表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヘビ好きが異世界でヘビ使いの勇者になる!  作者: 鳶野
第二章 ヘビ使いの騎士になる?
18/24

16 カリフォルニアキングスネークとセイブシシバナヘビ

イノシシを狩り終えた俺は、突っ立っていただけなのに、ヘビのおかげでレベルがかなり上がっていた。


名前:赤野大将12→17

ジョブ:ヘビ使い

HP  :33→42

MP  :5→6

攻撃力:23→27

守備力:17→20

スキル:

言語理解

ヘビの主  Lv.7

ヘビ語理解 Lv.MAX

ヘビ鑑定 Lv.MAX

ヘビ収納 Lv.MAX

ヘビ召喚 Lv.8→10

ヘビ無効

ヘビ魔法 Lv.1

ヘビ盾 Lv.1(new)

鑑定 Lv.1


最初が5歳児ステータスであったことを考えると、弱いことは分かるが、異世界にきて数日でこの上昇率であることを考えれば、悪くない上昇率だろうと思っている。

そして、レベルアップと同時に新しいヘビ系のスキルを体得していた。ヘビ盾という名前から防御力がアップする能力に違いないと早速使ってみたが、なにも感じないので、周りをみるとヘビ達に白く薄い防御壁ができていた。


ヘビ盾:味方のヘビに防御壁をつける。


勝手にヘビっぽいシールドが展開されるのか思ったが、ヘビのみ守る盾だった。うれしいけど複雑な気分になった。自分を守れるスキルが欲しい!

また、ヘビ召喚のレベルが上昇していたので、召喚できるヘビを確認してみると、大量にヘビが召喚できることがわかる。


「ヘビ召喚!」


すると、部屋の中にコーンスネークや、ボールパイソン、カリフォルニアキングスネークなどの子ヘビ出てきた。

レベルが上昇したことによって、多くのヘビが召喚できたわけだが、そのほとんどが子供のヘビで、ヘビ鑑定を見た限りでは俺よりもちょっとつよい程度である。

これのレベルだと、外に連れて歩くのは心配だな。


「君たち、この部屋は自由にしていいけど勝手に外にでないように」

「「「「「は~い」」」」」

「あと体調が悪いヘビや、お腹がすいた子がいたらすぐに知らせることと、お腹がすいても俺の断りなしに食べないこと」

「「「「「は~い」」」」」


これだけヘビと触れ合えれば、ヘビ欠乏症になることもないな。

そして、大量の子ヘビの召喚の中で成蛇は、カリフォルニアキングスネーク(通称:カリキン)と、セイブシシバナヘビの2匹だけだった。


『子ヘビいっぱい! じゅるり』

「………」

カリキンがやばそうな雰囲気だ。


『ヒロマサおはよう!』

「おはよう」

セイブシシバナは可愛い、まずはヤバそうなカリフォルニアキングスネークから鑑定するか。


名前:クレアチン lv.25

品種:ストライプ

HP  :410

MP  :70

攻撃力:250

守備力:160

スキル:

ヘビ魔法  Lv.7

身体強化  Lv.5

ヘビ殺し Lv.3


品種のストライプは、縦縞が入るヘビの品種で、クレアチンは黒い体色に背中にしっかりとした一本の白い線が入っている。

そして、さっきの発言からも、ちょっとだけ予想していたが、ヘビ殺しというスキルが入っていた。


実は、キングという名前が付くヘビは、ヘビを食べる特徴がある。最もよく知られているのはキングコブラだろう。

カリキンの場合は、体長が1.5m前後で、ペットスネークとしてもよく知られおり、毒もないコーンスネークよりも若干気性が荒いといわれる程度だが、現地では猛毒のガラガラヘビを食べる所を目撃されている。

毒を有してはいないが、ヘビに対して圧倒的な強さを誇るのがこのカリフォルニアキングスネークなのだ。


ヘビ殺し:種族ヘビに相対する時、攻撃力と守備力が上昇する。


「クレアチン、ヘビは絶対に食べるなよ」

『わかったけど、美味そう』

こいつやっぱり怖いわ、隔離しようかな……

そんなことはさておき、セイブシシバナについても、見ておくか。


名前:エリナ lv.20

品種:キャラメル・アルビノ


HP  :300

MP  :80

攻撃力:180

守備力:160

スキル:

ヘビ魔法  Lv.6

身体強化  Lv.5

擬死  Lv.15

微毒  Lv.2


セイブシシバナは名前の通り、鼻先がとんがっていてイノシシのようになっている。品種はキャラメルのような色の模様が入る、キャラメル・アルビノだ。


そして、初めて毒系のスキルを持っているヘビが出たな。セイブシシバナヘビは、毒を持っているが飼育許可なしに飼育することができるヘビだ。

一般的に、毒蛇と聞くと全部が猛毒を持っていそうだが、そんなことは無く、セイブシシバナは長く噛まれてはじめて、噛まれた部分が腫れる程度で、毒の危険性がほとんどない。

そして、人を噛むような性格なヘビではないので、有毒ヘビと言っても危険性はそれほどないのだ。


微毒:死にはしないが動けなくなる程度の毒


ただし、異世界にきて、毒の強さが変わったようだ。特定指定されるレベルのヘビになってますわ。

そして、擬死は死んだフリをするスキルだろう。こいつは外敵に襲われると、口を開けて舌を出して、死臭に似た臭いを出して死んだフリをすることが知られている。

異世界で通用するかが疑問に残る所ではある。


俺は、一通り鑑定が終わったので、ハイピーに用意されたベッドの上でヘビ達と戯れていた。

トントンと部屋の扉がノックされる。


「失礼するよ」

「どうぞ」


そこには、いつものように笑顔のライトと、ボルゴローとボルシローがいた。


「すごい量のヘビを召喚したね」

「これで、なんとか生活できるよ」

「それと、訓練所にいこうか」

「いやなんだけど」

「修行しておかないと、いざという時にヘビ達を守れないよ?」


痛い所をついてくる。仕方ないので俺はベッドが立ち上がって、身支度をし始めた。


「あと、これは昨日のイノシシの報酬」

「ありがとう、そこらへんに置いといてくれ」

「不用心だから、タンスに入れておくよ」


そして、俺は今日もあの異様視線を感じる、訓練場に向かうのだった。そしてヘビ使いの勇者として余計に視線が集めるようになってしまった。

それから、何も起きずに、5日間も訓練場で練習させられた。ヘビとふれあいたい。


読んで頂いてありがとうございます。


セイブシシバナは少し太さはありますが、体長40~80cmと非常に小さなヘビです。

カリキンは、細見で120㎝前後で、コーンスネークやミルクスネークとほとんど同じ体長のヘビです。

ヘビは細長い生き物なので、体長は大きいですが、150㎝で1㎏程度のことも多く、150㎝のヘビはそこまで大きくないです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