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詩集 「bleu printemps」  作者: 月見里 星維
42/51

おちゆくあき/超えられない壁

「おちゆくあき」


あきの日は愁いのいろ

血染めのそらが嘆くいろ

すべてのものがおとろえ

枯れてなくなって

いつかは真白におおわれる


ある者は恋におち

またある者はおつる葉に感傷の心わき

赤 だいだい 山吹 きいろのとりどりに

眼も心もうばわれる


あきのつるべはおとされつ

あきの夜の長きはまだつづく

愁いのいろも深くなる


----------------------------------------


「超えられない壁」


いつまでたっても

超えられない壁がある

どこまでも高くて いつまでも遠い

わかれめの壁


ずっとずっと先まで行って

遠まわりしても超えられない壁

永久に続いてゆく

長い長い旅路の壁


壁は僕らをへだててばかり


いつの日かなくなることを願ってる

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