僕と俺と盗賊
後半は、一応 レシア目線?です
いや、確かに次の村は近いと思う。
この山を1つ越えれば すぐなのだから。
だが、この山は 急な坂道があるし モンスターも出る。
結構、体力のない人と戦うのが嫌いな人は嫌な 山である。
つまり、僕にとっては 嫌な山だ。
レシア「あとちょっとで坂は終わるわよ」
ラネ「やったー!下り坂だー!」
ライ「やったー!下り坂だー! って急に走るなよ!?」
バン「………………」
みんな、元気だなー。
カルテ「はぁ、 はぁ」
レシア「カルテ、後ろ!」
レシアは僕の後ろを見て、言った。
リュック かな?
お金とか食料とか色々、入ってるもんな。
カルテ「大丈夫だよ。そんな重くない」
レシア「そうじゃなくて!」
ガオッ
途端に後ろからライオンの声が聞こえた。
ドサッ
後ろから、ライオンが襲いかかり 僕に乗っかる。
僕は、地面に倒れてしまう。
?「ストップ! シュガー!」
少年が僕の真後ろの木からジャンプし、僕の
リュックを奪い取る。
ラミー「俺の名前は、ラミー・トロ 様だ!」
レシア「盗賊? そのリュックを返して貰えないかしら?」
ラミー「ふん!無理だね!」
ガウッ ドサッ
ラミー「なっ! シュガー!?」
シュガーという、ライオンの額から血が出ている。
カルテ「この俺に、喧嘩を売るからだ。」
レシア「カルテ?」
ラネ「なんか、カルテじゃなーい!」
ライ「なんか、カルテじゃなーい!」
バン「…………」アワアワ
カルテ「いいから、そのリュックを返せ!クソガキ!」
みんなが、困惑している中 カルテは今にも人を殺しそうだ。
ラミー「な、なんだと!!俺はーー」
カルテ「もう一度、言う。 いいか。 か、え、せ!」
ラミー「ひっ! は、はい! 行くぞ!シュガー!」
ラミーは、リュックを投げ飛ばしシュガーに乗って どこかに行ってしまった。
レシア「えっと。 カルテ?」
カルテ「このリュック誰の? ていうか、お前ら誰だよ」
ラネ「忘れちゃったの?」
ライ「忘れちゃったの?」
みんなが、動揺している中 バンは紙にサラサラと字を書いて見せた。
バン「二重人格者?」
なるほど!それは納得できる。
カルテ「あ? 何言ってーーうっ」
レシア「カルテ!?」
ドサッ
カルテは地面に倒れた。
やっと、カルテの呪いが…。