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OUTline of 『oblivion sword』
運命とは残酷である。自らが望まない世界であっても世界はそれを強要し、望まないものを与え続ける。
一本の剣を手にしてしまった少年は、残酷な運命へと足を踏み入れてしまった。それは消失と裏切りの、絶望しか得ることができない悲しみと悔しさに満ちた運命。
運命は少年に絶望と共に“愛”を与えた。剣を手にしていなかったら得ることができなかった大切な存在。それこそ“運命”の出会い。
彼はすべてを奪われても諦めることをしなかった。愛した者との約束を、そして、その者を守るために……。
だからこそ、この物語はここに存在する。
これは、運命を“廻る”愛の物語。