ドロイド潜入
皆さん、こんにちは。私はNC-1。俗にドロイドというまぁロボットの1種です。私を開発したのはゴブリンの国と呼ばれている王国の第1皇子様と第2皇子様です。開発されてから数年、私はある命令を拝命いたしました。それはー
アイーダ財閥を監視、密告すること。
男たちが話している。
「なぁ、明日本当に決行するのか? 王族に楯突く何てヤバくないか?」
「バカいえ。この作戦はもう始まっているんだ。それに、今さらあの方に逆らうつもりか?」
やはり、あの方たち何かありますね。もう少し盗聴して見ましょう。何か分かるかもしれない。
「そうだよな。なんたってあの方はゴブリンの王国の第………。」
「逆らえる訳がないか」
主犯の方は王族なのでしょうか?いったい誰が……?
「そう言えば、お前今日王族と勝負したんだろ?花の痣があるやつ誰かいなかったか?」
「一瞬だけど俺は見たぞ。第3皇子の肩にそんな痣があったな。でもそんな痣何かこの事に関係があるのか?」
「バカ野郎。お前は今まで何をして来たんだ!」
第3皇子様に何か関わりがあるのでしょうか?ますます謎は深まります。
「あの痣は厄介なものでな、勇者の証なんだ。主様に仕えている第……皇子様には非常にまずい。」
痣にそのような意味があるのですか。知りませんでした。私もまだまだですね。
「私は明日バトル大会で第3皇子と対戦します。おそらく第……皇子様は決勝に残って来るでしょうがその前に私が第3皇子を殺ってしまっても宜しいですか?」
「それは面白い。第5皇子様の前に第3皇子を殺ってしまえ。」
「かしこまりました。クラウス様」
「頼むぞ、ブィルンヘル」
何とまぁ裏切り者は第5皇子様ですか。すぐに帰って報告しなくてはなりませんね。
「ん?誰かいるのか?ちょっと見てきてくれないかな、ブィルンヘル」
「誰もいないじゃないか。クラウスは幻聴でも聞いただけだな。主様に報告しなくては。クラウスは幻聴が聞こえると。まぁ、私の正体はばれないだろう。明日の試合で第3皇子を殺ったらシルキーの国に行こう」