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第10章-7 書籍化?

 にらみ合う二人を近づけさせない様に気をつけながら応接間に戻り、サンガ公爵とアムールがテーブルを挟んで対面に座る形にした。俺は中立の仲裁役という事で、二人の横顔が見える位置に座っている。


「うちのステイルが申し訳ない」


「こちらこそ、ラニタンが粗相をしてしまって……」


 アムールの言葉を聞いたラニさんが、小さな声で「お嬢様!」と言った。恐らく、ペットの様な言われ方が頭にしたのだろうが、サンガ公爵の手前、大声を出す事が出来なかったみたいだ。その様子を見ていたステイルが小さく笑い、またもにらみ合いが再発したが、今度は俺がテーブルを小さく叩く事で収めた。まるで裁判官にでもなった気分だ。


「とにかく、先ほどのこの二人の行動は、両家の諍いではなく個人的な行動という事でいいですね」


 早々にそう俺が切り出すと、公爵とアムールは同時に頷いた。


「それで、何でこの二人はこんなに仲が悪いんですか?二人共、両家の諜報を担っているようですから、その事で反目するのは理解できるんですが、その事以上に敵意があるみたいですけど」


 なぜここまでにらみ合う仲なのかわからないので、疑問に思った事を聞いてみたが、アムールは分からないと首を横に振った。まあ、ラニさんの直接の上司はハナさんなので、アムールにはその情報がないのかもしれない。

 なので、もう片方のサンガ公爵の方を見ると、少し困った様な顔をしていた。何か公爵家の機密に関する様な話なのかと思っていたら、俺の考えている事を察した公爵は、


「いえ、秘密にしたい話ではありますが、機密というわけではありません。十年くらい前になりますが、サンガ公爵家と当時の南部自治区との間で、争い事の一歩手前までいった事がありまして、その事が関係しているのですよ」


 当時の南部自治区は、完全に信用できるところではないとされていた(今もそうだが、それを反省した王家とハナさんにより、関係はだいぶ改善されている)。その為、たまに南部自治区の近くで王国側の貴族達による合同演習が度々行われていたそうだ。王国側としては南部自治区への牽制行為であったが、された方としては当然挑発行動と見ていたらしい。そんな中、大貴族であるサンガ公爵家が演習に初参加するとなった際、南部自治区はあまりの大物の登場に、今度こそ南部に攻め入るつもりだと危惧したらしく、そんな南部自治区の気配を察知したサンガ公爵家側の緊張も高まり、両者の警戒レベルは最高潮にまで高まっていたそうだ。

 そんな緊張が続いたある日の夜中、公爵家側の陣地に南部側の数名の間者が潜り込み、いくつか情報が盗み出されてしまったのだそうだ。

 幸い、サンガ公爵を始めとする重要人物に怪我はなく、侵入者との間で斬り合いに発展したが死者も出なかった。


「つまり、その時に斬り合ったのがこの二人……というわけです」


 両者の腕はほぼ互角で、斬り合ってから数分程でステイル側の援軍が到着したという事もあり、ラニさんはすぐに逃げ出したそうだ。両者とも、横槍が入らなければ相手を打ち倒す事が出来ていたと思っているみたいで、未だに斬り合った時の気持ちを引きずっている様だ。

 俺からすると、互角だったという事で引き分けの様に思えるが、ステイルは間者対策の為にいたのにラニさん達に侵入され、その失態を取り返そうと戦ったのに逃げられて恥の上塗りをしたと思っているみたいで、ラニさんは完璧な形で侵入できたのに大した情報が奪えず、相手を倒す事も出来ずに逃げる事しかできなかったと思っているみたいだった。

 サンガ公爵は侵入者に情報を盗まれた事を理由に演習を切り上げたそうだが、元から演習には乗り気ではなかったので南部に恨みはないそうだ。そして、王様に南部自治区近くでの演習をやめる様に進言し、王様もそれを採用したらしい。

 ある意味、二人の斬り合いが王国と南部自治区の争いの元を消す要因になった様なものだが、二人にすれば自分の仕事に汚点がついた様なものなので納得がいかず、その不満を相手に向けているのだとサンガ公爵は言った。


「私としては、南部と問題を起こすというのなら、ステイルを捨てる事になるのも仕方がないと思いますけどね」


「仕方がないけど、そうなったらうちもラニタンを捨てるしかない。幸い、ラニタンの代わりになるドニタンとレニタンがいるから、大した問題ではない」


 最悪、問題の二人を切り捨てれば、対外的に両家に争う気はなかったと言えるわけだ。そう言われた二人は戸惑っていたが、やがて自分達の主(主筋)が本気で言っているとわかると、自分と相手の主に謝罪し、続いて俺に謝罪してから、最後に嫌そうな顔をして相手にも謝罪した。


