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この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
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80年間片想いしたあの子のお腹の中に転生したと思ったら転移してたんじゃが〜産声は「膝が痛い」〜

作者:みりあ
4月4日。

豊川 信介は人類で初めて100歳になった。

「こちらは世界で初めて100歳になった信介さんです! この長い間独身で生きて来たと聞きましたが、何かコツというのはあるのでしょうか! また1人は寂しいなどは思わなかったのでしょうか!」
「ほっほ、別に寂しくはないぞ、わしの心の中にはあの子がいるからのぉ」

 信介は20歳の時に初めて恋をした。

 その子と疎遠になってからはもう75年ほど経つのではないだろうか。それでも信介は愛してる。80年たった今も――

 そして、

「あ、わし死んだ――」

 この日信介は糸を切るように亡くなった。

 のだが、


「どうやらワシはあの子の子供に生まれ変わったらしい……」


 俗に言う転生を好きな子のお腹の中にするという超絶ラッキーな事案を起こしたのだ。

 しかぁぁし!

「気持ち悪っ!!!」
「うわぁぁぁ! 女王様から化け物じじぃがぁぁ!!!」
「キモキモキモキモッッ!」


 お腹の中に転生したのではなく転移していたそうです。


「ちょまてまてい! あたたたた、膝痛い……」


 お腹の中から100歳のジジィが出てきたんだもん。そりゃキモがられますよ。
 そこからというもの、ジジィ爆誕した信介は、あっという間に国から追放され、煙たがられ、嫌われ、石を投げられ、餓死寸前でさ迷うこと数ヶ月。


 聞いてしまった。


「ちっ、王女と無理やり子作りしたってのに、楽な生活送れねぇじゃねぇか、ヘマしやがって、使えねぇな」
「おいおい! 声がでけぇぞ!」

 それは王女の夫、表面上で言う、信介の父だ――


「おいお前。俺の悪口は良いが、あの子の悪口だけは絶対に許さねぇぞ――」
「あぁぁん?」

 そう。

 ここから始まるのだ。

 異世界でジジィ転移した信介の、片想いのあの子と幸せになるまでの物語が――
 

「シルバースキル、【入れ歯】発動ッッ!!」
ジジィ爆誕
2021/05/08 17:16
幸せ
2021/05/08 17:29
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