヘビ収納を見てみよう!


ヘビ収納:ペットのヘビを無限に収納できるが、引き出す力はヘビ召喚のレベルに依存する。

中は快適で冬眠状態に近く、ヘビにエネルギーも供給されるため飢えることはない。

 収納されているヘビ:

      コーンスネーク、コーンスネーク、コーンスネーク、コーンスネーク、コーンスネーク、コーンスネーク、コーンスネーク、コーンスネーク、ボールパイソン、ボールパイソン、ボールパイソン、ボールパイソン、ボールパイソン、セイブシシバナ.etc


もしかすると、ペットのヘビが収納されているのでは思い、自分のスキルを鑑定してみたが、運がいいのか自分が飼育していたヘビの名前がどんどん出てきた。

ただ、品種は確認できないし、名前も表示されないが1年後に無残なヘビの死骸を見るというのだけは免れたようだ。


『ねぇねぇ、ごはんまだ』

「ちょっと待ってくれよ。これが終わったごはんあげるから、スキル鑑定」


名前:ハイピー lv.15

HP  :400

MP  :50

攻撃力:150

守備力:150

スキル:

ヘビ魔法  Lv.5

火耐性   Lv.5

身体強化  Lv.5

ネズミ優位 Lv.20


えっ、うちのヘビ俺よりも確実に強いだけど、もしかしてハイピーも転生特典もらって感じなの?

「あのすいません、うちのヘビがかなり俺よりも強い気がすんですけど」

「そうなんですか、ちょっとだけ見せてもらいますね」

「お願いします」

「ちゅっ、中隊長クラスじゃないですか!?」


俺を鑑定した時とはうって変わって、ハイピーのステータスを見て驚いている。中隊長クラスってそんなに強いのか?


「強いの?」

「普通に強いですし、レベル15だから伸びしろを考えたら隊長クラスにはなりそうです」


すると、横にいた召喚士たちが急にネルの元に駆け寄ってきた。


「ネル様はこのヘビを召喚したに違いありません」

「えっ、違うとおもいますけど」


ネルは否定したが、すぐさま他の召喚士が話をかぶせる

「違うにしてもヘビを召喚したことにしましょう。隊長クラスになるヘビならまだメンツが保てます」


ネル以外の召喚士たちが、集まってきてヘビを持ち上げようとか、ヘビを召喚などおかしいとか、まだ召喚中にしようとか話し合っている。

俺の対する評価部分は低いようだが、ハイピーの評価は高いようだ。

俺がじゃなくて、ハイピーが評価されているが、ヘビ好きにとっては、それはそれでうれしい。


俺は、みんなが話し合っている間に、ヘビ収納でハイピーを収納した。エネルギーが供給されるらしいからね。

収納がなければ、ラットを捕獲して食べさせようと思ったが、野生ラットは寄生虫も多そうなのでしまうことにした。


「ハイピー様がおられないぞ」

「ほんとだ、ハイピー様は一体どちらへ」


ハイピーをいないことに気づいた召喚士たちが少し慌てている。いつのまにかハイピーが様づけになってるし


ボールパイソンやセイブシシバナという名前が出ましたが、本格的に登場したら紹介しようと思います。

また、登場させるすべてのヘビが決まっていないので、「.etc」表記にしています。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