この世の終わり
どうも、真昼の黄昏者です。初の小説作品になります。目指せアニメ化!。夢は大きく、気楽に描きたいと思います。物語は本当に壮大で、大長編になりそうです。僕は理系で、国語が苦手なので、おかしな表現をしてしまうことも、十分ありえます。暖かい目で見守ってください!
黒い空。世神兄弟は部隊の前に立ち、二人の瞳力による半透明な膜が部隊を覆う。
「待ってください、死空さん、時無さん。俺たちもつれっぐぁ。」
名針と跡我が膜の内側から叫ぶ。だが、無数の刃が体を苦しめ、動くことができない。「どいて。」
紫煙が跡我の後ろから赤い波動を放つ。他の能力者も、紫煙につづき、自身の能力で膜を壊そうとする。
「いいんですか、おいてきて。」
三宮が少しにやけた顔しながら言う。
「余裕だね、三宮。来世のお前が損しないように全力でいけよ。あいつらを死なせたくないならな。」
振り向かずに進みながら死空が答えた。
大地は風化し、地割れが起こる。兄弟を先頭に進む集団の進路を塞ぐかの如く、黒雷や炎が襲う。時無が能力を発動し、集団の進む時間軸を別の時間軸に移す。移ったタイミングに合わせて、死空の能力により、空間を移動した。
移動した先は無の中に浮かぶ世界、「アンダー」。集団を支える浮遊した大地以外は何もない。上下は黒く先は見えず、時間が止まっているように感じる。目の前には、黒いオーラまとう7人の能力者と、古代文字が書かれた本を持つ、4体の大きな化身が立っていた。
世神兄弟の集団と七人集団が止まる。静寂が走り、空気が逃げる。4体の化身が本の文字を読み上げ、七人の内の一人がフードをあげた時、互いの集団が動き出した。衝突した無数の光や波動が「アンダー」の空気を殺した。
そして、世界は終わった。