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蒼い華  作者: 桜ノ夜月
11/18

「蒼い華」番外編①

『蒼い華』、スペシャル番外編です!

今回は御友達の方々のリクエストを受けて書きました~。

多くの人に楽しんで頂ければ…と思い書きました!

四つの物語を載せさせて頂きます。

楽しんで頂けると幸いです。

番外編           蒼い華

『リア友から頂きました。』by作者

『二月十四日の魔法。』side玉倉

「鏡夜~!これ、作ったんだよ!手作り!」

鏡夜に昨日の夜中まで作ったクッキーを渡す。

鏡夜はクッキーの包みを受け取ると、眉を顰める。

「…………チョコレートクッキー?」

「ち、違うの!それは…その…ぷ、プレーンクッキーなんだけど…ちょっと失敗しちゃって…。」

鏡夜は苦笑する。

「これが?」

鏡夜の瞳は明らかに焦げてるクッキーを見てる。

「うっ…。」

鏡夜がリボンをしゅるっ、と解く。

「い、いいよ!お、美味しくないし!」

鏡夜がクッキーを一口食べる。

「…うっ…。」

鏡夜の顔がとたんに青ざめていく。

(う、どーしよう…。)

自慢じゃないけど、あたしは料理が下手だ。

…でも…

鏡夜はゴホゴホとむせながらそれでも食べてくれる。

あんなに焦げてたのに。あんなに美味しくなさそうなのに。

全てのクッキーを食べ終えた後、鏡夜があたしに袋を返す。

「……美味かった。ありがとう。」

そういってあたしにクッキーの袋を返す。

「…ん。」

鏡夜から袋を返してもらう時に、手と手が触れてどきっとする。

「…じゃな。」

鏡夜はあたしの頭を軽くぽんぽん、と叩いてふらふらしながら教室へ戻って行った。

あたしは、鏡夜から返して貰った袋をぎゅっ、と握りしめて呟く。


「大好き。鏡夜…。」


二月十四日の魔法は、優しくて…


「あたしは誰よりも、鏡夜の事が好きだからね?」


あたしを少し、素直にさせた。



今回番外編を書くにあたって協力して頂いた方々、こんな物語を楽しんでよんでくださった方々。

誠にありがとうございました!

今回はリア友のリクエスト作品です。

まだまだ続きます。

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