表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

失恋ナルシシスト

作者: ユーシン


あなたがわたしに聞いた 君はぼくが一番好き?


いいえ。


そう答えた日、あなたはいなくなってしまった


なんでかしら?



わたしはわたしが一番好き


世界で一番わたしが好き


みんなそうでしょう?



だってわたしは、


夜の神社の夏祭り、あなたが握ってくれた手の温もりを、この手で感じることが出来たもの


大会の決勝で決めた、あなたの逆転のシュートを見た時、感動することが出来たもの


二人で行ったゲームセンター、あなたが取ってくれたお揃いの人形に触れると、今でも鮮明に思い出せるもの


クリスマスのデートで、一緒に食べたチョコレートケーキ


君が好きだって言ってくれた、あの日よりおいしいケーキは、きっとこの世界に存在しないと言えるもの



だってわたしは、


こんなわたしを好きになってくれたあなたが好き


そんなあなたが好きになってくれたわたしが好き


あなたを特別に思える、そんな私が大好きなの


あなたがみせる笑顔で、心地よくなれた私が、好きで仕方ないわ


いなくなった今でも、あなたがくれた幸せを忘れることが出来ないもの



この世界の同じ年に生まれて、あの日あの時間に出会えた


あなたと一緒にいれた日を幸せに思える人生を送ってきた


そんなわたしが一番好き


あなただってそうでしょう?



だってわたしは、


好きなことをあれだけ一生懸命打ち込めるあなたが好き


自分の思ったことを正直に言えるあなたが好き


自由な人生を楽しんで生きているあなたが大好きだから


そんなあなたはきっと、この世界で一番、あなたのことが好きなはず



未だにいなくなった理由は、分からないけど、あなたのことを思い出すと涙が止まらないわ


でもそれがあなたの幸せならわたしは幸せ



だって、


わたしが好きなあなたが好きなわたしが、この世界で一番好きだから



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでみました。ふーんなるほど・・・上手だなと感じました。良くも悪くもストレートでしたが、しっかりまとまっていて読後感もとても良かったですね。 詩はセンスだけど書けば書くほど上手くなりま…
[一言] なんかすげー。 脱帽です。 作詞かぁ。やってみようかな、とかぼやいてみたり。 一次創作始めました! よろしければ、読んでみて下さい!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