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状況確認って大事だよね

初めて意識が戻った時から1週間ほど経ち、色々と情報を得る事が出来た。

まず自分のことだ。

肉体年齢は恐らく1歳未満。寝返りはできるものの這いずる事が出来ないため三か月程度だろう。

そして若干不安だった性別は男だった。小さきながらも象徴たるものを持っていて良かったよ。

転生して転性してたらこんなにも冷静でいることは出来なかっただろう。

次に俺がいる環境だが何度か部屋の外に連れて行ってもらう機会があり知る事が出来た。ここは町の大通りから少し外れたところにある教会だ。その施設の中に孤児院に似た設備がある。

周りには空家や倉庫などが多く、人が住んでいる家も老夫婦くらいなため多少は騒いだりしても問題がない立地条件であった。

孤児院には俺と同じくらいの赤ん坊が少なくとも3人。幼児が5人。それ以上が10人。大人が5人。

子供に対して大人の人数が少なすぎると感じると思うがそれには理由があった。

近所の人が手伝いに来てくれることもあるが基本的には上の子が下の子の面倒を見ることになっている。

年によって人数がバラバラであるため下の子一人に対して上の子が一人の場合も二人の場合もある。

俺の場合は少女と少年が一人ずつ。少女の名前はユーリ。年は二人共10歳前後。

何故赤ん坊である俺が名前を知っているかというと答えは簡単、言葉を理解できるからだ。

この世界の言語は日本語ではない。もちろん英語も中国語でもロシア語でもない。

といって日本語や英語はともかく中国語やロシア語など俺が理解できるわけでもないのがこちらの言語は何となく程度には解る。

細かい部分での違いはあると思うからそれは今後の頑張り次第ってことだな。

話を戻そう。

先ほどこの世界といったが転生先は未来でも過去でもなくファンタジーな世界だった。

剣に魔法に魔物に神と何でもござれなごちゃまぜな世界らしい。

実勢に今俺の隣のベットで寝ている女の子の頭には猫耳がついていたり電気の代わりに光石と呼ばれる光る石がはまっていたり、空をドラゴンが飛んでいたり、神に愛されている神父がいたりする。

いや~異世界ってすごいなぁ、平然と飛行機の代わりにドラゴンとか転生早々死ぬかと思ったよ。

子供達が騒いでるのを大人のシスターが宥めている内容を聞くに街には結界が張ってあるためドラゴンなどの魔物やモンスターの侵入を防ぐ効果があると。

まぁそりゃそうだよな。肉食の魔物がこんな人が集まる場所狙わないわけないもんな。

そして神父の話だが、週に一度お祈りの時間があり孤児院の子供達はその手伝い

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