 これで終わりだと、サンガ公爵はこの話を止めようとしたが、サンガ公爵が言い終わる前にアムールがラニさんに、「次に問題を起こしたら、ラニタンじゃなくてレニタンをこさせる様にする」と言ったところ、ラニさんはかなり焦っていた。


 新しく出た名前にサンガ公爵は興味を持った様だが、流石に他家の話を聞く事は出来ないと思ったみたいだったが、アムールはそんなサンガ公爵を気にした様子も見せず。


「テンマ。ラニタンが嫌になっても、その妹のレニタンがいるから問題ない。むしろ、ラニタンより優秀だから、言えばすぐに替える」


 と自分のところの情報を暴露していた。あまり子爵家の情報を言いふらすと、ハナさんに怒られやしないかと注意したが、ナナオでは普通に知られている事だと言って、アムールは気にした様子を見せなかった。

 この情報に一番驚いていたのはサンガ公爵ではなくステイルで、自分と互角だったラニさんより優秀な者、しかもそれがラニさんの妹だという事に衝撃を受けた様だった。なんだかんだ言っても、ステイルはラニさんの事を認めているのかもしれない。


「テンマ様。ようやくルナ様の支度ができましたので、失礼させていただきます」


 まだいたのか? という間もなく、アイナは一礼をして屋敷を去っていった。急に現れたアイナに、サンガ公爵はもちろん驚いていたが、それよりもステイルとラニさんの驚き方の方がすごかった。

 アイナが去った後で、「気配を感じなかった」とか、「足音どころか、ドアを空けた音すら聞こえなかった」とか言っていた。本職二人の肝を冷やして去っていったアイナは、本当にメイドなのかと改めて疑問に思ってしまったのだった。


 ドナドナされるルナと、エイミィと離れるのが寂しいらしいティーダを玄関で見送ってから応接間に戻ると、頭にたんこぶを作ったラニさんがいた。サンガ公爵にわけを聞くと、俺がいない間にまたもステイルと睨み合いをしたらしく、アムールに鉄拳制裁を食らったそうだ。ちなみに、ステイルの方もサンガ公爵にお仕置きを受けたみたいで、脛の部分を押さえながら蹲っていた。


 サンガ公爵とアムールは、背後の二人を無視して再度謝罪をする羽目になった。ラニさんはともかくとして、ステイルは下手すると捨てられてしまうのではないかと思ったが、サンガ公爵があれくらいで使える人物を手放すとは思えなかったので、ステイルを勧誘する事はやめた。たとえ勧誘出来たとしても、これからちょくちょくやってくる予定のラニさんと顔を合わせるたびに問題を起こされては、たまったものではないしな。


 場が落ち着いたところでサンガ公爵に来訪の目的を聞いてみたが、どうやら特に目的はなかったそうで、たまたま王都に来る用事があり、たまたま時間が空いた上に俺が屋敷にいると知ったので遊びに来たのだそうだ。


 そのままたわいもない話で盛り上がっていると、日が暮れてきたという事でラニさんが帰ると言い出した。明日南部へ出発するのに、まだ準備が出来ていないとぼやいている。どうもステイルと張り合ったせいで、帰るに帰れなかった様だ。


 急ぎ足で去っていったラニさんを見送ると、サンガ公爵もそろそろ帰ると言って玄関までやってきたのだが、夕食に誘うと応接間に引き返していった。

 夕食に南部の素材を使った料理を中心に出すと、サンガ公爵は大変喜んでいたが、ステイルは時折複雑そうな顔をしながら食べていた。恐らく、先程までやりあっていたラニさんの顔がちらついて、純粋に食事を楽しめなかったのだと思われる。

 サンガ公爵は食後、流石に宿泊まではしなかったが、結構遅くまでじいちゃんと酒を飲んでいた。その時に、「プリメラを王都に置いておきたい」といった事を何度も言っていた。まあ、サンガ公爵はグンジョー市より王都の方が来る機会が多いだろうし、王都にはアルバートがいるので色々と安心できるのだろう。

 ちなみにアルバートの事はあまり心配していない様で、俺がたまにこき使っているとじいちゃんから聞かされても、いい経験だと言っていた。むしろ、アルバート達三人がやらかした事を聞いて、面白いネタが聞けたと喜んでいたくらいだ。


