最終話登場人物 説明補足
最終話に出てきた人物とおまけの説明です。
これで完結となります。
テンマ
伯爵になり、表向きは王家の家臣と言う立場になったものの、王家との付き合い方は変わらず、むしろ王家の方が下手に出ているとすら思われている。テンマがオオトリ領の整備を始めた頃、いくつかの貴族はどうやってテンマに恩を売ろうかと考えて準備していたが、戦争前よりも能力の上がったテンマが力業で主要な街道と街の整備を行った為、徒労に終わることになった。
子供たちの中で、トウマ、トウカ、アレンには懐かれているものの、ショウマとクルトからはあまり懐かれていない(テンマは仕事で家を空けることが多いので、まだ慣れていないだけ)。
後年、テンマが関わった工事はあまりにも短期間で完成している為、記録を改ざんしている主張されることもあるが、王家や複数の貴族家が所有する記録書に同じことが書かれているので、不可解な部分が多いものの事実だと言われることになる。
他にも、テンマが現役の頃のオオトリ領はある種の王国であり、南部伯爵家(陞爵した)と同盟を組んでいる以上、例えオオトリ家と南部伯爵家以外が一つにまとまって戦争を仕掛けたとしても勝つことは無理だろうと評価されている。
プリメラ
三十を超えたが、若いころと全くと言っていい程変わりがない(むしろ、スタイルはよくなった)ので、貴族女性の間で話題になることが多い。中には、オオトリ家には若さを保つ秘薬があるのではないかと、わざわざオオトリ領まで探りに来る貴族もかなりの数いるが、今のところ核心に迫った者はいない。ちなみに、プリメラはテンマが作った特製のシャンプーやリンス、化粧水といったものを使ってはいるが、健康的な生活を送っているからと本人の体質が関係しているというのが理由のほとんど。
戦争後、一気にテンマの妻が増えはしたものの、ジャンヌとアムールに関しては前々から約束をしていたことでもあるので(クリスに関してはそうなる予感はしていた)、一気に賑やかになったなぁ程度の感想。むしろ、急激に大きくなったオオトリ家の中心部を信頼できる女性で固めることができたのは喜ばしいことだと思っている。
ショウマが産まれてから、今更になって子育てとは大変なものなのだと実感している。
トウマ
オオトリ家の長男。テンマと言うよりはサンガ公爵家系統の顔立ちをしているが髪色はサンガ公爵たちよりも暗め。子供とは思えないくらい落ち着いていて、テンマとナミタロウは転生者ではないかと怪しんだが、何度か確かめた(知る限りでの前世の言語で話しかけてその反応を見たり、『鑑定』でステータスにおかしなところが無いか調べたりした)を使った結果、その可能性は極めて低いという結論に至った。
年齢に似合わず要領が良くて頭もよく、立ち回りも上手いのであまり怒られたことがない。
トウカ
プリメラを幼くした感じで、黒髪の女の子。聞き分けも良く年下の子たちの面倒もよく見るが、気の強い一面も見せる。トウマと同じく、幼いながらも要領が良く立ち回りも上手い上に頭がいいので、テンマたちに叱られたことは数えるくらいしかない。
一時期、トウマとどちらが上(姉か兄)かで言い争っていたが、すぐにトウマが兄と言うことで落ち着いた。その理由はオオトリ家に遊びに来たヨシツネに一目惚れし、その婚約者になるという目標ができたからで、その時に姉であるよりも妹である方が障害は少ないと考えたから。
ショウマ
プリメラの第三子。トウマ、トウカ、アレンと手のかからない子が続いたので油断していたら、思いっきり手のかかる子だった(上三人が手がかからなすぎとも言える)。顔立ちは兄妹の中で一番テンマに似ているようだと、オオトリ家では言われている。
泣き出すとなかなか止まらないが、何故かスラリンに預けるとすぐに泣き止む。
ジャンヌ
