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第二十二話

「よし、行こう」


 精神を落ち着かせた後、廣谷はシロの上に乗る。そして先に進むと看板が立ってあった。

 看板には『ここから先、地下20階』と書いてあった。


「あと何階まであるんだ?」


 疑問を口にしながら20階に降りる。降りた先で廣谷が感じた事は、水という印象。水の流れる音が辺りから響き、壁の色も淡い水色に。水のエリアだなと廣谷は感じた。

 一先ず廣谷は部屋への通路を作り、部屋に通じるか確認してからスマホで水のエリアの一部を撮った。

 そしてそれをタイツクへと載せる。


『20階からは水のエリア。敵はまた後で調べる』


 そう書いてから廣谷はスマホを仕舞いシロと共に先に進む。

 水の音が響き、両側の地面に水が流れ、まるで地下水路のようだなと廣谷は感じた。

 少しの間歩いているとモンスターが現れた。水色のスライム。特に変わった点はない……と思い銃を向けたその瞬間、ビュッ! とスライムが水を廣谷に向かって発射した。

 シロがそれを躱すと水が壁に勢いよくぶつかり壁がえぐれる。


「威力がある水って事か、当たったらひとたまりもない……」


 確認してから火の弾を撃ちこんでみる。火の弾はスライムの体に吸収され、何事もなかったかのようにスライムは攻撃を打ち込んでくる。


「火の銃が使えないエリアか、なら、毒は?」


 今度は毒の銃を取り出しスライムに撃ち込む。すると数秒後どろっとスライムが溶け、その場に小銭だけが残った。

 毒は使える事を知り、まだ遠距離武器を使える事に廣谷は安堵する。

 

「一度部屋に戻ろう。あのアプリの事も気になる」

「わん!」

『分かった!』


 ここじゃモンスターに見つかってしまう。と廣谷はシロに戻るように促す。シロは踵を返し透明な壁まで向かった。

 そして部屋まで戻った廣谷はシロにご飯を上げてから、武器のアプリを開く。そこには一つだけ鍵が外れていた。

 それを廣谷はタップし、内容を見る。


『水の盾。一定の攻撃を防ぐ事が出来る。収納可能。使用には『水の盾』の名を呼ぶこと。収納時は『収納』と宣言。料金10,000円』


「これは便利だな。買おう」


 内容を見て廣谷は即購入ボタンを押す。購入完了しましたの文字が出たのを見てから、廣谷は水の盾と言うと目の前に水で出来た壁が現れる。水の先は透明な為向こう側の景色が見えた。廣谷はそれを見て歓喜の声を上げた。


「おお。先も見えるから相手の行動が見える。いいなこれ。収納」


 水の盾を収納してから廣谷は針の部屋で汗をかいたので、汗を流しに行った。



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