 帰り際、サンガ公爵は玄関の近くでメリーを発見し、撫でようと近付いたのだが、メリーはそんなサンガ公爵に体当たりをしようと走り出した。


「させん!」


 すかさずステイルが間に入ってサンガ公爵をかばったのだが、メリーはここで予想外の技を繰り出した。


「めっ!」

「うおっ!」


 ステイルはメリーの視線が自分の腹部に向いていたので、腰を軽く落として両手でボールをキャッチする様な構えをとったのだが、メリーは一瞬ジャンプするようなフェイントをかけて、ステイルの注意が一瞬上に向いたところで股の間を潜って背後に回り、後ろ足でステイルの股間を狙ったのだ。

 ステイルはかろうじて蹴りを防いだが、その隙にメリーはサンガ公爵の方へと向かって走り出した。まあ、流石に俺も止めに入っていたので、サンガ公爵がメリーに襲われる事はなかったが、これまで猪突猛進といった傾向が強かったメリーの進化に、俺は軽く恐怖を覚えた。


「すみません、公爵様」


「いや、不用意に近付いた私も悪かった。もしかしたら、不審者が近づいてきたと思ったのかもしれない」


 サンガ公爵はそう言って許してくれたが、メリーは絶対挨拶がわりに体当たりをしようと考えただけだと思う。

 メリーは俺に抱き抱えられて、不満そうな顔をしながらも大人しくしていたが、ステイルは軽く落ち込んでいた。まさか子羊にしてやられるとは思っていなかったのだろう。

 落ち込むステイルに、リオンはもっとひどい目にあったと伝えると、ステイルはそれでもミスをした事には変わりないと言いながらも、多少立ち直った様だ。サンガ公爵はリオンがやられた話を聞いて、同情しながらも大笑いしていた。


「また新たな被害者が出るかもな」


 サンガ公爵を見送った後で、自分の寝床へと帰っていくメリーを見ながら、俺はそんな予感がしてならなかった。

 その夜、寝る時にふと思ったのだが、どうやらメリーは男に対しては厳しい様だ。よくよく思い出してみると、俺やリオンなどの男性に向かっていく時は、メリーは全力で攻撃しているみたいだが、アウラやクリスさんやルナなどの女性に向かっていく時は、どこか手加減をしている様に感じる。

 何故なら、いくら急所を攻撃されたといっても、リオンを一撃で沈めた威力があったというのに、アウラはぶつかったところが赤くなったり尻餅をついたくらいで、一番攻撃されているルナに至っては、軽い擦り傷ができたくらいである。クリスさんに関しては、二人より丈夫で身体能力が高いという事もあって怪我ひとつない。


「ティーダにも、気を付ける様に言っておくか……」


 うちに遊びに来る中で最弱と言える男性はティーダなので、注意する必要があるだろう。万が一、ティーダがリオンと同じ目に遭ってしまっては大変だ。あんな被害に遭うのはリオンだけでいい。

 などと、酷い事を考えながら俺は眠りに就いた。



「うぇ~~い!」


「化物!」 


 寝ている最中、突如目の前にあわられた謎の生物に対し、俺は思わず右の拳を叩き込み、追撃の魔法を放とうとしたが……


「待つんだテンマ!」

「テンマちゃん、相手はナミタロウよ!」


「は?」 


 その言葉を聞いて、俺は急いで魔法を中断した。

 声のした方を見ると、俺を止めたのは技能神と武神で、殴り飛ばしたのは二人(二柱)の言ったとおりナミタロウだった。


「よく見ると、ここはあの部屋だな……という事は、また夢か」


 よく見てみると、二人の後ろの方に縄でぐるぐる巻きにされて猿轡をされた創世神が転がっている。創世神の顔はカサカサに乾いており、ミイラの一歩手前といった感じがする。


「~~~~~~」


 創世神は一応意識がある様で、俺と目が合うと(目が凹んでいて視線が定まっていない様で、本当に見えているのかは分からない)何か言っていた。よく聞いてみると、「た~す~け~て~」と言っていた。あまりに小さくて聞こえなかったので、創世神の口元に耳を近づけて聞いたので間違いない。


 余りにも可哀想だったので縄を解いて猿轡外したのだが、カサカサの肌の回復方法が分からなかった。なので、水魔法を使って潤いを与えてみたところ、なんと見る見るうちに回復していった。正直言って、気持ちが悪い光景だった。


