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人間界に転生したとき、再び運転事故で死なぬように…

 ??「人間界に転生したとき、再び運転事故で死なぬように…」


「ん…。ここは…。俺はトラックで女の子とおっさんをまとめて轢いたあとに電柱にぶつかって…」


 ??「下界に変わって、転生者運転講習おしおきだ! 起きろ! 人の子よ!」


「なんだこの老けたおっさんは? 羽生えてるけど、あんた天使か?」


 彼の魂の名は佐藤裕也さとうゆうや。事故死で幽体化している魂を、天使が地面の雲から引きはがして締め上げる。


 ウリエル「おっさんではない!! 我は元執行者、今は会長のウリエルだ。さあ違反者よ、罰を受けるときだ」


「いやいや。俺、2人ひいちゃっただけでそんな悪いことしてないって。それより、チートスキルでハーレム無双転生したいんだけど」


 ウリエル「佐藤よ。お前は業務上過失致死、酒気帯びその他諸々で35点。一発取り消し、欠格3年だ。まあ死んだから下界では償えないが」


「ちょっと酔いでハンドル操作が甘かっただけで、運が悪かっただけだ。あいつらが飛び出さなければ殺人はなかった。運わりぃ…」


 ウリエル「運ではない。安全運転を怠り、速度超過前提で出勤ギリギリまで飲み、速度超過40キロを犯した貴様が悪い。運よく助かっても、次の無茶な運転で死ぬ運命だった」


「で、ウリエルは何がしたい? 俺を地獄に送るか?」


 ウリエル「最初に言ったことが聞こえなかったか? 転生後に運転で再び事故死しないように、我らが展開で運転教習をやっているのだ」


「どうせ転生先で、免許を取るから意味なくね? 俺今、死んでんじゃん。それよりチートスキル…」



 ウリエル「天界の魂別の器喪失統計のチキウ版を見せてやろうか? 魂は何度転生しても、癖や運転スキルは引き継がれる」


 ウリエル「運転マナーを守らず死んだ者は、どの時代、どの地域で転生しようとも運転を過信し死ぬ。だから、我が神にスライドでプレゼンして、民間天使が天界教習所を運営できる許可が下りた」






「つまり?」


 ウリエル「我が経営する、民間天界教習所、ウリエル自動車学校に入校せよ!!」


「もし断ったら?」


 ウリエル「転生後に運転したら、10か月以内に大事故で死ぬ呪いを 解 か な い 」


「はぁ!? そんなのありかよ! 人権侵害…いや霊権侵害だ!! ペナルティの呪いを解けよ!」


 ウリエル「逆だ逆。前世の運転でひき殺した者は、因果応報で来世はひき殺される。我らが何もしなくてもそうなる運命だ」


 ウリエル「だから、人間界でいう取消処分者講習みたいなものだ。ちゃんと出頭して、罪を受け入れ、安全運転に徹する覚悟と技術を持つものは、転生後の呪いを解く特例を受ける事ができる」


「やるだけ得ってことか」



 ウリエル「そうだ。天界だって事故死のロスを指をくわえて見ているわけではない。腫瘍ガン心疾患デスノは健康管理だから我の管轄外だが、運転による事故死と被害は少しでも減らしたいのだ」


 ウリエル「希少経験の累積による覚醒げだつが、運転事故死で途絶えるのは双方で損でな」


 ウリエル「来世は安全運転ライフで幸せになれる。そのための天界教習所だ」



「わかったよ。受けるよ教習所」


 ウリエル「うむ! そこの階段をのぼって、受付で申請すると良い」


「お金とかいる?」


 ウリエル「現代の日本円にして35万円ほど。転生後の出世払いになるけど、天引きは気づかないので安心したまえ」


「わかった。さっさと卒業して、転生ハーレムをしてやる!」


 ぴゅーん!



 ウリエル「…佐藤は行ったか」


 ウリエル「極悪な運転手を更生はそう簡単にはいかぬよな、織江よ。あ奴らは呪いを知って地獄に行こうとも、講習を断り続けた。今回は上手くいけそうだ」


 ウリエル「我は君に感化され、悲惨な事故を減らす一員になれた。見ていてくれ」

16日で二又川の普通免許取れたので、思い付きで続編書いてみます。


無双とハーレムは約束しますので、よかったら登録と評価お願いします。

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