2/9
OUTline of 『七つの罪と七つの剣』
管理者の存在しないこの“世界”は、他の世界から何かが干渉してきてもおかしくない。だが、ここは“特別”だからそんなに頻度が高いわけでもない。しかし、来ないと断言できるわけでもない。
普段なら世界から消滅するはずだった七つの魂は、“地獄”という世界から現れた存在によってゲーム盤の上に拉致された。それは無慈悲なゲーム。悪魔たちの退屈を紛らわすだけのお遊び。そんな世界で彼らは弄ばされることとなる。希望に縋る気持ちを踏み躙られながら。
そして、ゲームの最中、“とある人物”の持つ思惑はゆっくりと進行していく。誰もがその人物の手の平の上で踊らされていることを知らずに。
七つの魂は自らの犯した罪を償うことができるのか。