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3/3

プロローグ3

すみません。今回はとても長いです。次が本編なので読み飛ばしてもらっていいです。

「えぇ〜次はNO.4948の7歳の女の子です」


その女の子は生きた目をしていなかった…。


「では100万からです。」


「150万!」


「200万!」


「300万!」


「300万!…他にいませんか?…では300万で落札!」



…次は俺の番か…。

その時の俺は怖いはずなのに不思議と恐怖感は無かった…。


「えぇ〜次はNO.4949の男の子です。この男の子はこちらで調べたところハーバード大学直系の小学校に入学が決まった天才でございます。なので価格は1000万から!」


俺にそんな価値があるなんて…その時の俺は思っても見なかった。


「2000万!」


「2500万!」


「4000万!」


「1億!」


「オォー!…1億がでました!」


「1億1000万」


「2億!」




「2億!…他にいませんか?…では2億でら…「待て!10億だ」……なッ!じゅ…10億出ました!では10億でら、落札!…ちなみに10億はこのオークションでの子供の部で過去最高取引価格です!」


ま、マジかよ。今考えると、とんでもなかったな

…その時の俺はまだ理解できてなかったな。







俺はとある一室に連れてこられた。


「よ、良し!これで首輪は外れた。…しかしお前すごいなぁ10億って。下手したら大人の女性よりも上だぞ。」


「は、ハァ」




「じゃあちょっと待ってろよ。もうすぐお前の恩人が来るからな。」





この時この人は皮肉を言ったんだと思うがまさかそれが本当になるとは思っても見なかったな。



この時俺はどんな人が来るかドキドキしていたな。





扉のノックが聞こえた。


「こちらでございます。本日はお買い上げありがとうございます。…では私はこれで。以後お贔屓に。」




そのひとはスーツ姿のアメリカ人だった…。



これが僕とアレックスさんの初めての出会いだった。



「お前の名前はなんだ?」


「ひ、ヒロト…井上ヒロトです!」




「そうか。…俺はアレックス。ただのエージェントだ」






「え、エージェント?」




「あぁ。スパイみたいなものさ。」


「な、何で僕をあんな値段で買ったんですか?」



「それは頭の良さもあるが、1番はお前の目と雰囲気だ。」


「目と雰囲気?」



「普通の奴隷は虚ろな目か死んだ目をしているが、お前の目はまだ諦めていないと思わせる、そんな強い目をしていた。雰囲気は…昔の俺にそっくりだからな。」


そんな凄いものじゃあないですけど…と当時の俺は思っていたが。僕は実際才能があった…。アレックスさんはもうこの時点で俺の才能を見抜いたって思うとやっぱすごいと思う。






「お前を俺の後継者にするために…お前を世界最高のエージェントにするためにお前を買った…。」


「せ、世界最高のエージェント….。」


「そうだ。では今からアメリカに行く。そしてエージェントとしての鍛錬と仕事を行う。10億円分しっかりと働いてもらうぞ。」





それから俺は地獄というのを知った。







6歳にも関わらず毎日4時に起きて山を登り、海を渡り、ひたすら筋トレをするそんな毎日を7歳になるまで続けた…。


7歳になり1年間のテストと言われエベレストを1人で登らされた。しかも2日で登りきるという条件つきで…。そしてギリギリ合格した。あの時は凄くガムシャラだった。






8歳になり初めての依頼を受けるということであるアレックスさんの組織の登録をして初めての仕事をした。


その仕事の内容はロシアの大臣の抹殺というものだった。いきなり難しくない!?と思ったがアレックスさんの助けもあって簡単に成功した。


その時アレックスさんの顔が凄く驚いている顔をしてると思ったが勘違いだと思う。


依頼達成料ということで初めて大金を見て驚いたのは今でもはっきりと覚えているな。




9歳となりまたテストだと言われアレックスさんと一対一の模擬戦をした。最初勝てそうだと思ったが、なにか不思議な力を使われて手も足も出ずに負けてしまった…。今思えばあの不思議な力というのは俺が今使える異能の1つだと気づいた。


けどアレックスさんが不思議な力を使う前勝てそうだったのは手加減してくれてるだけだよね?なんかアレックスさんの顔があんぐりしていたが…。



10歳になりその異能を覚えた。とても凄い力だった。そして1年でアレックスさんが教えてくれた全ての異能をマスターした。アレックスさんの顔がヤバかったが…。




そして11歳になり自分からテストして下さいと頼んだが何故かしてくれなかった…。アレックスさんはテストがわりにこれから単独で世界を渡り依頼を成功させろと言われた。




初めてアレックスさんと離れ離れになるのでとても悲しかった。けどアレックスが最高のエージェントだと認めてくれてそして母国に帰るまでは泣かないと決めたので全力で泣くのを我慢した。


アレックスさんは俺があの戦争を終わらすまで一言も褒めてくれなくて拗ねたこともあったが今思えば俺のためを思ってのことだと気づいた。



そして俺は16歳になるまで海外を飛び続け1つも失敗することなく依頼を遂行し続けた。


そしてあの戦争を終わらせて今に繋がるというわけか…。

俺の今までの人生は短いようで長かったな。



ちなみに僕の両親は3年前にある組織に殺されたと聞いたよ。…勿論その組織は潰したけどね。






『まもなく日本に着きますのでご準備お願い致します。』


おっともう着いたのか。今の日本がどうなってるか楽しみだな。



『異常事態発生!異常事態発生!正体不明な結界に入ってしまいました。コントロール不能。コントロール不能!ただちに脱出しますのでシートベルトお願いします。パラシュート展開まで3、2、1、発射!!!』





おいおいどうゆうことだよ。世界が反転して…。


せ、せめて荷物だけでも…あの形見だけでも…


あ、やべ


ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ










い、生きてる!?


なんだこの廃墟は?あ、あれはゾ、ゾンビ?ば、場所を衛生地図で確認………なッ!?と、東京!?


こ、これが日本?


「な、なんじゃあこりゃあぁぁぁ!?」

















どうやらこの10年間で日本は終わっていたようです。







いよいよ本編です。すみません、省略したんですけど少し長くなりました。はい、すみません。

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