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何を諦めていないのかも、分からないまま

作者: 朝焼 悠

あの星を掴みたくて

手を伸ばして追いかけた

大して駆け上がれもせずに

階段踏み外して転げ落ちたけど


泥だらけと言うには

少し格好つけ過ぎで

ただぼろぼろになった心は

今でも簡単に

塞がったはずの傷跡を開く


脆いんだ生まれつき

心も身体も

泣いて嘆いてばかり来た

こんなこと許されるか

終わるかって

歯向かってみても

すぐに首根っこを押さえられた


たくさん間違って

後悔だらけで

望んだ形とはかけ離れた

描いた夢には一ミリもかすらない

この場所で


でもどうにか 今を生きてる


泥水すすりながらと言えば

気取り過ぎか


不幸と呼んではいけない中で

それでも僕は毎日

人に嫌われること

弾かれることを

恐がりながら

踏ん張っています


これでいいって思えなくて

どうしても思えなくて


負い目ばかりの人生で

引け目ばかりの道程で


何を諦めていないのかも分からないまま

まだ諦められず僕は足掻いている


あの星を掴めなくても

泥だらけで

泥水をすすってきたって

苦労話もできなくても


これでよかったって

いつか一人ではなくて

誰かと笑い会えるように

手を取り合えるように


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 見つけたいモノが全然分からなくたって取捨選択をするうちに、本当に見つけたいモノが勢いによって出てくるかもしれませんね。
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