ハジマリ
僕は人生っと言う、なの「籠」に囚われている
籠の外へは羽ばたけない、そう 籠ノ鳥と同じ様に
今日も、安全で窮屈で退屈な何もない世界を今日も籠から眺めていることしか出来ない
そう思っていた。
籠と言う概念までも壊してくれた
貴方はとても眩しく思えた
この人となら自分は何処だって行ける気がした
そんな彼女に出会ったのは
一面に真っ白な雪が降った、冬の朝に俺は学校の支度をしていた
支度を終わり、家から出ると家の前の道が凍結していたので、俺は気を付けながら学校へ向かった
しばらく、歩いていると、後方から「どいて‼︎」と
大きな声が聞こえてきた、声に驚き振り向くと
道が滑っていたので俺と衝突した
俺は顔を上げると、そこには同じ制服を着てはいる女子だったが
見たことのない人だった
しかし、そうこうしてるうちにホールルームまで残り僅かだと気づく、俺 学校まで必死に駆けた
教室に入り席に着いた途端に予鈴のチャイムが鳴った
俺は道で会ったあの子の事を思い出す
「間に合っただろうか」と
先生が扉を開け、クラスに入ってくる
先生が口を開けこう言い放った「今日は転校生が来てる、仲良くな」と突然告げた
クラスに一気に驚きが広まっていく
転校生が来るなんて誰も知らなかったからである
先生が転校生に入るように促す
すると、扉が開き、1人の女子がトントンと軽快な足音をたて中に入ってくる
しかし、俺はその女子に見覚えがあった
彼女は教卓まで行き、自己紹介をした
俺には確信があった
「今朝の衝突してから彼女だった」
彼女は口を開け自己紹介をした
「私は時山 桜 ・ときやま さくらと言い両親の仕事の都合でこの街に引っ越してきましたので何もわからないですが宜しくお願い致します」と彼女は言った
先生が空いてる席に座るように時山を促す
その空いてる
席が俺の席の左側の一番後ろの窓側がった
俺は彼女に自己紹介をした
「俺は猫川 照