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Silver Arrow  作者: 頭痛
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『矢』と『牙』が出会うとき

地名と人名は架空です。

言語は主に英語、ラテン語、日本語を使用しています。

始めてで、まだ仕組みが理解出来てない事があるので何かしら変な所があったら言っていただけると幸いです。

『Hey!! FANG 1!!

Where do you go!? Answer!! FANG 1!! (おい!FANG1!どこに行く!?応答しろ!FANG1!)』


私は、

「I'm tired of you listen to radio!! (貴様の無線は聴き飽きた!)」

飽きてはいなかった。が、そう叫んで、あの人を追い続けた。





私は、1機の『矢』を追いかけた。


追い続けた。






西暦2089年


「どうだい?新しいのイスの座り心地は?」


もちろん、彼からは返答が無い。

彼は物凄く無口。

初めて会った時からそうだ。


「ロナルディー少佐、彼って本当に無口ですよねー。」


「あんまり言うな?無線で筒抜けだぞ。その前にもう慣れただろ。」


彼女はオペレーターの『ホーラン・パーシー』。

父親の友人の孫だ。


「アロー、先程言ったが、もう一回確認だ。

今日はその新しい機体の『ha-21 SHOTEL』のテストだ。

何かあったら、直ぐに基地に戻ってくれ。

今から15分後に無人戦闘機を飛ばす。それまで操作の練習をしといてくれ。

前の機体より少し複雑になったからな。」


「そういえば少佐、あの話聞かせてくださいよ!

いつも続きはまた今度って言って聞かせてくれないじゃないですか。

15分あれば話せますよね?」


「ああ...、そうだったな。

どこからだっけ?」


「あれですよ、逃げるところです。」


「そうか、全く、若者の記憶力は恐ろしいよ。

では、話すぞ



えーとな、あの日は晴れていた。

私はあの日に彼と出会った。

偶然、同じ作戦に参加していた。」



『FANG Squadron,

go to the top of the Lake Frigus and

attack the ground troop of the city area. (ファング隊、フリガス湖の上へ行き、市街地の地上部隊を攻撃しろ。)』


「Will comply. (了解しました。)」


無線が終わってちょうどその頃、奴が追い抜いて行ったんだ。

後ろから、太陽に反射して物凄く光った機体が。


『FANG Squadron,

go to the top of the Lake Frigus and

attack the ground troop of the city area. (ファング隊、フリガス湖の上へ行き、市街地の地上部隊を攻撃しろ。)』


「Will comply. (了解しました。)」


無線が終わってちょうどその頃、奴が追い抜いて行ったんだ。

後ろから、太陽に反射して物凄く光った機体が。

チラッと見えたんだが垂直尾翼の外側には弓矢のエンブレムがあった。

自分が乗っていた単座仕様のMiG-35でも、追いつかなかった。

そん時だ、彼と会ったのは。

私は何か彼に何かを感じたんだ。

すると、私は突然嫌になったんだ。

父親の命令を聞き続ける事が。

父親は私を子供とは思っていなかっただろう。たかが、戦争の道具、ぐらいにしか思ってなかったと思う。


昔の観光名所だったフリガス湖についた時には彼は戦っていた。

既にね。

もう、10分もしないうちに終わったんだ。

そして、戻ろうとした時に無線が入った。彼からだ。


『Come with me. (俺と来い。)』


気がつくと私は彼の後ろにいた。

フルスロットルでな、着いて行った。


本部はかなり焦っていたなぁ。

懐かしいよ、無線の向こう側で怒鳴られている声とかが丸聞こえで面白かった。


『Hey!! FANG 1!!

Where do you go!? Answer!! FANG 1!! (おい!FANG1!どこに行く!?応答しろ!FANG1!)』


あっちにとってはまさかの出来事だもんな。

まあ、でも後悔はしていない。

こうして、彼と満足した生活を送れているからね。


「I'm tired of you listen to radio!! (貴様の無線は聴き飽きた!)」


私はそう吐き捨てた。


しばらく追うと彼が着陸体制に入った。

そして、2人とも着陸した。

今私達がいるここ、『カルヴァス島』に。

着いた時は燃料タンクはスッカラカンだった。


「おっと、もうあれを離陸させなければな。もう終わり。

この話自体、完結しました。」


「えー、何か微妙ですね。」


「しょうがないだろ。ほら、仕事だ仕事。

アロー、今から離陸させるからな。

5機だ、早めに終わらせてくれよ。」

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