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風のあとを追いかけて

作者:ごはん
誰かを忘れてしまった気がする。
でも、それが誰なのか思い出せない。
風が吹くたび、胸の奥がざわつくのは、きっと――

日常の中でふと感じる空虚さの正体は、
忘れてしまった“誰か”ではなく、
置き去りにしてしまった“自分自身”だった。

静かに、けれど確かに心に触れる再生の物語。
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