表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/90

第三十話(番外編という名のモチベあげ)

「もちもちしてる」


 廣谷は部屋でスライムを触る。ぷるんぷるん揺れ、伸ばすと伸び、潰すと潰れる。廣谷はスライムをもちもちしながら遊ぶ。

 それをじっと背後から見つめる大きいシロ。そして動き出したかと思うと、前足でスライムを踏み潰した。


「あ」

「わん」

『廣谷、こいつばっかりに構ってないで遊んで』

「え。……いいけど、どうした?」


 廣谷の言葉にシロはぷいっと横を向く。そしてスライムから足を退け、その場に座り込む。スライムはぷるんと揺れ元の体型に戻った。


「もしかして、嫉妬してるのか?」


 廣谷の言葉にシロは顔を背けたまま。尻尾がゆらゆらと揺れ、なんだかそれが不機嫌そうに廣谷は見えた。


「遊ぶって言ったけど、どこで遊ぶんだ?」

「わふ」

『わしゃわしゃして』

「それでいいのか?」


 顔を背けたまま言うシロの言葉に廣谷は首を傾げる。シロは前足でたしたしと触るように急かす。

 その様子を見て廣谷はため息をつき、シロに近づきわしゃわしゃと撫でる。


「そういえば、シロを風呂に入れたことないな。入るか」

「……わ、わん……?」

『風呂? 何それ?』


 廣谷の言葉にシロは首を傾げる。


「『宣言、シロの体は小さくなる』実際に体験するか」


 シロを小さくして廣谷はシロを風呂場に連れて行った。


「きゃわーーーん!!!」

『や、やだーーーー!!!!!!』


 風呂の中でシロの叫び声が響いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