表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と俺と呪いと  作者: 月影 ゆかり
3/8

僕と君と仲間

喧嘩している所を見るとすぐ近くのお店で商人と客が争っていた。


レシア「どうかしたのかしら?」


レシアは笑顔で2人に聞いている。


「こいつ、俺が買ってやろうってのに なーんにも、喋べらねぇんだ!」

客は、今にも殴りにかかりそうだ。


?「……………」アワアワ


商人の方は確かに何も喋べらず、ただアワアワと慌てている。


これも、呪いなのか?


いや、でも病気とかかもしれない。


でも ひとまずは止めなければ!


カルテ「お客さん、多分 この人病気で喋べられないんだと思います」


「病気? なんだ、そうだったのか!なら、言ってくれれば。 て言えないんだったな!

ははは、ごめんな!」


よかった。お客さんが良い人で。


結局、お客さんは無事買い物をし帰って行った。


ラネ「ねぇ、君も呪われてるの?」

ライ「ねぇ、君も呪われてるの? って失礼だよ!」


?「………………」パクパク


商人は口をパクパクさせて、必死で何かを喋ろうとしている。


レシア「紙とかがあればいいんだけど」


?「……………!」


商人は売り物の紙とぺんを取りサラサラと書いて僕達に見せる。


?「さっきはありがとう! 双子の言う通り、呪いです」


カルテ「大変だな。 僕達は呪いを解くために旅をしてます! カルテです!」

やっぱり、呪われてる人が多ければ多いほど心強い感じがする。


レシア「私はレシア。 呪われてないけど旅をしてるわ」


ラネ「双子の妹、ラネでーす!」

ライ「双子の兄、ライでーす! はぁ」


商人はサラサラとまた文字を書き始める。


バン「俺の名前はバン 俺も旅をしたい」

少し、照れ臭そうだ。


ラネ「私もー!」

ライ「僕もー! い、いいですか?」


一気に3人も仲間が増えた!!


カルテ「もちろん!」


レシア「私もよ。 でも、ちょっとお金に困ってて。」


あ、忘れていた!1000ゴルドで5人はキツい。


バン「これを売ればいい。」


バンが紙を見せながら今まで自分が売っていた物を指差す。


レシア「いいのかしら?」


バンは、こくこくと頷いている。


レシア「あと!武器がない人は持っておいた方がいいんじゃないかしら?」


カルテ「そ、そうだね」


ラネ「私達、回復魔法だけど いい?」

ライ「僕達、回復魔法だけど いい?」


レシア「いいわよ。逆に助かるし」


ラネとライは嬉しそうにぴょこぴょこ跳ねている。


バンは笑顔でハンマーを片手で持っている。


カルテ「ハ、ハンマー!? ち、力持ちですね」


案外、楽しく旅が出来そうだ。




売り物もすぐに完売になった。


きっと、レシアとラネとライのおかげだろう。

美人と可愛い双子…。


客もたくさん来るだろう。


バンも嬉しそうに売っていたし。


僕はなんもしてない…。


接客とか、やったけど役に立てただろうか。


レシア「まだ、午後だし 次の村も結構近いから夜には着くと思うわ」


カルテ「準備が終わり次第行こうか。」


ラネ「えー! もう行こう!」

ライ「えー! もう行こう! みんなが良ければ!」


バンはちゃんと紙をたくさん持って、グッドをしている。


レシア「私もOK!」


カルテ「じゃ、じゃあ 行こうか!」


ラネ「うん!」

ライ「うん!」


また、旅の再開だ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