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天然少女ってこんな感じ?

天然少女ってこんな感じ?2

作者: ととと

天然少女ってこんな感じ?

ご愛顧に感謝いたしまして、拙いながら続きを書いてみました。

遅ればせながら、ブックマーク、評価、ともにありがとうございました。


ちょっとうっかり4作目になります。

あの日は先生が入室したことでうやむやに終わってしまいました。


しかしその後から木下くんは私に会いに来てくれるようになったのです。




その日は暖かくよく晴れていたので、仲良くなったいっちゃんと中庭でお昼を食べていました。


「おまえ…!さんざんフラグ折りやがって誰狙いかと思えばッ…!!不良のツンデレ萌えか!ツンデレ萌えなんだな!?」


本日も絶好調ですね清川くん。


「私のことを嫌いだと口にしながらわざわざ探して会いに来てくれるだなんて…!


は!


あなたこそがツンデレなのですね!

ツンデレがツンデレだと自覚してまさかの申告!!大丈夫、私、ツンデレ大好きです!」

「ちっげーよ!誰がツンデレだよ!」

「それはもちろん公原くんのことです!」

「誰だよ公原って!」


え?


ご自分の名前も忘れてしまわれたのですか?


「憐れみの目でみるんじゃねぇ!」



桐本くんのおかげで学校にも馴染んで来ましたし、これからますますがんばります!



さてさて。

北里くんは私によくよく構ってくれますが、さすがにいつでもとはいきません。

そんなわけでこんなこともあるわけです。




「いつも兄さんがお世話になってます」


このふんわり系イケメンは初登場でしょうか。


「仁井さんというお知り合いはいないはずですが…」


あれ?そう言えば誰かに似てますね?

聞いていた通り、なんて言いながらクスクス笑っていらっしゃいます。


「木村悠祐の弟で、木村陽祐といいます。まどか先輩」


うわぁかわいい。こんな子私も弟にほしいなあ。

和みます。イケメンもふわふわ笑ってますし。


「おまえ…!ついに本性を表したんだな!!!陽祐!そんな女に近付いちゃいけません!!」



まるで道を踏み外そうとする息子を引き留めるお母さんです。



「木島くん…ひどいわ、イケメンの前でそんなことを言うなんて……」


悪女キャラは条件反射。彼の登場とともに被る仮面…!私は女優です。


「木村だっつの。弟だけは巻き込むんじゃねぇ…!家庭的で料理も完璧、成績優秀穏やかな性格、非の打ち所がないこんなよくできた弟には指一本触れさせねぇんだからな!」


お兄ちゃんの自慢の弟のようです。イケメンですしね。


「私はただお話ししていただけなのに…」


よよよ…ここで涙のひとつでもほしいところ。目薬の準備はなかったなぁ。仕方がないので思い切り手の甲をつまみ上げます。


「痛ってぇ!!」

「あ、間違えた」


木園くんの手だったようです。


「おま、おまえなんかの好きにはさせねぇんだからな!!」



覚えてろ!という捨て台詞とともに、岸田くんは去っていきました。


「いつも兄がお世話をおかけします。本人は楽しんでいるようなのでもうしばらく付き合ってやってください」


あ、イケメンまだいたんですね。


お近づきの印にと、美味しそうなクッキーをおいていかれました。手作りだそうです。




この日から紀野くん兄弟とはよくよくお話しするようになりました。

私の楽しく賑やかな日々はこうして続いていくのです。

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