戦争後、プリメラの推薦(と対外的にはなっている)でテンマと結婚する。肩書は第二夫人となっているが、オオトリ家ではあまり意味をなしていない。
戦争中に東側と西側の勝利に大きく貢献したとして、没落したアルメリア家の復興を子爵位付きで認められたが、元の領地はオオトリ領から遠く離れているので、オオトリ領に隣接している土地を与えられた。ただし、将来テンマとジャンヌの間に生まれる子供が成人するまでは土地と爵位はオオトリ家預かりとし、それまではオオトリ家が責任を持って管理することという条件付き。
王族派であるオオトリ家の所属ではあるものの、中立派に対する影響力は王家並に持っている。
アレン
ジャンヌの長男で常に眠そうにしている。アイナの娘と同い年だが、あまり遊んだりしない。
赤ん坊の頃からほとんど泣いたり笑ったりしないので、ショウマとクルトとは違う意味で心配されていたが、色々調べた結果、感情があまり表に出ないだけと言う結論に至った。なお、騎士団や街の人からは、誰が撫でても抱き上げても泣かないので、オオトリ家で一番の大物になるのではないかと噂されている。
アムール
戦争の後で南部伯爵家との友好のあかしとしてテンマに嫁ぐが、子供は出来ていない。一応、第三夫人と言う肩書ではあるものの、未だに冒険者活動も続けており、冒険者たちに交じってオオトリ領の色々なところに出向く為、領民からは『オオトリ家で一番有名な夫人』と言われている。
教育の一環と称し、トウマたちが赤ん坊の頃に背中にしょった状態で屋根の上に登って風景を見せていたりした為、皆(特にクリスから)怒られまくったものの、保険としてスラリンを連れて行って安全面に配慮していた上に、肝心の子供たちが喜んでいたので(ただし、喜んでいたのはトウマとトウカのみで、アレンは常に眠たそうにしており、ショウマとクルトはギャン泣きしていた)、次第に誰も怒らなくなった。
テンマの妻たちの中で、子供たちの遊び相手になることが一番多い。
クリス
戦争後近衛隊を辞め、それまでの功績から子爵位と領地を得てから、テンマに嫁ぐ。傷に関してはテンマに完璧に治してもらったので、欠片も残っていない。
子爵位を持ち、オオトリ家や王家に縁のあるクリスを夫人もしくは側室にと言う貴族は多かったが、全てを無視してテンマのところに押しかけた。アムールには表面上拒否されたが、プリメラたちが受け入れたのでそのままオオトリ家の所属になり、半ば強引にテンマの妻の座に収まった。結婚した順で肩書が第四夫人となる。爵位はクリスが持ち、領地はオオトリ家預かりとなっている。
戦争後、領地を得たことで元実家が何か言って来ると思っていたら、戦場で改革派に寝返るかどうか迷った挙句、父親は跡取りと共に戦死。ついでに、参加した親族たちも同じ軍だった為、そのほとんどが同時に亡くなっている。しかも、戦死は寝返りとしか見えない行動を取った後でのことなので、家は取り潰しとなった。
生き残った親族がクリスを頼ってオオトリ領まで来たが、まともな者だけ取り込み、残りは追い返した。
クルト
クリスの長男で、いずれはクリスの持っている子爵を受け継ぐ予定。
その為、クリスは早いうちからそれ相応の教育を施したいが、流石に早いと周りから止められている。ショウマと同じくよく泣くので心配されたが、これくらいの年齢ならこれが普通だとオオトリ家以外の人たちから言われて安心された。
マーリン
ほとんど楽隠居のような状態なので、オオトリ家で一番自由に過ごしている。基本的に子供たちの相手をして過ごしているが、最近では甘やかしすぎるのでプリメラやマリアから注意されることも多い。
子供たちの成長を見守る為に、少しでも長生きをしようと騎士団の訓練に参加することも多いが、アレックスと違って怪我をさせても大丈夫(と言うか、実力差のせいで、余程のことがない限り傷の一つも負わせることは出来ない)と思われているので、相手に困ることがない。むしろ、学ぶことが多いと喜ばれている。
