第2師団入隊
やっと本編開始です。入隊まで時間がかかりましたが、これからバトル等も始まってきます。
「え?俺が第二師団にですか?」
突然アレルナから第二師団に参加しないかと言われた。現在アレルナの厚意でアレルナ邸に住まわせてもらっているが、それもいつまでかわからない。独り立ちするにしても、手に職を持たないサラリーマンだった俺が、この世界でそう簡単に生活できるわけがない。
ということで、ここは承諾するべきなのだが・・・
「そんなに今日の練習と以前のドラゴン討伐が高評価につながったということなんですかね?そうじゃないとどこの馬の骨ともしれない俺を招くなんて、変じゃないですか。」
「まあそういうことだ。今回の魔塔制圧戦で第2師団の戦力は激減してしまった。このままでは国の威信にかかわる。だから、貴殿に入ってもらって失われた戦力を回復したいのだよ。」
「俺戦闘経験とか皆無なんですけど、大丈夫ですか?」
「問題ない。そこはこれからびしばしと鍛えるからな。」
「・・・わかりました。その提案受けたいと思います。これからもよろしくお願いします。アレルナさん。いや様かな。」
「今まで通り、さんでいいよ。入隊式が明日行う予定だから覚悟しておけよ。それと、明日までに自分の名前を考えておけ。いまだに名前がないというのは、形式的にも、私としても面倒くさいからな。」
「了解です。あとこのままアレルナさんの邸宅に住まわせていただければと思うんですけど・・・」
「そちらも問題なしだ。他に気になることはないかな。なければ契約成立だ。」
「ちなみに給料とかってどうなっているんですか?」
ここはサラリーマンとして気にしとかないと。
「ミリア王国の栄えある第2師団所属だ。まったく気にする必要はないよ。」
こうして俺のミリア王国第2師団入隊が決まったのであった。