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第6章 黄色信号は赤と思え
第6.00章
黄色信号は赤と思え
いをりはもこもこソファーで寝ていた
帰ってきた風花がいをりのほっぺたに手を当てた
風花が言った
「お腹すいた。なに食べよう?好きなの言っていいよ」
「イタリアン。ピザ食べたい」
「前から行ってみたかったお店行こう」
風花の運転でお店の駐車場にたどり着いた
黄色信号は赤と思え、と習ったのかといをりは疑った
後方からクラクションを鳴らされても風花は車を進めようとしないから
そこは山の麓のお店。名前は、空の麓
風花はきわめて慎重にエンジンを切った
エンジンを切る時、車は爆発する危険があると習ったのかといをりは疑った
その時、時刻は6時24分