最低でも百までは生きると、関係者たち全員が確信している。
ディン
テンマが伯爵になると同時に、正式にオオトリ家配下の子爵家になると宣言し、オオトリ家家臣団の筆頭に任命される(とは言っても、ディンの筆頭就任時に他の家臣はおらず、そのすぐ後で『暁の剣』やケリーが加わった程度だったので、しばらくは筆頭という肩書を使わなかった)。
家臣の数が増えて騎士団が作れるようになると、騎士団長も兼任することになった。
娘には甘いところがあるものの、騎士としての才能を伸ばす教育を施したいが、本人が乗り気でない為、今のところは遊びに見せかけた基礎的な運動に留めている。
アイナ
オオトリ家が伯爵家になった際にディンと結婚し、正式にオオトリ家のメイド長になる。一応子爵家の奥方ではあるが、奥方としてメイドに仕えられるのは性に合わないし、何よりもアウラにオオトリ家のメイド長を任せるのは心配でしかないというのが就任の理由。
実際にテンマとしても、オオトリ家は僻地であるのにもかかわらず身分の高い貴族が来る確率が高いので、アウラでは心もとないと思っていたので渡りに船だった。
アイナの娘
アイナの真似をして、良くメイドの仕事を手伝っている。ただし、まだおままごとのような感じなので失敗は多く、今のところは失敗しても特に影響のないものしかやらせて貰えていない。本人は他のこともやってみたいらしいが、アイナに止められている。
生まれた当初、同い年のアレンの婚約者になるのではないかと他の貴族の話題になったが、テンマたちは「そうなったらいいな」程度にしか考えていない。
今はメイドの真似事に夢中だが、ディンの見立てによれば戦闘の才能も十分にあるとのこと。
アウラ
オオトリ家が伯爵家となり、ジャンヌがテンマの妻になったので、自分がオオトリ家のメイド長になるのかもしれないと期待したものの、すぐにアイナの部下になることが決まり落ち込んだ。しかし、すぐに自分がオオトリ家のメイド長になるということは、自分の責任でマリアのような人たちの相手をしなければならず、なおかつオオトリ家はその注目度から色々な貴族が来る可能性が高いことに気が付いたので、今ではメイド長になれなかったことに感謝している。
一応新人メイドたちの世話係兼教育係。自身もメイドとして成長してはいるものの、生来のドジはあまり改善されていないので、頻度は落ちたもののたまに失敗している。
ナミタロウ
相変わらず自由気ままな生活をしている。よくテンマの子供たちの遊び相手になっていて、トウマとトウカにかなり過激ないたずら(と言うか魔法の的)をされることも多いが、本人は気にしていない。むしろ、率先して的になっている。アレンに対しては何をしても反応が鈍いので、少し苦手意識を持っている。ショウマとクルトには会うと泣かれるが、ナミタロウとしてはその反応もオオトリ家に来る目的の一つとなっている。
基本的に鯉の姿で過ごしているが、たまに古代龍の姿で泳いだり飛んだりしているところを目撃されている。
ナミタロウが来ると高確率で海産物が食べられるので、何気に騎士団員からの人気は高い。
アレックス(先代国王)
シーザーに王位を譲ると発表した際、誰一人として引き留める者がいなかったので、内心ちょっと落ち込んだ。
引継ぎなどがあったので移住はマリアよりも遅れたが、今ではマリアよりもオオトリ領に馴染んでいる。
健康維持のためと称し、オオトリ家の騎士団に交じってマーリンと訓練をする姿がよく見かけられるが、一部の団員しか相手にしてくれないので少し寂しい。
貴族との駆け引きに関しては並よりやや上と言われるテンマの相談役のようなこともやるが、テンマの場合は基本的に力業でどうにかすることができるし、テンマ相手にやり過ぎるとサンガ公爵家が出てくるので、本格的なアドバイスをすることはあまりない。
