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詩集 「bleu printemps」  作者: 月見里 星維
41/51

あいのいろ/悠のかけら

「あいのいろ」


淋しいとか言わないで

あなたのそばには僕がいる

哀しいとか言わないで

あなたのそばには僕がいる


苦しいとか、やめたいとか

そんなことは言わないでください


あなたは決してひとりじゃない


いろとりどりの心のなかに

それぞれ抱えているけれど

決してだれも孤独じゃない


悲哀のいろを浮かべないで

仁愛のいろだけを遺していて


あなたのそばには僕がいる


-----------------------------------


「悠のかけら」


空のひとひらを切り取って

キャンバスの上に広げてみた

風のひとなぎを掴み捕り

おのれの中を吹かせてみた


それらは私のてのひらで

勝手気ままに飛んでゆく


星のかけらをすくい上げ

水にさらさらこぼしてみた

海に浮かぶ光を見つめ

そっと瞳を閉じてみた

夢の中を歩いてみた


悠に飛び散る私の下で

胡蝶はひらひら舞っていた

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