表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 「bleu printemps」  作者: 月見里 星維
PR
25/51

さくら咲くころ/ゆうやけ

いつも この坂道を

遅刻と戦いながらのぼった 朝日のなか

ずっと 楽にかけあがる

先生のくるまが うらやましかった。


だけど それもきょうでおしまい

あしたの卒業式は 坂のうえの学校じゃない

だから 制服を着て

この坂をのぼるのも きょうが最後。


卒業は さよなら じゃないし

さよならは 永遠 でもないけれど

式が終われば ぼくは

おとなになる ということを知るのだろう

ありがとう とつぶやくのだろう


あの大きなさくらの木が

ももいろに染まるころ ぼくは

あたらしくなる


----------------------------


「ゆうやけ」


「忘れないよ」

ふたり誓ったあの日から

季節はそう過ぎてはいないのに

「さよなら」と

君は振り返りもしないで

笑いながら手を離した


君があの橋の向こうに消えるまで

見つめていた僕は

背を向けて

やがてゆっくりと歩きはじめる


遥かなる道へ

ゆうやけ色のあの空へ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