マーリン並に子供たちを甘やかそうとして、良くマリアに怒られている。
マリア
退位後の自身の影響力を考え、主な拠点をオオトリ領に移し、新たな王妃となったイザベラの邪魔にならないようにすると同時にテンマの監視、及び人質になる……と言う建前の下、オオトリ領でアレックスと共にスローライフを満喫している。
最近の趣味は、トウマたちの相手をすることと、マーサたちと一緒になって庭いじりをし、収穫した野菜などで料理をすること。
今でもご機嫌伺と言う名目でオオトリ領まで貴族が面会に来るが、基本的に一人で会うことはせず、最低でもアイナかプリメラを同席させている。
シーザー
アレックスの王位譲渡が宣言された時、誰からも異を唱えられることなく国王の座に就いた。冷酷な面を時折見せるものの、戦後の復興と発展を掲げる王としては最適だと評価されている。
現在、複数の有力貴族と縁を結びつつあるオオトリ家を、今後も王族派から離れない|(数百年規模を想定)ようにする為、どうにかしてルナをテンマの妻の一人に押し込もうと画策している。
ティーダ
順調に経験を積み、先の戦争では目立つ活躍は無かったものの、シーザーの指示に従い確実に実行し成功させたので、関係者からの評価は高く、他に候補になる者もいなかった為問題なく皇太子の座に就いた。
エイミィとの関係は良好で、まだ婚約者の関係なので手は出していないが、近しい人たちの間では、結婚すればすぐに子供が出来るだろうと思われている。
テンマを尊敬し、良好な関係を続けていこうと頑張っていて、シーザーを手本にして腹芸も上手くなってきている。
最近の悩みは、一部の有力貴族たちから側室候補を薦められていること。
エイミィ
平民出身ではあるものの、後ろ盾であるオオトリ家が戦争で大活躍し貴族となり、同じく後ろ盾のシルフィルド家とサンガ公爵家と共に影響力が上がった為、エイミィが皇太子妃となることに口を出せる者がいなくなった。
ただ、貴族の中には平民出身者が将来の国母となることは悪しき前例にならないかとの考えを持つ者も少なくないが、それに反して国民|(特に中層から下層に属する一般人)の人気は高く、本人の資質自体は優良であり血筋以外文句のつけようがない。
後に詳しく調べたところ、実は貴族の血筋であると王家から発表されたが、真偽のほどは定かではない。
ルナ
戦争中、自分を囮にして不穏分子のあぶり出しに貢献したことが大きく評価された。
戦争後に淑女としての成長が見られたのでマリアたちも安心していたが、本質はあまり変わらなかった。むしろ、それを上手く隠せるようになってきている分、厄介度が増したとも言える。
ティーダとエイミィが視察と言う名の旅行に出かけると言うのに、自分は王都で留守番だと聞かされたので、荷物に隠れてこっそりとついて行くことにした。だが、実はその行動はシーザーにとっては想定内のことであり、テンマとの関係をより強固にする為の作戦の一環として見逃されていた。
ジン
なんやかんやあってメナスと結婚したが、メナスとの付き合い方にあまり変化はなく、叱られている場面をよく目撃されている。
ガラットたちの補佐を受けながら騎士団で部隊長として働いていて、部下のほとんどが冒険者上がりでくせのある者が多いが何とかうまくやっている反面、テンマからの信頼が厚い人物の一人なので個人的に食事に誘われることがよくあり、やっかみを受けることもしばしば。
本人は気が付いていないが、もうすぐ父親になる。
ガラット
メナスとリーナと共に、騎士団でジンの補佐をしている。
オオトリ家に雇われる際に故郷の婚約者と正式に結婚し、最初の数年は王都に呼んで生活をしていたが、オオトリ家の引っ越し|(ただし、王都の屋敷はタウンハウスとして残っている)に合わせて奥さんの家族と共にオオトリ領に移住したが、奥さんの家族との仲とは逆に、自分の家族とは険悪な関係となってしまった為、絶縁状態になる。
