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わたしの永遠の故郷をさがして 第三部 第一章 第八十三回


 ************   ************


「こうなったら、仕方がない、キラール親衛部隊を出す。」


「それじゃあ、同志撃ちだよ。」


「裏切ったんだから、しょうがないさ。第1段階としては、降伏して帰隊することを期待する。ダメならば、吹き飛ばす。キラール砲が使えないとなれば、あれを使うしかない。」


「あの、それでは、全員、吹き飛ぶかも。」


「まあな。」


「そう言うところは、怖いけど、好きよ。」


「そうだろう。」


 キラール公は、ポプリスを引き寄せて抱きしめた。


「どうやって、知らせるの?」


「光。まあ、昔のいくさみたいなものだな。」




 ******   ******



 アブラシオからの通信が入った時、ビュリアとダレルたちは、もう話がついて、お茶になっていた。


「どうしたの、アブラシオさん。」


 ビュリアが、ふわりと言った。


『あの、反乱と言いますか、・・・つまりウナさんが、反乱を起こしています。』


「はあ?」


 アブラシオは、ウナの要求を伝えた。


「はあ・・・光人間か。まあ、そういうこともあるかとは、思っておりましたが。」


『思って・・・いたのですか?』


「そう。まあね。」


『あ、ちょっとお待ちください。太陽の影から、多数の攻撃艦が急速接近中。これは、キラール艦のようですが、資料データにないものです。アニーさんからも報告がないものです。したがって、攻撃設備内容不明。しかし、目標はどうやら、地球ですね。』


「はあ、仲間割れね。副長さん。どうしますか・・・・おお早い。アブラシオさん、こちらの副長さんは消えましたよ。これはポプリス群団内部での同士討ちになりますね。」


『ウナさんが、『動くな』と、言ってきております。』


「いいじゃない。見てなさい。面白いわ。」


『地球が、こなごなになるかもしれませんよ。』


「大丈夫よ。わたくしを甘く見ないでね。とは言え。。。乗客を安全な場所に動かせないかな?」


『それが、なぜか、ダメなのです。光人間の仕業でしょうか。』


「ふうん・・・・。さて、どうなんだろうかな・・・」




  ***   ***   ***



 キラール公の親衛部隊は、それから間もなく地球に到達し、キラール師団の副隊長率いる仲間に襲い掛かった。


 親衛部隊長は、キラール公の弟、ダカアル公である。


 野心も、野望もあるが、今はキラール公に歯向かう気は持っていない。


「貴様ら、投降せよ。今なら復帰を認めよう。5分与える。回答なくば、総攻撃する。」


 キラール群団側は、実は親衛隊の実力については、まったく知らされていない。


 副師団長は、当然ながら、無視する姿勢に出た。


 それから、その回答の代わりに、親衛部隊に攻撃を開始したのだ。


 地球の周辺は、激しい戦闘の舞台となった。




  ***   ***   ***



 宇宙警部は、やはり『動くな』と、アブラシオ経由でウナから言われていた。


 アブラシオの乗客が人質である。


「やれやれ、まあ、よくあるパターンだ。慎重に行こう。乗客をまずは救い出さねばな。内部からの送転は妨害されているな。妨害元は、どうやら、アブラシオさんの中にいる。なかなか力が強い。これは、『光人間』の仕業である。きっとね。『光人間』は、なにもここの金星人の専売特許じゃない。大昔に、バウル系星団の人類型生物が作ったことがある。おそらくは、共通したところが多いのだろう。データ参照。穴があるはずだ。待て待て、確か・・・・・」



  ******   ******



「アブラシオさん、あなた、『バウルNo.8』のデータ持ってないかな?」


『バウル・・・・、検索中。完了。了解しました。』


「よしよし。宇宙警部さんには、”動くな” と、言ってあげなさいませ。『バウル』で協調しますと。いい、データ中の『第801ファイル』を警部さんに送って。もちろん、このあいだ決めた極秘回線ね。」


『了解。』


「まあ、アレクシスちゃんのすることは、大体わかる。しかし、レイミはちょっと不気味だ。慎重に行こう。」


 ビュリアは、考えていた。


 それから、まだ残っていたふたりに告げた。


「あなたたち、さっさと地球事務所に帰りなさい。ほら。さよなら。」


 ダレルとリリカは、また消えた。


 


 ************   ************




















































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