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第0.00章 ものがたりが始まる前に  第0.01章 ブッタの死の床で

音楽大学に通う姉と高校生の妹の姉妹は、山の麓のイタリアンレストランでピザを食べるため、

夜の森を歩いていた。

以前から行きたいと思っていたレストランに妹を誘い、姉の運転で駐車場に車を停めた。

看板の案内に従い続け、森の中へ入っていくうちに、夕陽が沈んでいたのだ

第0.00章

ものがたりが始まる前に



これから起こるおはなしは、実際に、現実に、いまも起きていること


3人の少女に起きたこと


七瀬いをり、白上風花、及び、





*空は、この世界ではほぼ全て(くう)とよむ




 第0.01章

ブッタの死の床で



自分の灯りでこの暗闇を照らしなさい


僕がきみに伝えてきたことを考え、自らの灯りでこの暗闇を照らしなさい


他人の灯りを頼りにすべきではない

みんな本来そうすべきなんだよ




  自灯明法灯明

(じとうみょうほうとうみょう)


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