特別編「そして、現実はスクリーンを超えた ― 映画公開と“推し妻”の奇跡の記録」
これは特別編です。
それは、公開初日を迎えた朝のことだった。
都内の主要映画館では、チケットがすべて完売。全国300館以上で同時上映されたその映画――
『この手を、もう二度と離さない』
主演:篠原美紅、特別出演:神谷悠真。
監督は気鋭の若手実力派、榊原恭介。
共演には、俳優の如月隼人、夏原真理、**木嶋玲央**と、人気と実力を兼ね備えた面々が並んでいた。
しかし、何よりも観客の目を釘付けにしたのは――
リアル夫婦が演じた“本気の愛”そのものだった。
◇
SNSでの反響は、想像を遥かに超えていた。
•インプレッション数:60,000,000
•エンゲージメント数:2,500,000
•詳細クリック数:120,000
•プロフィールアクセス数:15,500
•いいねの数:2,500,000
•引用・リポスト・RT数合計:15,000,000超
“リアルすぎる”
“本物の夫婦にしか出せない空気感”
“涙が止まらなかった”
“推しが奥さんで、奥さんが推し――こんな愛の形があるなんて”
その熱は、ネットを飛び越えて大学にも届いていた。
◇
昼下がり。大学構内。
悠真が友人たちと歩いていると、声が次々にかかった。
「悠真ー! 映画観たぞ! 泣いた!マジで!」
最初に駆け寄ってきたのは、親友の航、圭吾、憲剛。
その後ろにいたのは、同じサークル仲間の健二、康二、**健太**の3人。
「お前……本当にやる男だな」
「いやもう、女優相手っていうか、“美紅相手”ってのがズルいわ!」
「結婚おめでとう。そして……最高だった、映画」
「ありがとう、ほんとに……観てくれて」
笑いながらも、悠真はどこか照れくさそうに頭を下げた。
講義の教室でも、少し遅れて入ってきた**一樹がちらりと視線を送り、その隣で千帆と叶恵**が声をかける。
「ねえ、悠真くん」
「うん?」
「もう奪うことはできないって分かってる。だけど、やっぱり……素敵だった。私、あんな愛の形、初めて見た」
「……ずっと幸せでいてね」
その後ろの席には、同じ授業を履修していた**美徳と美桜**のふたりも微笑みながら小さく手を振ってくる。
教室を出たあとも、圭介・景・優・勝の4人の先輩が待っていた。
「神谷! やっぱりお前、やりやがったな!」
「美紅さん、やっぱりスクリーンでも女神だった……でもお前も、ちゃんと“夫”してた。立派だった」
「結婚おめでとう。そして、映画……最高だったぞ‼︎」
さらにその後ろから現れたのは――
健、大佑、**大輔**という三人の新顔の先輩たち。
「俺ら、映画部出身だけど……久々に“本物の演技”ってのを見た気がした」
悠真は照れながらも「ありがとうございます」と何度も頭を下げた。
そして後輩たちからも、次々に声が届く。
以前から声をかけてくれた茜、灯里、詩織、栞の4人に加えて――
稚華
千佳
千歌
菜穂
奈緒
奈琴
智乃
夏帆
苑香
深青
「夫婦であそこまで演じられるって、感動どころか尊敬……」
「スクリーン越しなのに、涙が出て止まらなかったよ……」
「ねえ、また演技してほしい。今度は子育て役とか……」
「でも、その前にちゃんと寝てね? 体、大事にして」
「推しの夫婦が国宝すぎて、現実に戻れません……!」
◇
その夕方。
都内某所の映画館。
今日は公開記念トーク付き試写会の日だった。
悠真は大学の授業を終えてそのまま現地入り。
控室では、監督・榊原恭介と、美紅、共演者の如月隼人、夏原真理、木嶋玲央らと談笑していた。
「悠真くん、初映画だったのに……まったく初めてに見えなかったよ」
「そりゃね、“あの美紅”が相手なら、演技より先に本気になるの分かる」
「でもさ、美紅さん、現場ではすっごい落ち着いてた。悠真くん、ちゃんと支えられてたよ」
美紅は微笑みながら、「あの人、すごく真面目に勉強してくれたから」と悠真を見つめる。
◇
そしてイベント本編。
映画館の一室に入り、満席の観客の前に悠真が登壇すると、司会者陣(5〜6人)からの**“奥様との共演”を中心とした質問攻め**が始まった。
「キスシーン、リアルでしたけど……本気でした?」
「はい。……あれは、もう“演技”じゃなかったと思います」
「ご家庭での美紅さんはどんな奥様ですか?」
「……撮影現場でもプロで、自宅でもちゃんと優しい。でも、俺だけには甘えてくれる時があるんです」
「お子さんのご予定は?」
一瞬沈黙が走る。
だが、悠真は少し微笑みながら答えた。
「……今、ふたりで未来について話し合ってます。
夫婦として、演じるだけじゃなくて、ちゃんと“人生を演じきる”覚悟でいます」
会場から、大きな拍手が起こった。
スクリーンの中のふたりも、現実のふたりも――
今、誰よりも“本物の愛”を生きていた。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——
ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!
その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。
読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。
「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ、見逃さないようブックマークを!
皆さまの応援がある限り、次の物語はまだまだ紡がれていきます。