最近男の子が生まれたので、『暁の剣』の中で一番張り切って働いている。
メナス
なんやかんやあってジンと結婚したが、ジンの扱い方はほとんど変わっていない。ただ、ジンが騎士団の中でも地位が上の方になり、元々本人の知名度が高いので、近寄ってくる女はかなり多ので、常に目を光らせて注意している。本人もジンも気が付いていないが、お腹には新たな命が宿っている。
リーナ
ジンたちと同じくオオトリ家に雇われ、ガラットとメナスと共にジンの補佐をしている。
元貴族令嬢なので騎士団員に礼儀作法を教えることが多く、独身なので男性からの人気は高いが、本人は結婚願望がないのか、男性との噂をほとんど聞くことがない。一般男性よりもはるかに高い収入があるので、独身貴族を謳歌している。
休日はプリメラと会う機会が多いので、オオトリ家の子供たちにも懐かれている。
オッゴ
テンマが初めて出場した武闘大会で秒殺された人。
試合直後は評価がダダ下がりしていたが、大会終了後はテンマの異常性が知れ渡った為、最終的にちょっと評価が下がったくらいにとどまった。ただ、大会後もテンマとの一戦がトラウマになり冒険者のランクが下がりそうになるくらいまで調子を落としていたが時間と共に何とか持ち直し、攻撃一辺倒から防御重視の戦闘スタイルに変更してからは実力のある安定したベテランと呼ばれるようになる。
戦争後、オッゴの評判を聞いたジンの推薦により、オオトリ家の騎士団に入り、守備隊を率いている。性格も丸くなり面倒見がいいので、後輩|(男性)からの人気は高い。
既婚者。奥さんはリーナに行き遅れと評されたミディア・オーリオ。
『おまけ』
ミディア・オーリオ
実家は改革派の貴族であったものの、実際には王家と敵対することを良しとしない穏健な派閥に属していた為、改革派内の過激な派閥に疎まれていた。
戦争が始まると、過激な派閥の一部がオーリオ家を襲撃するという情報を掴んだ為、すぐに領地から王都へ避難しようとしたものの、その途中で過激派の襲撃にあってしまう。
そこへ、たまたま依頼で近くにいたオッゴに助けられて一目ぼれしてしまう。この時に好みがイケメンからゴリマッチョに変わってしまった。その後、家族ともども王都に無事避難出来たオーリオ家は王族派へ鞍替えすることになり、戦争中に目立った活躍は無かったものの、王家に敵対することなく改革派の情報を持ち込んだということで取り潰しを逃れ、逆にオーリオ家は元改革派の中では数少ない領地が加増された貴族となった。
オオトリ領にオッゴと移り住んでからは、プリメラに面会を求める他家の貴族女性の窓口の一人となる。
ミリー・リリー・ネリー
戦争中、家族と共にグンジョー市に避難していたが、ゾンビの群れにグンジョー市とその周辺が襲われてしまう。運よく家族から犠牲者は出なかったものの、実家は完全に破壊され、持っていた畑もゾンビに汚染されて使い物にならなくなってしまう。
戦後すぐは家族そろってグンジョー市に住み復興の手伝いをしていたが、テンマが貴族になって領地を得たと知ると、すぐに家族を説得してラッセル市に引っ越し、テンマがオオトリ領の中心となる街を作り始めてからはその手伝いに参加しつつ頃合いを見計らい、いの一番に移住を希望した。
テンマやプリメラとの強い伝手があったので、平民としての移住第一号となった。今のところ三人は冒険者を主な仕事としているが、将来的には家臣団に入りたいと思っている。家族はオオトリ家が主導する畑づくりに参加し賃金を得ている。
テンマの側室に収まろうと画策したものの、テンマをその気にさせることができなかったのと家族からの強い説得により諦めた。ただし、それはそれとしてオオトリ家には良く遊びに行っており、アムールと共に子供たちの遊び相手になっている姿がよく見かけられている。