「なんとか助かった……」


 なぜ助かったのか不思議に思っていたら、技能神が「魔力切れ寸前のところ、回復の呼び水となる魔力を吸収できたからだ」と教えてくれた。


「それで、今度は何で呼ばれたんだ? それと、何故ナミタロウまでいるんだ?」


「ナミタロウに関しては簡単な事だよ。テンマくんを呼べるくらいなんだから、同じ転生組のナミタロウを呼べないわけはない!」 


「呼んだ理由だけど、特にないわよ。強いて言うなら、ナミタロウと私のリクエストかしら?」


「てへぺろ」


 視界の端の方でナミタロウが何かやっていたが、誰も突っ込まなかった。


「だって、仕方なかったんやーー! すぐにでも呼ばれると思っとったのに、テンマってば一向に呼ばへんし……せっかく海の幸を大量にゲットしたんに……」


「いや、だったら普通に遊びに来ればいいんじゃないか? 俺も、海の幸は嬉しいし」


 じいちゃんの屋敷の場所はナミタロウも知っているし、王都に入るのもナミタロウなら楽に侵入出来るだろうし……

 そう言うと、ナミタロウは、目からウロコが落ちたといった顔で、


「思いつかんかった……呼ばれな行けんとばかり思っとった! んじゃ、今からそっちに行くで~……あばよっ!」


 そう言うとナミタロウは、地面にダイブするかの様に飛び込み、そのまま消えていった。流石は夢の世界。何でもありの様だ。


「あっ! やばい! 愛の女神に、テンマ君が来ているのがバレたっぽい! 武神、技能神、すぐに出入り口の封鎖!」


「任せろ!」

「やってやるぜっ!」


 創世神の指示に、即座に反応する二人。ちなみに、二番目のセリフが武神だ。いきなりの()モードだった。


「何で封鎖? 別に来ても問題ないんじゃないのか?」


 俺の疑問に創世神は……


「別にテンマ君がいいなら我慢するけど……今から愛の女神がやってきて騒ぐとなると、テンマ君が帰れるのは何時になるか分からないよ。今は僕の力でこの空間を無理やり安定させているけど、不安定になったら時間軸がズレちゃうかもね」


 何でも、ナミタロウは丸一日近くこの空間に居座っていたそうで、創世神の力のほとんどを持って行かれたそうだ。まあ、ナミタロウとの遊びに力を使ったのが原因だそうだが……

 なので、最初は俺を呼ぶのは反対したそうだが、ナミタロウと武神の強い要望と、技能神が悪乗りした結果、創世神の力を無理やり使って俺を呼び出したのだそうだ。

 その状態で愛の女神まで乱入されたら、どうなるか分からないらしい。


「と、いうわけで……テンマ君、おやすみなさい」


 その言葉と共に、俺は先程まで寝ていた布団のところまで押され、強制的に横にさせられた。正直言って眠気はなかったのだが、創世神が俺の額に触れた瞬間、意識が遠くなっていった……


「あっ! そう言えばテンマちゃん。何やらテンマちゃんのお話を作ろうとしている人達がいるみたいだから、チェックしておいた方がいいわよ。じゃあ、おやすみなさい……チュ!」


 完全に意識が消える前に、武神からそんな不安になる様な事を言われてしまった。そんな情報は、俺の意識がある時に言って欲しかった。なお、最後の投げキッスは、意識が飛びそうになりながらも、寝返りを打つ事で回避出来た……と思う……と言うか思いたい。


「朝か……」


 眠り足りなくて少し頭痛がするが、あの夢の中での騒ぎを思い出すと二度寝する気になれず、気合を入れて起き上がる事にした。それに武神の最後の言葉が本当ならば、俺の物語が作られている最中か計画の段階にあるという事なので、早めに手を打っておいた方がいい。この場合の手とは、マリア様に相談する事だ。

 一応この世界にもプライバシーというものが存在し(前世とは比べ物にならないが)、実在の人物やその人物をモデルにした話の場合、あまりにも事実からかけ離れていたりそのモデルの不利益になりそうだと判断されると罪になるのだ。

 さらにそのモデルに出資者などがいる場合、その出資者の許可なしで話を作る事はしてはならない。

 例えば出資者ではないが、ディンさんの様に騎士団に所属している場合、情報の漏洩を防ぐ為にその上司である王様の許可が必要になる。

 俺の場合は成り行きではあるが王族派に属しているので、そのトップであるマリア様(・・・・)に出版に関するコントロールをお願いするのだ。

 ここまで名前が売れてしまっては、本が出されるのを止める事は出来ないと思うので、その前にマリア様のお墨付きで王家公認の話を選んでもらうのだ。そうすればそれ以降に出る俺の物語は、王家公認のもの以外の話は全てフィクションであると思われるかもしれない。

 などという希望的観測を思い浮かべながら、俺は王城へと急いで向かった。

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