ヘビの用語説明
小説内に出てくる用語や、もしかしたら小説内に出てくるかもしれない用語をかいておきます。
説明もしていないのに、小説内に知らない用語が出ていたらごめんなさい。許してください。
○モルフ
品種のこと、例えばアルビノといえば黒い色素が欠乏したヘビの品種
ヘビには複数の色素があるので、単にアルビノと言っても黒以外の色素があるため柄が残り白くならない場合もあります。
モルフの名前は、カラーバリエーションや、柄によって決まります。組み合わせによって決まります、下に一つ例をのせます。
例 コーンスネーク モルフ:ハイポブラッドレッドストライプ
ハイポ:黒の色素が弱い、アルビノとの違いは弱いだけなので目が赤くならない事
ブラッドレッド;大人になると柄が消失し赤一色になる
ストライプ:ストライプ柄
の3つの要素が組み合わさっています。
この品種の場合、黒い色素が弱いので小さい頃から赤色の発色が強く、幼少期はストライプの柄あります。
大人になると、ストライプ柄が消失し、柄がない赤色の発色が強い個体になります。
○CITES
一般的にはワシントン条約として知られるが、ワシントンで最初に決められたのが理由であり、ワシントン条約と言っているのは日本ぐらいです。
「絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引に関する条約」の英語の頭文字から名前が来ています。
取引される動物の種類によって、付属書Ⅰ・Ⅱ・Ⅲがあり、Ⅰが最も規制が厳しく、升玉目的の取引ができません。
○特定動物
飼育に許可が必要な動物で、ヘビでは主に毒蛇が特定動物に指定されています。
許可を得るには、生き物が逃げ出さないための設備が必要・一般人が買うことができないわけでは無いが、手続きが大変で、近所に知られると怖がられる。
毒蛇以外では、アナコンダと言った、大型で危険性の高い蛇が指定されています。
よく混同されますが、特定外来生物とは違います。
○特定外来生物
人に危害をもたらす可能性があり、飼育などが禁止されている外来生物の事
アライグマやワニガメなどが有名
ヘビでは、タイワンスジオやタイワンハブ、オオガシラが特定外来生物に指定されています。
○ピット器官
人でいえば上唇の部分に存在している赤外線を感知することができる器官
夜間に獲物を発見するのに役立っており、エサとなる哺乳類や鳥類の発見に役立っている。
ピット器官を人が応用して作ったのが、サーモグラフィーである。
○ヤコブソン器官
ヘビはよく舌を出しているのを見かけるのが、これは空気中の物質を舌につけてヤコブソン器官に送っているためです。
ヤコブソン器官はにおいを感知するための期間であり、獲物などを見つけるのに役立っていると言われます。
哺乳類にもヤコブソン器官は存在し、こちらはフェロモンを感知するために主に使用されています。
人にも存在するが、非常に小さく、機能していないとされます。
小説に使用しているヘビの情報は筆者が勝手に調べた物なので、間違いがあるかもしれません。ご了承ください。
ヘビが持っているステータスは、ヘビの特徴や習性から考えて作っていますが、全く関係ない物もあります。
〇劣勢遺伝
近年では、劣性に劣っているという意味があるため使用される頻度が少なくなってきましたが、多くの人にとってわかりやすいので使用しております。ご了承ください。
劣性遺伝とは、形質が現れにくい遺伝子のことで、たとえば白い蛇と、黒い蛇を交配すると、生まれてくる子ヘビはすべて黒い蛇となります。
この場合における、白い遺伝子を劣性遺伝子と言い、すべての子ヘビが白くなる遺伝子は持っていますが、黒い遺伝子の優位なので、白くなりません。
ちなみに、現在では潜性遺伝と言われるのが、一般的になってきています。
後で用語や情報を追加すると思います。