8/9
OUTline of 『other side』
世界は異形の存在に蝕まれていた。
対抗できるのは、力の適応者のみ。
図らずも適応者として選ばれた三人の少年は、己を引き換えに友を巻き込まないことを選ぶ。
しかし、あることに固執した研究者は彼ら三人を“世界の物語”へと絡めとった。
彼の長年描き続けていた計画は、この“物語”をもって完成する。
この“物語”は、幾つかの“物語”の、バッドエンドの先にある“物語”。
しかし、バッドエンドを迎えた“物語”が、ハッピーエンドを迎えるために必ず通らなければならない“物語”。
“世界”はこの“物語”を通して、終幕へと至る。